JFAスポーツマネージャーズカレッジ
修了生はこう言ってます!
日本全国に本講座360名、サテライト講座2,500名の修了生がいます。修了生にSMCのことを話してもらいました。
前川 敬介 さん(2011年度大阪府サテライト講座修了)
僕は、今、中学校の保健体育の教師をしています。
小学校から24歳までサッカーをしていました。高校はセレッソ大阪、大学は大阪学院大学でした。
卒業後、Jリーグには行けず、一般企業にサッカーで入社しましたが、早々に現役を引退し、教員になりました。
子供たちに、今まで自分が経験してきたことを教えたいと思いました。まだ教員1年目ですがサッカー部をみています。
今回の講座で、フットサルコートを仲間と一緒に経営していきたいっていう10年後のビジョンを作りました。
自分のクラブやスクールを持って、指導していきたいです。
実は、既に実家がフットサルコートを経営していますが、そんなにうまくはいってはいません。10年後も簡単にはいかないでしょうが、やりたいことが明確になりました。
学校の先生として働き始めてからもまだ、たった1年ですけど、それまでは、サッカーしか知らなくて。
今回、この講座を受けて、今まで自分が見てきた世界とは、全然違う世界や考え方を他の人と共有できたことはすごく勉強になりました。すごく楽しかったです。自分自身、人としての幅が広がった気がします。
教員の資格を取りに行きだしたころから感じていたんですけど、今まで自分がやってきたことは、すごく小さな一部分でした。
これからもいっぱい勉強していかなあかんなって思ってます。
大仲 美紀 さん(2011年度大阪府サテライト講座修了)
大学サッカーを盛り上げるっていう夢を4年間の最後の年に叶えたいなと思って受講しました。
これまでも、どうすればいいのか、悩みながらいろいろ実践してきました。
SMCを受講してみて、まだまだ細かいところまでは考えきれてないことがわかり、もう一度、一から考える機会になりました。
また、他のおとなの方たちの意見を聞くことで、自分の視野も広がったと思います。
他の受講生の方たちの夢やビジョンが大きかったんで、すごいなって、感じました。
やっぱり、夢を追っている人は輝いてますね。
今、3回生ですが大学卒業後のことは、まだ具体的に何も考えてなくて。
でも、スポーツと関われるところに就職したいなって漠然と思っています。
もし無理なら、今もいろいろな社会貢献活動をしてるので、海外でサッカーやスポーツの普及活動をしてみたいです。
新本 亜耶乃 さん(2011年度富山県サテライト講座修了)
ゴルフの競技選手として成績を残すためと、所属するゴルフ場の営業、具体的にはゴルフスクールやゴルフ場の入場者数アップなどですが、その両方に役立つと思って受講しました。
講座では、大きく分けると3つのことについてプランを考えました。
まず、ゴルフ場の入場者数を増やすプラン、次に、ゴルフスクールを拡大するプラン。
3つ目は、自分の競技選手としての、成績アップのためのプランです。
受講したことで、今まで頭の中で漠然と考えていたことがはっきりして、再確認できました。
ワークの課題は、最初、抽象的なことが多くて難しく感じましたが、はっきりしない物事を自分自身の意思とか決断力で具体的に定義していくことも大事だ、というアドバイスを講師の方からいただいて。自分にとって課題が大きすぎて、何を答えとして出していいか悩んでいるときにそう言われたのですごく印象に残っています。
おかげで今後の進むべきビジョンがとてもクリアになりました。
安田 量 さん(2011年度富山県サテライト講座修了)
僕は現在、地域の公園を拠点としたスポーツクラブのサッカー部門の指導をしています。日々、指導に追われることが多くて、クラブの方向性だとか今後の展開について向き合う時間がおろそかになっていました。
あらためて自分なりに整理して考えてみたいと。それを地域で共有してクラブの運営を進めていくべきで、それがあっての指導だと思い、今回、SMCを受講しました。
卒業生今回の講座中に僕が考えたクラブのプランは、農林業再生型のスポーツクラブの設立です。スポーツを越えた社会貢献をしていきたいと考えました。スポーツの抱える問題、農林業の抱える問題を相互に補って、そこから新しいライフスタイルの提案や情報発信をして、クラブのブランド価値を高めていき、より多くの地域の方々に支援してもらえるようなクラブを目指したい。
今回のSMCで得られたことは、地域のいろんな問題、各スポーツや農林業の問題を自分なりに整理できたこと。ただ指導に追われている中ではできませんでした。
さらに、その環境で何ができるか。それを10年後または、5年後、今、といったタイムスケジュールで何ができるかを考えられ、今後クラブの運営をしていくうえで、とても有意義なものになりました。
吉田 敦子 さん(2011年度山形県サテライト講座修了)
私は昨年から宮城県協会キッズ委員会のキッズフェスティバル・チーフという仕事を任されています。幅広い年齢層のスタッフと、限られた時間と場所で、計画を立ててキッズフェスティバルを開催しています。
日頃の仕事の中で、人に伝えること、共有することはすごく難しいと感じていました。
今、何をしなきゃいけないのか、全体像と順序立てた説明ができていなかったために、あれもしなくちゃ、これもしなくちゃってことが、次から次へとどんどん出てきて。パニックになったり、失敗が続いたり。
そんなときに、直属の上司から、SMCという講座があって、それを受けると全体像が見えてくるようになるよ、ってお話を頂いて。それで受講することにしました。
最初は、もっと「お勉強」っていうイメージを持っていましたが、絵を描いたり、楽しい手作業や、グループでのワークが多くて、あっという間に時間が経ちました。
また、自分が指導の時にいつも言っている「オープンマインドに」ってことが、実はこの講座でも重要だっていうことに 気づきました。
とにかく、自分の思っていること、やりたいことを表現していかないと作れない内容だったので、「あ、忘れてた」とか、「こんな可能性もあるんじゃない」ってことが、書き出していくことで再発見できました。頭の中もとても整理されましたし、他の受講生からもたくさんのアイデアをいただきました。今後の活動でもとても役に立ちそうです。
また近いうちに企画を作らなくてはいけません。その企画の中で今までとはちょっと違うアイデアが出せそうです。
斉藤 政浩 さん(2011年度山形県サテライト講座修了)
私が所属しているクラブチームの代表が本講座を受講しておりまして、その人に勧められて参加しました。私なんかが本当に受講していいのかなと思いながら。 笑
どんなことをするのか、何も教えられていなくて。とにかくまず、そこに行って、自分で考えて、その物事に対して、自分で突き止めていくんだよと言われました。
今回、SMCを受けたことによって、自分が考えたことを他の人に上手く伝えるための方法を学んで、そこがいちばん勉強になったと思います。ただ自分の頭の中だけで考えていても他の人には伝わらないんですよね。
今までは自分の考えがなかなか周りに伝わらず、浸透せず、何を考えればいいのか、何を伝えればいいのかっていうのが分からずにいました。
それが、講座で、自分の考えをマインドマップや他のフレームワークに書き記していくうちに、伝えるためにはどんな行動をすればいいか、はっきりと見えてきた。
やっぱり、ビジョンを持って、計画をしっかり立てて行いかなきゃいけないというのが分かりました。今後のクラブ運営にすごく役立つと思います。
萩原 孝恵 さん(2011年静岡県サテライト修了)
自分が所属している県体育協会は、ヒトもモノも、特に施設面では割と充実しています。なのに、いろんなしがらみがあって、積極的な経営ができていない。もどかしいなって、ずっと思っていました。
今、置かれている現状でどこまでできるのかを考えるにあたって、その手段を学びたいと思ったことが受講の目的です。サッカー協会さんがやっている講習ですが、お付き合いのある関係者の方にお声をかけていただいたのがきっかけで、受講を決めました。
受講を通して感じたのは、正しい知識とか情報がないと判断ができない。判断ができないと方向性が決まらない。ということです。すごく基本的なことだけどとても難しいことだと思います。
講座の最終日、一番最後の「明日から何をしますか」という問いへの私の答えは、まず、「情報を集めること」。情報を集めることで、現状とか経緯とか、将来とかがわかっていくと思います。それから今回の講座で学んだ考え方を使って計画を作れたら、今思っていることがすっきりするような気がしています。学んだこと、学んで感じたことを忘れないうちに何か形にできたらいいなって思っています。
クーバー・コーチング・サッカースクール藤枝校 スクールマスター
中西 健 さん(2009年度本講座終了(6期生))
8年間、サッカースクールのコーチをしてきて、いろいろなことに行き詰まりを感じていました。もう一度、自分が何をしたいのか、どういう方向に行きたいのか、しっかりと整理したくなり受講しました。
これまでサッカースクールの中だけで指導してきました。子どもたちに対して技術の指導はしっかりできていて、上手くなっているのも、目の前で見て分かっていました。でも本当にそれだけでいいのか、疑問になってきたのです。
自分の目の前で起こっていることしか見えていなくて、すごく視野が狭くなってるんじゃないかなって。これまでやってきたことが、いいことなんだ、素晴らしいことなんだ、と思い込んでいたのですが、そうじゃないかもしれない。もっと広い視野を持って再考したいと思っていました。
SMCを受講してみて、受講する前に感じていたことはまさにその通りだったなと。すごく視野が狭かったことにあらためて気付きました。
ですが、そこから次にどう展開していくかっていうところまでは、まだ見つけられてはいません。何か見つけなきゃいけないこと、何かできるはずだっていうことには気付けているので、アンテナを張りながら日々過ごしています。そう遠くない未来に見つけられると思っています。
今の仕事上のことでいったら、何かアクションを起こすときには、感覚的に動くのではなくて、しっかりリサーチをして、しっかりと根拠をつくってから動く習慣がつきました。本当に役立っています。
これ受講していなかったら、今どうなってたかなと。以前の、狭い視野の自分のままなんだろうなと思うと、ちょっと怖いですね。
掛川JFC事業部長兼事務局
伊部 透 さん(2009年度静岡県サテライト講座修了)
すごく印象が強かったのは、マインドマップです。それから、講座に参加されていた方々と人脈が作れたこと。その2つが特に大きかったです。いろんな形でサッカーに携わっている方々、県のトップの人とかが受講されていたので、とても充実していましたね。
受講中は、すごくモチベーションが上がりました。環境分析だとか、SWOT分析だとか、行動計画や目標管理だとか。全部マインドマップ使いながら、自分の中の夢だったり、目標だったりを言葉にして、具体化していくワークだったので、ずっと、ワクワクした気持ちでいられました。
受講後も、できた人脈を使って、いろんなことで連絡取らせていただいて、情報いただいたりしています。あと、ビジョンやマインドマップからだんだん下ろしていって、期間設定して、行動計画まで作ったじゃないですか。そういうアプローチを意識できるようになったこともよかった点です。
ただ、今は、組織、クラブの中でそれを共有する難しさっていうのも感じています。ひとつには、やっぱり、自分がクラブの代表(トップ)ではないので、ひとりで先走ってしまう訳にもいきません。自分が思い描くものと違うものが当然、代表にもあるわけですし。自分は中間管理職なんで、上の方ともすり合わせないといけないし、下の複数の社員ともすり合わせしなきゃいけない。組織でやってる以上は当然のことだとは思うのですが、組織で共有するための努力がまだまだ必要です。
このインタビューのために僕も、昨日、あらためて受講した資料を全部見直したんですけど、目標に向かって動けてなかったところも見つかったので、もう一度、そこのところを自分なりに明確にしたいなと思いました。
インタビューでいいきっかけをもう一度いただきました。笑
大川 猛 さん(2009年度京都府サテライト講座修了)
一昨年の年末は「気づき」と「発見」の2カ月でした。同志というか「サッカー仲間とのつながり」をあらためて気づかされ、毎回、楽しく、ワクワクしながら参加して、新しい発見がありました。
印象に残っているのはビジョンづくり。サッカーに趣味として関わっている方と、本業にされている方がいたんですけど、それぞれの方がそれぞれの目標設定をされていたので、みなさんの様々な目標設定の仕方を垣間見ることができて、自分自身が目標にたどり着くための道筋をすごくたくさん得られましたね。
私どもはフットサル場を経営していますが、従業員の目標設定や目標管理でもSMCで学んだことがとても役立って良い効果を生んでいます。
若い従業員、 特にサッカーとか、フットサルの現役プレーヤーを多く雇用しているのですが、彼らが、コミュニケーションを取ることの重要性に気づいてくれました。ミーティングは大きく変わりましたね。ロードマップを使って、目標のどこまでたどり着いてるのか、どうすれば目標にたどり着けるのか議論します。それまでは、目標できてた?できなかった?という簡単なやり取りやったんですけど、どういう目標設定をしたか、目標達成のために自分なりにどう行動したか、一人ずつ発表の時間をとるようになって劇的に、180度、変わりました。
また、うちの女子のフットサルチームが日本一を目指して活動していますが、彼女たちがそこに行くにはどうすればいいかを考えるときにも有効でした。
いかにしてゴール(日本一)に持っていくのか、彼女たちは、自分たちでロードマップを使って議論しました。まず、チームメイトとの共通点を見出して、仲間づくりから始まって、どういうふうに階段を上って、どういうロードマップを作っていくか。チームメイト同士がお互いにものすごく話せるようになりました。
SMCのおかげで、 うちのサッカーチームにも、うちの会社の従業員にも、効果的なミーティングができるようになりました。同じメンバーでも自己紹介をするようにしたりすると、新しい発見ができます。毎日いっしょにいても毎日変化があるってことも最近すごく感じるようになりました。周りのメンバーもそのことを少しずつ理解できてきていますね。
今まで企業研修でいろんな研修に行かせていただいたんですけど、売り上げを上げるためにはこういう方法がある、というような方法論ばっかり言っていて違和感を感じていました。SMCは方法論より「考え方」に焦点を当てていて、今も本当に役立っています。
うちの若い従業員たちにもサテライト講座に行かせてあげたいと思いますし、私は本講座に行きたいと思っています。
セレゾンスポーツスクール 理事長
尾崎 正章 さん(2010年大阪府サテライト講座修了)
とにかく勉強になりました。毎セッション、楽しくて、あの3時間はすごく短かったですね。すぐに終わっちゃう。内容も面白かったし、周りのみんなもやる気あった。講義内容はもっと漠然としたものを想像してたんですよね。けど、具体的なものばっかりでした。
1年後、3年後、5年後…期限を設けてビジョンをつくることで自分がやりたいこと、やらなければならないことが明確になりました。受講中は、ほんとにすごくやる気が出ましたね。何とかこれを活かしたいなって、気持ちが燃えてました。仕事のためになったし、自分を見つめ直す機会にもなりました。今は、毎日、目の前の仕事に時間をとられて思うようには進んでいませんが。笑でも、やることが明確になっていることはいいことですよね。
また、他の受講生と話すことはとても刺激になりました。講座の中で交流することで、とても仲良くなれました。香川県からの受講生とも仲良くなり、試合をしたり、悩みをきいたり、今も交流が続いています。
今後は、 うちのクラブを多種目多世代に変えて総合型を目指します。サッカー以外もやっていきたい。具体的には高齢者のスポーツをやりたいですね。グランドゴルフ、囲碁、野球と。それによって、サッカーもまた、さらに充実していくんじゃないかと思っています。同じグラウンドを使うグランドゴルフのコーチに声をかけたところ前向きに進んでいます。学校と、午前中場所を借りる交渉をしたり、準備を始めています。
マインドマップは、自分で自分の考えまとめるのによく使ってますね。どんな試合をしようか、どんな練習しようかとまとめたり、考えを突き詰めていくのに使ったりしてます。1ページに全部収まるのがいいところです。
小縣 徹男 さん(2010年愛知県サテライト講座修了)
今もイベントを企画するときとかには、SMCのことを少しずつ思い出しながらやってますね。私は他競技ですが、サッカーの人たちの中に入れてもらいました。私にとっても初めてのことでした。一番印象的だったのは、サッカーの人たちのサッカーに対する考え方や姿勢。それは非常に勉強になりました。みんな、夢というか、ビジョンを持ってる。サッカーがすごく好きで、その好きなサッカーを人に教えたり、もっともっとサッカーをいいものにしていきたいという意欲を持ってる方々が非常に多いなと思いましたね。もちろん、バレーボールにもそういう思いのある人はたくさんいます。でも、ただバレーボールを教えるというところまでで終わってしまっている。技術面、テクニカルなところだけで。バレーボールを教え、試合の勝ち負けにとらわれることが多く、それ以外の目標やビジョンをなかなか持てていない気がします。
マインドマップを使ってアイデアを出したり、SWOTで分析をしたりとか、戦略的な考え方を体系化して教えたりってことは、バレーボール界ではあまり聞いたことがないのでとても面白かったです。ビジョンを具現化するために、たとえば、期限を区切ったりだとか、達成するために何が必要なのか、非常に分かりやすく具体的に教えていただいて、今、すごく役に立っています。本当に具現化するためには、こういうことが必要なんだと強く感じましたし、スポーツの世界にも経営の考え方を取り入れるのはすごく大事なことだと痛感しました。
西田 育広 さん(2010年度大阪府サテライト講座修了)
マネジメントとは一体何かという部分をすごく考えさせられました。それはいったい何なのかな、というところを考えていたときに、要は周りにあるいろんなステークホルダーや考え方も含めて、つなげていくことなんやなということが、よく分かりました。
答えは、いろんなところに落ちてるっていうんかな。掘り出さなあかんというわけじゃなくて、見えるところに絶対にあるわけで、それをつなげて使っていくことやってことです。
学校では部活動だけではなく、学校の仕事もいろいろあります。生活指導とか、教科の仕事とか。今回学んだこと、マネジメントの手法や考え方が何にでも使えるんやな、ということがよくわかりました。実際に困った時には、講座を振り返ります。振り返って、こういう風に考えていけばええのかなって確認しています。
SMCでは部活動のあり方について考えたんですけども、今は、学校の在り方ってどうなのかな、とか生活指導ってどうかな、ってところを考え直しています。まだうまいことはいってませんけど、自分の仕事を見つめ直すきっかけになりました。
いろんな人と出会えて、いろんな人と話ができて、それはすごく刺激になりましたね。いろんな人の考えを知ることで、自分ひとりの考えではなかなか出てこない考えが出てくるもんだなってわかりました。
事務局アシスタントマネージャー
加藤 和枝 さん(2009年度島根県サテライト講座修了)
聞いて終わる講座ではなくて、自分でいろんなことを考えて、固まりかけている頭をフルに使わせてもらった講座。充実感と今後への意欲がわいてくるすばらしい講座でした。
一番最初に感じたことは、誰もが同じような悩みを持っておられるな、ということ。今までいろいろな講習会を受講してきたのですが、そのどれとも違うものでした。バレーボールをやっているので、C級コーチとか上級指導員とかを受講して、何回か会ってるうちに親しくなるというのはあったんですけど、この4日間の講座は、普段親しい人にもなかなか言わないような内容の自己紹介から始まり、楽しい笑いが起きて、講座全体にとても親しみが持てました。
受講後は、ロードマップで先を見据えて、そこから逆算して、今は何をしたらいいんだろう、と考えることが、いろんな事業をやったり、年間計画を立てたりするときにすごく役に立っています。
また、ヒト、モノ、カネ、情報の大切さを再確認して、うちのしんじ湖スポーツクラブには素晴らしい人たちがいっぱい集まってきてくださるなと、あらためて感じています。そういった人たちを大事にしておくと、ヒトからモノやお金、情報につながると再認識しました。
SWOTでの戦略立案では、今後のいろんな課題への取り組み方法について、周りの方の意見も聞いて、多くのことが参考になりました。
『ワールドカップで日本がベスト8になる為には』の話し合いでは、最終的にグループ代表として発表という"白羽の矢"?が当たってしまいました。サッカー関係者が多い中でバレー、空手、バドミントンをしている私には取り組みにくい内容だったのですが。当たるな!!という思いが強すぎたのか、先生と目が合わないようにしていたのが逆効果だったのか・・・(笑)一生懸命にしゃべったけど頭の中は真っ白でした。いい体験になりました。
私の普段の仕事は、担当の教室やイベントの計画から実施までを行うことです。小学校の芝生のグランドを使った「グリーングリーンフェスティバル」とか、クラブ全体で年度の終わりに開く「クラブフェスタ」とか、クリスマスに行うボーリング大会とか。他には、施設利用の調整だったり、細かい仕事がもろもろあります。
多くのことが今も役立っており、あらためて充実した講座だったなと感じています。本当に受けさせていただいて良かったです。ありがとうございました。
埼玉県公園緑地協会 -埼玉県営- 川越水上公園 クラブマネージャー
粂川 幸司 さん(2008年度SMC本講座修了(5期生))
主な業務はサッカースクールとテニススクール、サッカークラブの、クラブチームの運営を行っています。会員さんの対象カテゴリーは幼児から小学生年代・中学生年代までの育成年代の子供達です。サッカーの技術向上も重要ですが、子供達にサッカーの技術を教えることだけをクラブの目的としているわけではありません。
SMCを受けて、様々な視点で、柔軟に考え、物事の捉え方の幅を広げることの重要性を学びました。広い視野でサッカー・スポーツを捉えて、色々な経験をすることが、人として成長することにつながり、サッカー選手としても一回り大きく成長していくだろうという考えに至りました。クラブではそのような考えを実践するアプローチ方法を常に指向しています。
クラブのご父兄にも理解してもらい、サッカーの練習だけではなく、サッカーとは全然関係ない野外活動だとか、文化的な活動も取り入れてクラブの活動幅を広げていきたいと思っています。
具体的には、夏合宿といったら炎天下の中厳しい練習で強化するような合宿も一つですが、現在、順天堂大学のサッカー部とコラボした夏の合宿を始めています。大学生の家に泊まって、大学生と一緒にレクリエーションをして、大学生が考えたサッカーエアロビクスの様なダンスを練習に取り入れたり、一緒にご飯作って食べたり。ピッチ外でいろいろな世代の人と交わり普段しないようなことを経験したり、学校ではやらないような遊びをやったり、そういった様々な経験の機会を増やすことをコンセプトとしています。
私自身、サッカーを楽しめる、スポーツを楽しめる「環境づくり」をしていきたい、と思っています。公園施設って施設の管理をされているだけで、地域の人たちに、何か還元しよう、という考えがまだまだ足りないと感じています。広大な敷地がある公園であれば、更にスポーツの活動にしろ、文化的な活動にしろプログラムをつくり、広めていくようなことができる、とチャンスを感じています。
何もなかったハードに人を集め、コミュニティをつくり、ソフトを提供し、楽しんでいただくことで地域の人々が健康で笑顔でいられる環境づくりを創出できると思います。SMCで学んだ知識と知恵を活かし、やれることから少しずつ取り組んでいこうと思います!
岸田 雅隆 さん(2009年度本講座修了(6期生))
サテライト受けてから、本講座を受けました。サテライト受ける2年前にホンマは本講座を受けたいなって思ったんです。だけど、だいぶ遠いしなぁ、と思ってたところ、サテライトができて。受けてみて、同じ感覚で悩み抱えている人が大勢いることを知ることができました。
サテライト受講中は、普段考えてないようなことを考える時間が週に1回あって、自分の中ではこうって決まってたものが少し広がったような感じがしました。(当時の大阪サテライトは8週間連続で水曜夜開催)それをもっと広げられたのが本講座でした。なんか、答えに近いようなものがそこにあったかなぁって。
本講座で最初楽しかったことは、あの・・・JFAハウスに行ったっていうこと、ですね。(笑)いや~、行くことがあるんかなぁとか思ってたんですけど。でも、いろんな人と出会えたことがいちばん良かったなぁと思ってます。毎回、大阪からバスで行ってたんで、そこはいちばん、しんどかったです。いつも考えられないことを毎回考えてたので、すごく頭を使ったかなぁ。
印象的だったのは、グリーンスポーツ鳥取の話で、すごく刺激を受けました。これからの目標の一つになったかなぁと思ってます。施設とか見ても、それまでサッカーのグランドしか行ってなかったんですけど、スポーツに関わる多くの施設や組織に触れたり、YC&ACとか行ったので、普段自分が動いている範囲がすごく狭いなぁということを感じて。で、それが毎回広がっていってたんで、こういうことをもっとできたらなぁっていうのは感じてました。
受講後変わったこと。グランドが変わりました。当時使っていたグランドがつぶれて、迷子や、どうしよ・・・って時に、結局、小学校のグランドを借りることができたんですけど・・・。方々あたっていく上で、SMCでつくった事業計画書があったから、なんとかクリアーできたんかなぁ、って思いますね。
千葉 岳志 さん(2008年度本講座修了(5期生))
私の場合、SMCは府中アスレティックFCの運営と日産のサラリーマンの両方をこなしながらの受講だったので、時間的には本当に死にそうでしたね。(笑)課題がすごく多かったので受講期間中は何度も徹夜したし、身体は相当きつかった。でも、自分の夢を実現する為の勉強だったので「やりたい事だったら頑張れちゃうものなんだなぁ」という感じでしたね。
いま役立っていることは、ミッションとビジョンから始まる全体のプランニングですね。SMCのカリキュラムはクラブ運営に必要なことをすべて網羅しているし、実際のところ、府中アスレティックFCの運営は、SMCで勉強したことに沿ってやっていますから。
個別のところでは、リスクマネジメントとか、お金の話とか、私たちが見て見ぬふりをしたくなるような"不得意科目"がカリキュラムに入っているところも大きな魅力だと思いますね。上に立つものとしては絶対避けて通れないけど、スポーツ関係者の多くが嫌いな領域、苦手な領域がしっかりと組み込まれていて、すごく助かりました。
SMCを受講するまでは、"クラブマネジメント"といわれても正直何のことだかよくわからなかったけれど、いろいろな講義や課題をこなしていくうちに体系的に整理することができました。"クラブマネジメント"の幅広さと奥深さにはただただ驚くばかりです。
今後は、もっといろいろなスポーツと交流しなければいけないし、スポーツ以外の芸術分野にも広げていきたい。そういう下地が自分にできたので、無限の可能性があると思います。SMCの内容ってなんにでも役立つんですよね。
岡本 真 さん(2010年度広島県サテライト講座修了)
自分とクラブの具体的に進む方向と目標を設定することができたので、講習を受けて非常によかったです。よかったと思う理由は2つあります。ひとつめは同じような境遇の仲間が多くいて、その方々の目標や夢を聞くことができ、参考になることがとても多かったこと。物事の幹を共有することができたのがよかったと思いますね。
クラブのスタッフ、コーチ陣とSWOT分析であるとか、マインドマップの描き方、ロードマップであったり、更には、環境分析だったりを共有しています。これは本当に役に立っていますね。勉強させてもらったことをいろいろな場面で使わせてもらっています。
ふたつめは、地域でセミナーを開くようになったことです。小・中・高、社会人のサッカー指導者たちを対象にこれまで4回のセミナーを行いました。私が講師で、SMCで学んだことに加えてA級コーチジェネラル、U-12A級コーチ、B級コーチから抜粋したものを取り入れて。受講生は1回にだいたい35~50人います。
地域のサッカー指導者にこのように学ぶ場を提供したことは本当に喜んでもらっていますね。受けたくてもなかなか受講できない。日程的なこと。金銭的なこと。開催される場所。ということもあって、学びたいけど、学びに行くことができない、受講できない指導者が大勢います。そういう末端への普及のためにも、地域でこういったセミナー、講習会を少しずつ開けるのは非常によかったと思います。
私自身もまだまだ学び続けていき、多くの指導者の方々に学べる場を提供し「幹の共有」をしていきたいと考えています。
小玉 桂造 さん(2008年度本講座修了(5期生))
受講して、非常にためになりました。事務局長として、事務局内、全部署の統括をしてます。慌ただしい流れの中でチームがJFLよりJリーグに昇格し、佐伯さん(2期生)と2人で事務局を始めたということもあったので、半分、成り行きもあり、「じゃあ、事務局長を任せるから」みたいな感じでした。SMCは、チームのことをあらためて見つめ直す機会になりました。これから、チームに改革をもたらさなきゃいかん!と思いました。そういう意味ですごく良かった。
プロサッカーチームなので、勝たないかん!っていうのが、まず第一にあると思うんですけど、そこを第一に考えながらも、やはり、愛媛という田舎でプロサッカーチームを持つ意味を、広く県民に理解をしてもらわないかんと。ビジョンをもっと、皆に共感していただけるようにしていかなくちゃいけない。
会社としては2つの目標ですよね。ピッチ上の勝利と、会社の存在意義、つまり愛媛FCのビジョンの共有、つまり、サポーター、県民へ広める活動をやっていかなくちゃいけない。さらに、会社をきちんと経営する。基本の基本、のところではあるんですけど、まずはきちんと収益が上がるように考える。
感動を共有しながら、ピッチ上でも勝てれば一番いいですけど、勝てなくても、お客さんにそういう理念のもとでやっているチームなら応援に行こう、って思ってもらうためには、愛媛FCのビジョンを強く発信していかなきゃならない。
もちろん、収益をあげていかなくちゃいけない。収益の柱となる、スポンサー協賛。チケット、グッズの"売り方"。チームの価値の"売り方"っていうものを学ばしてもらったんで、そこは、今後役に立つんやないかなと思ってます。
楽しかったことは、受講生みんなと友達になれたっていうか、全国に仲間が増えたこと。今でも、最高の仲間たちです!みんな同じこというと思うんですけど、それが一番楽しかった!
小豆澤 直登 さん(2007年度本講座修了(4期生))
当時は社会人になってすぐだったので、正直、課題とセッションをこなすのに精一杯でしたね。すべてが新鮮でした。
ひとつの事業を行う上で、単純ですけど、ヒト、モノ、カネ、情報とか、基本となるところを深く学んだし、それはなんにでも活かせるかなって思ってます。
あと、全国いろんなところから志のある人たちが集まって、セッション中も、その後の夜の会もそうですけど、いろんな話をして、いろんな刺激を受けました。地域性っていうか各地域のアイデンティティを感じて、これからスポーツを盛り上げるには地域性ってものが大事なんじゃないかと、よく思います。
今、流れとしては、いろんなことが、画一的になりつつあるのかな、って感じるんですけど、埼玉県としてアイデンティティをもっと出して引っ張っていければなって思います。
桑原 昌之 さん(2008年度本講座修了(5期生))
受講してから3年経ちますが、SMCで一度、自分たちがやりたいビジョンを明らかにすることができたので、迷ったときにはいつでも立ち返ることができますし、サッカーに留まらない多角的な事業プランを作ったことが、日々の活動の中に活かされています。
本業の教員としてもSMCで学んだことは、大いに役立っています。明確なビジョンのもとで、今まで以上にぶれない学級経営ができるようになりましたね。家庭・地域の人たちのみならず行政機関なども含め、学校に関わるすべての人たちとの関わりが気になって、気持ちよく協力してもらうにはどうしたらいいかとか、細かいところまで敏感になりました。
これから受講される方たちは、SMCに関わるすべの人たちに遠慮せずに自分の持っていることをぶつけて学び合ってほしいですね。ぼんやりとしていた自分の思考が点から面に、更に球体へとふくらんでいくような気がします。ぜひそんな、オープンマインドで!
お問い合わせ
JFAスポーツマネジャーズカレッジ事務局
〒113-8311 東京都文京区サッカー通り JFAハウス
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