奈良
YF NARA TESORO 、全国大会常連のディアブロッサ高田を下し、歓喜の初優勝!
YF NARA TESORO 1-0 ディアブロッサ高田FC
奈良県決勝は、元日本代表:柳本啓成さんが代表を務め、初優勝を目指すYF NARA TESORO (YF奈良テソロ)と、5回連続14回優勝の名門・ディアブロッサ高田の対戦となりました。この2チームは予選リーグでも対戦しており、0-0のスコアレスドローという結果。決勝の舞台では、選手たちのウォーミングアップ時から試合終了まで観客席からは熱の入った応援合戦が続きました。
そのため監督・スタッフそして選手たちも気合十分、ディアブロッサ高田のキックオフで試合が始まりました。前半はやや高田ペースで進み、大川立樹選手のFKやCK、ロングスローからゴール前で何度もチャンスを作ります。しかし、YF奈良テソロも柳本代表の甥でキャプテンを務める守護神・柳本升吾選手を中心に集中してゴールに鍵をかけていました。
0-0のまま迎えた後半も、どちらに転んでもおかしくない展開に。しかし後半6分、菅野隆星選手を中心にディフェンスラインの裏を狙い、縦に速い攻撃を仕掛けていたYF奈良テソロが、ついに先制点を挙げます。菅野選手の縦パスに反応したのは山中奨選手。うまいトラップからのミドルループシュートは、ディアブロッサ高田GK野口蒼真選手が反応して触れたもののゴールイン。この決勝点をチーム全員で守り切り、YF奈良テソロが初の全国大会への切符を手にしました。
監督・選手コメント
杉野航 監督(YF NARA TESORO)
思っていた以上に苦しい試合でしたが、前半をしっかり我慢してくれましたし、集中力を切らすことなく我慢し続けることでチャンスが来ると思っていました。それを続けてくれたことで勝利できたと思います。交代は、攻撃力のある選手たちがベンチにいたので、スピードやDFの裏を狙うタイプなど時間帯を考えながら代えていきました。ディアブロッサ高田とは昨年も対戦して1-0で負けていました。今年も予選リーグで同グループになって0-0でしたが、選手たちにはこれが自信になったのかもしれません。悔しさを胸に1年間、しっかり成長してくれました。
決勝は芝生のグランドで、うちは練習場は人工芝ですが、芝生での対戦は負けた記憶がないんです。選手たちにも「予選リーグの0-0から決着をつけるためにも絶対に勝とう」と話していました。僕自身もですが選手たちも初の全国大会になります。選手たちとともに硬くならず、全国の舞台でも楽しんで思い切ったプレーを心掛けていきたいです。
柳本升吾 選手(YF NARA TESORO)
優勝できてうれしいです。最高です。観客席からの応援が試合前から聞こえていて、それを励みに頑張れました。前半はセットプレーとかロングスローとかでピンチもありましたが、絶対に決めさせないぞという気持ちでした。チーム全員が集中してプレーできたと思います。後ろから声を出しながら、チームメイトを頼もしく感じました。YF奈良テソロの良いところは団結力があって、みんなで助け合えるところです。全国大会でも優勝したいです。
菅野隆星 選手(YF NARA TESORO)
昨年はディアブロッサ高田に負けていたので、試合前には「ここまで1年間あきらめずに戦ってきたんだから!みんなで勝って全国大会に行こう!」と話していました。前半から守備でセカンドボールをしっかり拾えたので、そこから縦に早く繋いでいくサッカーを考えていました。攻撃もうまくいったと思います。今日は全員で戦ったし、ここまで来たら全国大会でも優勝したいです。
山中奨 選手(YF NARA TESORO)
決勝ゴールは、(菅野)隆星くんがDFの裏へすごくいいパスを出してくれたので、抜け出して利き足の右アウトサイドでシュートしました。コースは外れていたと思うんですが、GKが弾いてそのボールが入りました。入った瞬間「全国大会が一歩近づいたな!」と思って、もう一度集中してプレーしました。前半は苦しかったですが、ハーフタイムで監督から「後半にチャンスが来るぞ」と言われていて、その通りになりました。危ないシーンもチームとしてはありましたが、最後まであきらめないで集中を切らさず戦えたことが優勝に繋がりました。すごくうれしいです。全国大会でも頑張りたいです。
優勝 | YF NARA TESORO |
---|---|
2位 | ディアブロッサ高田FC |
3位 | F.C.GOLEIRO(FCゴレイロ) |
4位 | エントラーダサッカークラブ |
敢闘賞 | ディアブロッサ高田FC |
努力賞 | F.C.GOLEIRO(FCゴレイロ) |
グッドマナー賞 | エントラーダサッカークラブ |
2位:ディアブロッサ高田FC
3位:F.C.GOLEIRO(FCゴレイロ)
4位:エントラーダサッカークラブ