エース髙木良磨選手が5得点の大爆発。一身田が大勝で全国切符！

一身田FCスポーツ少年団　6－1　ヴィゴラスSC

三重県決勝は、一身田FCスポーツ少年団（一身田）とヴィゴラスSCが激突。試合の主役となったのは、一身田のエース・髙木良磨選手でした。
まずは1分、快足を生かしたドリブル突破から左足のミドルシュートを突き刺すと、4分にはドリブルから右足でゴール。さらに5分にも味方のスルーパスを受けて冷静に流し込み、早くもハットトリックを達成します。一身田は前半だけで3点のリードを奪いました。

ハーフタイムに増田竜次監督から「もっと前からチャレンジしよう」と背中を押されたヴィゴラスSCイレブンは、気落ちすることなく後半もアグレッシブに戦います。後半開始後すぐに佐藤駿介選手の鮮やかな直接FKで1点を返すと、流れはヴィゴラスSCに傾きつつありました。

それでも一身田は受け身になりませんでした。22分に岸和田航明選手のゴールで再び突き放し、直後にもドリブルを仕掛けた髙木選手が相手ともつれながら自身4点目をマーク。髙木選手はこのプレーで負傷してしまいましたが、治療を終えたアディショナルタイムには再びピッチに戻る気迫を見せ、そして5点目のゴールも奪います。GKも前線に上げて点を取りにいったヴィゴラスSCのCKをカウンターにつなげ、無人のゴールへと独走。1試合で5ゴールを挙げたエースの爆発もあり、攻撃サッカーを続けた一身田が、全国大会の切符を手にしました。

監督・選手コメント

横内優 監督（一身田FCスポーツ少年団）
予選から優勝を取りにいきたいと思って戦いました。新人戦の2位という結果が悔しかったので、この大会ではどうしても勝ちたいと思っていました。テーマの1つが攻撃サッカー。うちには髙木良磨選手がいるので、彼を中心にして、とにかくシュートを打とうと。
髙木良磨選手は一度ケガでピッチを出ましたが、一番活躍していた選手ですし、最後のピッチに立たせてあげたいと思ってもう一度出しました。そうしたら、もう1点取ってくれました。彼はスピードがあるだけでなく、右でも左でも蹴ることができます。このチームだけで満足せず、県代表とか東海代表とか、日本代表も狙ってほしいです。Jリーグのアカデミーに入るとか、将来に向かって伸びていってほしい逸材です。

細川拓夢 選手（一身田FCスポーツ少年団　キャプテン）
楽しかったです。緊張はしましたが、全力でやったし、やりたいサッカーもできました。キャプテンとして心がけたことは、できるだけ声を出すこと、声を出してみんなをまとめること。1点を返されて悔しかったけど、みんながすぐに点を取ってくれて安心しました。今日は前半はすごく緊張しましたが、後半からみんなが力を合わせて自分たちのペースになり、そこから緊張することはありませんでした。目標は全国1位。全国でもパスを回して、みんなで力を合わせて勝ち進んでいきたいです。

髙木良磨 選手（一身田FCスポーツ少年団）
みんなが頑張って取れた優勝です。金メダルをもらえたことも、決勝で5得点できたこともうれしいです。決勝は最後だから思い切りやろうと思いました。ちょっと緊張しましたが、持ち味のスピードや自分のプレーは出せたと思います。全国でも1位になりたいです。そのために、もっとドリブルでゴールできるような選手になりたいです。

岸和田航明 選手（一身田FCスポーツ少年団）
疲れたけど、楽しかったです。ゴールもアシストもできました。印象に残っているのは準決勝で3点もリードしていたのに2点決められて追い上げられてしまったので、もっと決められるところを決められたらよかったなと思います。全国でも優勝したい、少なくともトップ3には入りたいです。憧れの選手は遠藤保仁さん。パスがうまい選手になりたいです。

出口響 選手（一身田FCスポーツ少年団）
今日は１試合目の準々決勝では緊張して、あまり良い試合ができませんでした。でもそこで勝てたので落ち着き、次からは良い試合ができました。好きな選手はブラジル代表のダビド・ルイス選手です。僕は守りの選手。決勝で失点したのが悔しかったので、全国大会ではしっかり守り、ベスト3まで行きたいです。

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  準優勝：スポーツクラブ三重VAMOS

決勝トーナメント