スクエア富山FC　U－12 Aが鮮やかな3ゴールで4年ぶりの頂点に！

スクエア富山FC　U-12A　3－1　エヌスタイルU-12

富山県大会は、スクエア富山FC　U-12A（スクエア）が3－1でエヌスタイルU-12（エヌスタイル）を下し、4年ぶり2度目の優勝を果たしました。

昨秋の新人戦でも優勝しているスクエアは、選手個々の能力の高さとテンポのよいパスワークが持ち味。田中優一郎選手らのドリブル突破や、増山大和選手を中心とするパス回しでゴールに迫りました。対するエヌスタイルは堅守速攻に磨きをかけ、2003年のクラブ設立以降初の決勝進出。この日もGK吉川航平選手の好セーブやDF陣の集中したカバーリングが光って接戦に持ち込みました。
前半10分にスクエアが福岡輝選手のゴールで先制しましたが、エヌスタイルも直後の11分に窪喜勘太選手が右サイドの角度のないところから決めて同点に追いつきます。その後はスクエアが徐々に押し込みましたが、エヌスタイルも鋭い速攻を繰り出して緊張感のある攻防が続きました。

スクエアに勝ち越し点が生まれたのは後半5分。福岡選手が右サイドからドリブルで中央へと切れ込み、ラストパスを吉田憲次郎選手へ。前日の準決勝ではハットトリックを達成した点取り屋・吉田選手が正確なシュートでゴールネットを揺らしました。13分にも田中選手のミドルシュートで追加点。鮮やかな3ゴールで、粘るエヌスタイルを退けたスクエアが全国大会出場を決めました。

監督・選手コメント

清水幸司 監督（スクエア富山FC　U-12A）
選手たちは緊張もなく、うまくゲームに入れました。先制はしましたが、前半はほかにも数多くあった好機で得点を決められず苦労しました。相手のカウンターやGKのキックは脅威でした。しかし後半は自分たちがボールを持ってプレーしていました。得点はいずれも狙い通りの形です。攻撃は全国大会でも通用すると思いますが、組織的に守るチームからもゴールを奪えるようにさらに練習していきます。「Be gentlemanly（スポーツを通して、良き人間になること）」がクラブのスローガン。おごらず、言い訳をせず、自分たちのサッカーをやり抜いてほしいと思います。

増山大和 選手(スクエア富山FC　U-12A　キャプテン)
みんなで目指してきた優勝を果たすことができました。同点に追い付かれて苦しい時間もありましたが、前半終盤からパスが繋がるようになり、後半はリズム良くプレーすることができました。選手全員が同じ気持ちで戦えるのがこのチームの良さ。全国大会では1試合でも多くできるように頑張ります。今日のプレーには満足していないので、全国大会でチームに貢献したいと思います。

吉田憲次郎 選手（スクエア富山FC　U-12A）
すごくうれしいです。練習してきた甲斐がありました。勝ち越しの2点目は、仲間が繋いでくれたボールだったので決めることができてよかったです。1－1に追い付かれましたが、2点目を取れば楽になると考えていました。気合いを入れるため、父に髪を丸刈りにしてもらって臨みました。シュートとスピードには自信があるので、全国大会でも数多くゴールを決めたいです。富山県代表として優勝を目指して頑張ります。

福岡輝 選手（スクエア富山FC　U-12A）
先制点を決めることができてよかったです。パスを要求して相手の裏に走ったら、中川（晟）選手が思い通りのところに出してくれました。同点にされてからも焦らずプレーすることを心掛けました。2点目のアシストは内側に切れ込んでシュートを狙いに行きましたが、相手がいたのでスルーパスを選択しました。吉田（憲次郎）選手がよく決めてくれました。全国大会でも自分たちのパスサッカーで強いチームを圧倒できるように練習していきます。

田中優一郎 選手（スクエア富山FC　U-12A）
優勝できてうれしいです。全国大会への自信も付きました。ゴールに近づくにつれてスピードアップするパスサッカーが自分たちの持ち味。決勝でも自分たちのサッカーができました。全国レベルで通用することを目指して練習してきた成果だと思います。3点目は、シュートコースが見えたので狙いました。あれほど距離のあるミドルシュートを決めたのは初めてです。今日の集合前に家の近くの公園で自主トレをしたのが良かったのかもしれません。

• 
  2位：エヌスタイルU-12
• 
  3位：UOZU FOOTBALL CLUBスペランザ
• 
  3位：大久保少年サッカークラブ