ナショナルトレセン
トレセン認定制度
1.目的
全国各地で実施されているトレセン活動の更なる質の向上を目指し、一定の基準を満たしたトレセンに対しJFAトレセン認定(以下「認定」という。)を付与することにより、管轄するサッカー協会による漏れのない選手の発掘・育成、認定された指導者を通じてのレベルの底上げとJFAの方向性・指針の発信、プレー環境の安心安全を高めることを目的とする。
2.トレセン拠点認定
基準
- ①上位トレセン(ブロック/地区<都道府県<地域<ナショナル)へ選手が選考される仕組みがあること。
- ②認定された指導者(チーフコーチ及びコーチ・GKコーチ)が選手選考に関わり、直接指導していること。
- ③指導するスタッフがJFAの定めるステージ毎の「指導者ライセンス対象基準」を満たしていること。
- ④選手数と指導者数が適性であること。
・U-12:選手10名に対し、指導者1名以上配置。
※追加でGKコーチがつくことが望ましい
・U-14:選手16名に対し、指導者1名以上、GKコーチ1名が必須。
・女子U-15:選手16名に対し、指導者1名以上、GKコーチ1名が必須。
・U-16/U-17:選手22名に対し、指導者1名以上、GKコーチ1名が必須。 - ⑤活動における「安全・安心対策」が施されていること。
3.トレセン指導者認定
- (1) 対象
主催するサッカー協会の管理下のもと実施されているトレセンの指導者を認定の対象とする。 - (2) 基準
①JFA公認指導者ライセンスの保有者であり、JFAの指導指針を理解し伝達できる者。
②管轄するサッカー協会の技術委員会が下記の条件を満たす者を認定する。
・各都道府県サッカー協会の推薦を受け、指定したトレセンコーチ研修会を受講できる者。
・将来性のある選手を発掘、育成する観点で選手選考できる者。
・JFA安全・安心対策の下、適切に指導ができる者。
・所属の都道府県サッカー協会と連携を取り、運営・実行できる者。
③活動における「安全・安心対策」が施されていること。
4.JFAトレセン指導者/ライセンス対象基準
JFAトレセン認定事業の現場で関わるスタッフは、下記の指導者ライセンスを保有すること
JFAトレセン認定制度 ライセンス対象基準
区分 | 対象 | 指導者 | カテゴリー | 内容 | 申請 ・報告 |
管轄 (承認) |
現状の 対象事業 |
||||
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U-12 | U-14 | U-15 (女子 のみ) |
U-16 | U-17 | |||||||
ステ ージ 1 |
ナショナル トレセン |
チーフ | A級 | A級 | JFAが 主体的に実施 対象:全国 |
JFA | ・ナショナルトレセンU-14(前・後期) | ||||
エリートユースA | エリートユースA | ・ナショナルトレセン女子U-14 | |||||||||
コーチ | A級U-15 | A級U-15 | |||||||||
ユースB | ユースB | ||||||||||
GK チーフ |
GK-レベル3 | GK-レベル3 | |||||||||
GK コーチ |
GK-レベル2 | GK-レベル2 | |||||||||
ステ ージ 2 |
地域 トレセン |
チーフ コーチ |
A級 | A級 | A級 | A級 | A級 | 地域協会が 主体的に実施 対象:9地域 |
地域FA | JFA | ・ナショナルトレセンU-12 |
エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | ・ナショナルトレセンU-13(前期) | ||||||
A級U-12 | A級U-15 | A級U-15 | ・地域女子トレセン | ||||||||
ユースB | ユースB | ユースB | |||||||||
コーチ | A級 | A級 | A級 | A級 | A級 | ||||||
エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | |||||||
A級U-12 | A級U-15 | A級U-15 | |||||||||
ユースB | ユースB | ユースB | |||||||||
GK コーチ |
GK-レベル1 | GK-レベル2 | GK-レベル2 | GK-レベル2 | GK-レベル2 | ||||||
ステ ージ 3 |
都道府県 トレセン |
チーフ コーチ |
A級 | A級 | A級 | A級 | A級 | 都道府県協会 もしくは、 Jクラブが 主体的に実施 対象:都道府県 |
都道府県FA | 地域FA | ・都道府県トレセン |
エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | エリートユースA | ・都道府県女子トレセン | ||||||
A級U-12 | A級U-15 | A級U-15 | |||||||||
ユースB | ユースB | ユースB | |||||||||
コーチ | B級 | B級 | B級 | B級 | B級 | ||||||
GK コーチ |
GK-レベル1 | GK-レベル1 | GK-レベル1 | GK-レベル1 | GK-レベル1 | ||||||
ステ ージ 4 |
ブロック/ 地区 トレセン |
チーフ コーチ |
B級 | B級 | B級 | B級 | B級 | 都道府県協会が 主体的に実施 対象: 都道府県下の ブロック (市町村郡) |
ブロック/地域担当 | 都道府県FA | ・ブロックトレセン |
コーチ | B級 | B級 | B級 | B級 | B級 | ・地区トレセン | |||||
GK コーチ |
C級 | C級 | C級 | C級 | C級 | ・ブロック女子トレセン |
※表記されていないカテゴリーについては、上位の年齢カテゴリーの基準に準ずる。
5.申請
都道府県トレセンの申込ページへ
ブロック/地区トレセンの申込ページへ
申請時必要情報①「ファーストエイドキット」
申請時必要情報②「トレセンコーチの心得」
6.認定
- ①上位サッカー協会技術委員会は、申請書をもとに審査を行い、認定基準に達していると認める時、これを認定する。
認定するか否かは、認定基準を満たしているもののうち、認定制度の目的を踏まえて、認定を行う上位サッカー協会の裁量により決定する。
申請が認定基準に適合しないと判断した場合は、その旨を通知し、必要に応じて指導スタッフへのヒアリング、活動視察を行う場合がある。 - ②地域トレセン及び都道府県トレセンは、当該地域及び都道府県に原則一箇所とする。
- ③名称の統一
【拠点】
認定された拠点は『JFAトレセン/(地域or都道府県)』+『(個別名称)』を正式名称として統一し使用しなければならない。
(例:ステージ1 JFAナショナルトレセンU-12 (JFAナショナルトレセン女子U-14))
(例:ステージ2 JFAトレセン関東U-12 (JFAトレセン関東女子U-15))
(例:ステージ3 JFAトレセン東京U-12 (JFAトレセン東京女子U-15))
(例:ステージ4 JFAトレセン東京U-12文京 (JFAトレセン東京女子U-15文京))
【指導者】
認定された指導者は『拠点名称』+『チーフコーチorコーチorGKコーチ』が使用できる。
(例:JFAトレセン東京U-12文京 (チーフコーチJFAトレセン東京女子U-15文京チーフコーチ)) - ④都道府県サッカー協会がブロック/地区トレセン及び都道府県トレセンの拠点を、地域サッカー協会が地域トレセンの拠点を、JFAがナショナルトレセンをそれぞれ管理するものとする。
- ⑤前記に記載する当該拠点を管轄するサッカー協会が、それぞれ拠点の活動計画・活動報告を十分に把握・管理できる連絡体制を有していること。
7. 報告
認定拠点は以下に活動計画書・活動報告書 (様式1または様式2)を提出すること。
①当該拠点を管轄するサッカー協会
②JFA技術部(トレセン認定制度WEBページ掲載用)
送付先:tracen_cert@jfa.or.jp
活動計画書・報告書(様式1)
活動計画書・報告書(様式2)
8. 認定期間
- ①認定の有効期間は、認定を受けた日の翌々年度末(3月末)までとする。
例) 2017年度に認定されたトレセン拠点の認定期間は2020年3月31日まで - ②認定の有効期限終了後も更新を希望する場合は申請ページより更新お手続きください。
JFA内での管轄
強化育成部
〒261-0022 千葉県千葉市美浜区美浜11 高円宮記念JFA夢フィールド
TEL:03-3830-1810 FAX:043-271-1511