こども宅食プロジェクトへの協力
文京区「こども宅食」へのサポート
日本の子どもの、7人に1人が、「貧困状態」にあると言われています。 そんな環境下に置かれた子ども達は、「友達と遊びに行かない」「部活には入らない」「大学には行けない」と、少しずつ、夢を諦めていくのかもしれません。
保護者もまた、「子どもの夢を、応援できなかった」と自分を責めるのかもしれません。
このような現実を受け止め、日本サッカー協会(JFA)の拠点がある地元自治体;文京区では、「こども宅食プロジェクト」を平成29年度からスタートさせています。
こども宅食では、文京区がNPO団体等と協力して、区内に住む生活の厳しい子どもの家に、定期的に食品を届けています。ただし、食品を届けることだけが目的ではありません。食品配達をきっかけに、気軽に相談ができる関係をつくって、孤立しがちな家庭を必要なサービスにつないでいくことを目的としています。
こども宅食の仕組み
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STEP 1
寄付や食品を集める
こども宅食の運営資金は「ふるさと納税」で、お届けする食品は主に企業による提供で賄っています。
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STEP2
LINEから寄付
書類を書いたり、窓口を訪れる必要はありません。必要なのはスマホとLINEだけ。忙しい親御さんに優しい仕組みにしました。
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STEP3
みんなで食品を届ける
食品パッケージはボランティアの力でつくります。食品を配達するココネットは、見守り事業の実績があるので安心です。
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STEP4
サポートにつなげる
食品を届けた後も、LINEを活用して相談を受け付けます。生活に役立つ情報の提供や、様々なサポートへつなげていきます。
こども宅食は、ふるさと納税制度を活用して資金を集め、運営しています。文京区では返礼品を用意せず、集まったご寄附全てを事業推進に活用しており、返礼品競争の過熱をはじめとした問題にも一石を投じています。
また、こども宅食の運営は、立場の異なる組織(行政、企業、NPO、財団など)が、組織の壁を越えて互いの強みを出し合うコレクティブ・インパクトを用いて、子どもの貧困問題の解決を目指しています。そして、文京区での小さな成功事例が、新たな“子どもの貧困対策”として全国に広がっていくよう、情報を発信していきます。これらを通じて全国からの集まった寄附(ふるさと納税)を全国に還元していきます。
JFAがこども宅食をサポートする目的
子どもたちの未来と夢を応援できるよう、こども宅食の活動をサポートすることで、地域社会や次世代の人材育成に貢献していきます。また、サッカー・スポーツを「楽しむ」大前提として、衣食住が最低限確保されていることが必要であり、JFAもその大切な取り組みを応援していきたいと考えています。
JFAの協力内容
・配送する物品の寄附
・職員ボランティアの派遣
・こども宅食の活動を広げていくための、アンバサダー派遣。
こども宅食とは
文京区とNPO団体等で展開する「経済的に厳しい子育て世帯(文京区在住者)」に食品を届ける取り組み。食品を届けることをきっかけにして家庭を見守り、必要に応じて、適切なサポートにつなげていくことを目的としている。