JFAアカデミー
フィロソフィー/目的
”常に(どんなときでも、日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間を育成する。”
日本サッカー協会では、2005年1月1日に、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念を実現するために、『JFA2005年宣言』を行いました。その中で2050年までには日本でのFIFAワールドカップの開催と優勝という明確な目標『JFA の約束2050』を掲げました。また、その目標に向けて2030年までに達成すべき新たな目標として、2030年にはサッカーファミリーが800万人に、FIFAワールドカップに出場し続けてベスト4に、これらを達成するために世界でトップ3 の組織になるという『JFAの目標2030』を設定しました。
私たちは、現代の日本であまり使用されることのない「エリート」という言葉を使っています。「エリート」という言葉は日本の中では抵抗感が強く、根付いて来なかった概念であり、誤解を招きやすい面がありますが、本来の意味を重視し、敢えて使用しています。本来、「エリート」とは特権階級を指すものではなく、社会の各分野でのリーダーであり、むしろ先頭に立って闘いに行く存在、社会に対する責任を果たす存在を指すものなのです。私たちはサッカー界で、真の意味でのエリートとなる人材を育てたいと思っています。それがサッカーの場面でも必要とされる判断力やリーダーシップの向上に大いにプラスになると考えていますし、また、サッカー界あるいはそれを越えた社会で将来的にリーダーとなりうる人材を育成したいと考えています。リーダー不在、判断力不足は、現代の日本社会の大きな社会問題であるとも言えます。
サッカーという競技の特徴を把握した上で、子どもの発育発達の特徴を研究し、「長期的視野に立った育成」という観点から、それぞれの年代の特徴に最適な環境・指導を与えることが重要です。子どもは小さな大人ではなく、年齢に比例して一直線に成長していくわけでもありません。それぞれの年代にやるべきことをやって最終的な成長へと導いていくことが重要です。これは日本サッカー協会の育成の非常に大きなテーマです。
JFAアカデミーでは「世界トップ10を目指した個の育成」「世界基準を日常に」をキーワードとし、あくまでも個の育成を目的とします。ロジング形式による中高一貫教育により、能力の高い者に良い指導、良い環境を与え、長期的視野に立ち、集中的に育成しています。
また、サッカーはもちろん、人間的な面の教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材、JFAのフィロソフィーでもある、常に(どんなときでも、日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成を目的とします。才能を持つだけでは、必ずしも開花するとは限りません。才能を持つ者に良い環境を与え、本人の努力を伴わせることにより、世界に通用する選手を育成します。「世界基準」で日本をリードし、サッカーのみならず、広くスポーツ界、社会全体に発信できる、トータルなリーダーシップをそなえた人材の育成を目指しています。
目的
”世界基準の個の育成”
「世界基準」をキーワードとし、個の育成を目的とします。
ロジング形式による教育により、能力の高い者に良い指導、良い環境を与え、長期的視野立ち、集中的に育成します。
また、サッカーはもちろん、人間的な面の教育も重視し、社会をリードしていけるシンの世界基準の人材、常に(どんなときでも、日本でも海外でも)ポジティプな態度で何事にも臨み、自身に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成を目的とします。
トレーニングコンセプト
個性を輝かせるための基本となるテクニックの質を高め、サッカーの原理原則を理解するとともに習慣化、さらには仲間との関わりの質を高めて行きます。長期一貫指導の中で、年代に即した育成を途切れなく徹底していきます。
育成年代で獲得すべきこと
テクニック・判断力・持久力の向上・動きながらの技術・動きの習慣化・観る・判断する