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C大阪が浦和Lに逆転勝利で9大会ぶり2度目の優勝! 高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会 決勝

2024年12月28日

C大阪が浦和Lに逆転勝利で9大会ぶり2度目の優勝! 高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会 決勝

高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会は12月27日(金)、東京都の味の素フィールド西が丘で決勝を行い、三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース(関東2/埼玉)とセレッソ大阪ヤンマーガールズU-15(関西1/大阪)が対戦しました。

決勝

三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース 2-3(前半1-0、後半1-2、延長前半0-0、延長後半0-1) セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15

立ち上がりに見せ場をつくったのは、浦和Lでした。「自分たちが1年間積み上げてきたのは前線からの守備とハードワーク。そうした守備からしっかりと入って、自分たちの攻撃力を出していこうと考えていた」と試合を振り返ったのは百武江梨監督です。高い位置からの守備でC大阪を圧倒すると2分には宮野咲希選手がゴール前にクロス。増田彩衣里選手が落としたボールを中原心愛選手がダイレクトでたたき込み、幸先の良いスタートを切りました。

決勝までの4試合で12点を奪うC大阪の池田柚葉選手と田村胡桃選手の2トップに対しても「背後にボールを配給させない、相手を後ろ向きにさせるところを徹底していた」(百武監督)ことが機能し、前半に打たれたシュートはわずか2本。後半に入ってからも良い守備から良い攻撃に繋げると56分には左サイドの高い位置でボールを奪った中原選手のパスから、片岡菜葉選手がゴールネットを揺らしました。

苦しい展開を強いられたC大阪ですが、選手に焦りの色は見られません。「早い時間帯に失点し、チームとしても個人としても雰囲気が暗くなっていた。でも、ハーフタイムには『ペースはこっちじゃない?』といった前向きな声がたくさん出てきて、下を向いている選手がいても全員が声を掛け合えていた」。そう振り返るのは主将の四本帆夏選手です。

C大阪は「素晴らしい仲間でエースストライカー」(四本選手)という2トップの速さを生かすため、徹底して相手DFの背後にボールを送ると66分には玉村海乃選手のパスから田村選手がゴール。試合終了間際の80+3分にも西村絵衣瑠選手のスルーパスから田村選手が2点目を奪いました。

「今日は調子が良かった。裏が空いていて得意な裏抜けができていた」と振り返る田村選手のゴールラッシュは延長戦になっても止まらず、96分にも西村選手とのホットラインから3点目をマーク。見事な逆転劇を披露したC大阪が、セレッソ大阪堺ガールズとして出場した第20回大会以来、2度目の優勝を飾りました。

監督・選手コメント

関根麻里 監督(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15)
これまで指導してくださってきた方々のおかげで今があります。しっかり引き継いで、最後にこうした結果を出せたことにとても感謝しています。今日はとても良い日なのですが、あくまでも通過点です。選手にはここで終わりではなく、次を見てもらいたい。クラブとしては、17歳で世界に出て行ける選手に育ってほしいので、ここで満足してほしくはありません。今大会でできなかった部分にも目を向けて、次のステップを目指そうと選手には常に言い続けたいです。

四本帆夏 選手(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15)
全国大会の1週間前から、3学年全員で活動してきたのですが、全員が目指しているものは変わりませんでした。全国制覇に向けて一人一人が頑張ってきたことが、この大会で実りました。苦しい時間も過ごしてきたのですが、みんなが一つになれて良かったです。一人ではできないことでも仲間がいればできます。互いに頼り合える関係を築くことができたら、どんな困難でも絶対に乗り越えられるんだと学ぶことのできた大会でした。

百武江梨 監督(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
決勝まで勝ち上がってくる過程でいろいろな成功を経験している選手がいれば、一方では試合に出られなくて悔しい思いをしている選手もいました。そうしたさまざまな気持ちを持ちながら、相手の気持ちを考えてチームのために、勝利のため行動するという部分で選手たちは大きく成長してくれました。この先、彼女たちのサッカー人生に大きく繋がる大会だったと思います。本当に選手はよくやってくれました。

眞﨑玲愛 選手(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
この1年間、優勝するためにみんなで練習を重ねてきたので優勝できなかったのは悔しいですが、練習の成果を出せたことは良かったです。ただ、自分たちを3年間指導してくれた百武監督のためにも、優勝して終わりたかったです。ユースに上がる選手も少ないので、絶対に笑顔で終わろうと言っていたのに悔し涙で終わってしまいました。自分はユースに上がるのでこの悔しさを来年の全国大会に生かしたいと思います。一生懸命練習して、次は全国優勝します。

三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース(関東2/埼玉) vs. セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15(関西1/大阪)

大会期間:2024年12月7日(土)~12月27日(金)
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