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第38回全日本少年サッカー大会
第38回全日本少年サッカー大会
決勝大会:2014/8/3(日)〜2014/8/9(土)
都道府県大会:2014/4/5(土)〜2014/6/29(日)

長崎

黒髪の華麗なパスサッカーをスネイルの速攻が撃破。逆転勝利を重ねて全国へ

スネイルサッカークラブ 3-1 黒髪フットボールクラブジュニア

長崎県の決勝は6月15日、長崎県立総合運動公園陸上競技場で行われました。県内13地区の予選を勝ち抜いた24チームの頂点に立ち、さらには全国大会への切符を手にするチームを決めるこの試合。スネイルサッカークラブ(諫早市)は初戦を除いた全ての試合で先制されるも、逆転勝利を重ねてここまで這い上がってきました。一方の黒髪フットボールクラブジュニア(佐世保市)も決勝トーナメントでは2試合とも延長戦の末に勝利を掴むという粘り強さで勝ち進んできました。

試合は序盤からいきなり動きます。5分、黒髪のエース松添大輝選手が右サイドを駆け上がり中央にグラウンダーのクロスを入れると、逆サイドの長塚陽選手がそれに詰めて幸先よく先制ゴール。しかしスネイルも給水タイムの直後の12分に反撃に出ます。中村夕陽選手のパスが相手DFに当たったこぼれ球を、松浦大武選手が泥臭くゴールに押し込んで試合を振り出しに戻しました。

後半は、スネイルが黒髪のディフェンスライン裏を突いて仕掛けます。26分の逆転ゴールも、川本将央選手のパスを受けた松下勇樹選手がディフェンスライン裏に抜けて決めたもの。28分にはカウンターから松下選手が3点目を決め、決勝でも粘り強さを発揮したスネイルがまたも逆転勝利で栄光をつかみ取りました。

監督・選手コメント

江口貴史 監督(スネイルサッカークラブ)
今大会はとても厳しかったです。ほぼ全ての試合で先制されて、私は気が気ではなかったけれど、子どもたちは落ち着いていて本当によく頑張ってくれました。優勝できたのは長い間一緒にプレーしている子が多く、チームワークがよい事が大きな理由だと思います。決勝の相手だった黒髪とは何度か対戦していますが、今日は主導権を握られてしまったゲームでした。ただ、そういう状況でも、相手がボールを持っている間にいい準備することができていたと思います。全国大会では緊張すると思いますが、いつもどおりのことをやれたらと考えています。

松下勇樹 選手(スネイルサッカークラブ キャプテン)
優勝できてうれしいです。みんなが集中していたので、優勝できたと思います。全国大会でもしっかりと自分たちのサッカーをして、目標は優勝です。ゴールは意識していませんでしたが、打つときはしっかり狙って打ちました。

徳永駿 選手(スネイルサッカークラブ)
黒髪はパスを繋いでくるし、遠くからでもシュートを打ってくるので手強かったです。自分たちは黒髪の高いディフェンスラインの裏を狙ってシンプルに攻撃しようと思いました。今日はゴールを決められなかったですが、アシストができたので良かったです。大会の優秀選手に選ばれたのは、準決勝で決勝点を入れたからだと思います。全国大会でも点をたくさん取って優勝したいです。目標にしている選手は日本代表の岡崎慎司選手です。将来は日本代表になって有名になりたいです。

松浦大武 選手(スネイルサッカークラブ)
「全国大会に行くために1位になろう」と、みんなで誓っていたので、この大会には強い気持ちで臨みました。日々の練習ではパス・ランニングに力を入れていて、毎日みんなで声を出して盛り上げながらやってきました。今大会は自分たちが目指しているポゼッションサッカーができたと思います。ワールドカップを見て、燃えていました。この大会では6点を挙げましたが、全国大会でもみんなを優勝に導くプレーをしたいです。将来は世界的に有名なプレーヤーになりたいです。

大坪周生 選手(スネイルサッカークラブ)
黒髪は、パス回しがとてもうまかったです。ただ、そういう相手にもスネイルの持ち味を出せたと思います。全国大会で絶対に勝ち進めるように、またみんなで頑張りたいと思います。

優勝 スネイルサッカークラブ
準優勝 黒髪フットボールクラブジュニア
3位 キックスフットボールクラブジュニア、平戸少年サッカークラブ
敢闘賞 キックスフットボールクラブジュニア
努力賞 平戸少年サッカークラブ
グッドマナー賞 時津サッカースポーツ少年団

  • 2位:黒髪フットボールクラブジュニア

  • 3位:キックスフットボールクラブジュニア

  • 3位:平戸少年サッカークラブ

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