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浦和LとC大阪が決勝進出 高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会準決勝

2024年12月26日

浦和LとC大阪が決勝進出 高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会準決勝

高円宮妃杯 JFA第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会の準決勝が12月25日(水)に東京・AGFフィールドで行われ、決勝進出チームが決定しました。

ピックアップマッチ1

JFAアカデミー福島 1-3(前半1-2、後半0-1) 三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース

準決勝第1試合ではJFAアカデミー福島(東北1/福島)と三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース(関東2/埼玉)が対戦。両者は前回大会の初戦で対戦し、このときはac福島がPK戦の末に勝利し、そのまま優勝しています。今回の一戦で先にゲームの流れをつかんだのは浦和Lでした。「相手の陣地にボールを入れてから、ハイプレスをかけるようにしていた」と中原心愛選手が振り返るように、浦和Lは縦に早い攻撃で相手を押し込み、ac福島のビルドアップを引っ掛けてチャンスをつくります。

4分、宮野咲希選手のフィードに抜け出した片岡菜葉選手が合わせて浦和Lが先制。さらに17分には片岡選手が獲得したPKを自ら決めて2点差とします。ac福島は29分にCKから松下遥蘭選手が押し込み、1点差に詰め寄りますが、その後も浦和Lペースが続きました。ac福島は後半早々に再びPKを献上するというピンチもある中で、これをGK若月りる葉選手が阻止。1点差を保ったまま少ないチャンスを得点に結びつけようとしますが、56分、ショートカウンターから中原選手に1対1を決められ、1-3とリードを広げられます。

その後もac福島は浦和Lの守備を崩すことができず、3連覇はなりませんでした。一方、好ゲームで決勝進出を決めた浦和Lは、高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会準決勝を勝ち上がった浦和レッズジュニアユースとともに、男女そろって決勝戦に臨みます。

ピックアップマッチ2

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 6-0(前半3-0、後半3-0) RESC GIRLS U-15
関西同士の対決となったセレッソ大阪ヤンマーガールズU-15(関西1/大阪)とRESC GIRLS U-15(関西2/大阪)の一戦は、序盤からC大阪が主導権を握ります。カテゴリーを上げてU-18年代のチームでもプレーする選手が多いC大阪は余裕を持ったボール運びとプレッシャーをかいくぐる技術でRESCの守るゴールを脅かします。

左サイドの寺田莉紗選手と玉村海乃選手に、中央の林祐未選手や前線の池田柚葉が絡んで相手守備網をかいくぐっていきます。10分、玉村選手のクロスボールに池田選手が合わせて先制すると、C大阪のゴールラッシュが始まります。

16分に玉村選手が、26分には池田選手がミドルシュートを決めて3-0で前半を折り返すと、後半も攻撃陣がその力を披露。48分、玉村選手のグラウンダーのクロスに池田選手が合わせハットトリックを達成します。池田選手は61分にこの試合4点目のゴールを挙げると、64分には田村胡桃選手もネットを揺らし6-0に。このまま試合は終了し、C大阪が決勝進出を決めました。「戦う機会が少ない関東のチームと対戦するのが楽しみ」とは関根麻里監督の言葉。悲願の優勝へ、浦和Lとの頂上決戦に挑みます。

監督・選手コメント

若月りる葉 選手(JFAアカデミー福島)
キックオフ直後に相手の高い位置でのプレスに苦しみ、試合への入り方が悪くなってしまいました。プレス対策はしていましたが、自分たちのポゼッションがうまくできなかったです。先制された後、「まだできるよ」と声を掛け合っていたけれど、「点を取り返さなければ」という焦りも大きくて、落ち着いてプレーできませんでした。ペナルティーエリアで相手に強く当たる守備をするのは良いことですが、それでファウルを与えてしまうことも何度かあり、今回も改善できませんでした。後半、流れが変わりそうになった場面でPKを止められたことは、個人的には良かったです。

中原心愛 選手(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
JFAアカデミー福島とは昨年も戦って負けてしまって、とても悔しかったので、練習からしっかり対策を考えて100%の力で取り組むことができました。浦和Lは前線からの守備がストロングポイントなので、それを生かして相手に(長いボールを)蹴らせないことを意識しました。相手に前へ蹴らせてしまうと最終ラインも大変なので、守備時はなるべくスライディングをして相手に(前に)行かせないように意識しました。FWの仕事は点を取ることなので、点を取れたことが一番うれしいです。

関根麻里 監督(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15)
チームでやろうとしていたことを選手全員が意識してやれたことは非常に良かったです。ただ、前半の残り20分ぐらいから足が止まってしまい、自分たちにアクションがなく、ボールが動かなくなってしまいました。そこが前半の課題だと感じたので、ハーフタイムに「慌てないでボールを動かそう」という話をして後半に入りました。後半、落ち着いてボールを動かして点を取れたことは収穫ですが、守備の部分で少しバタバタしてしまったところはあったので、そこを決勝に向けて改善できればと思います。

池田柚葉 選手(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15)
最初の入りは良かったのですが、点を取って少し気が緩んでしまった感じはありました。RESCとは関西地域大会で戦い、そこで勝っていたこともあり、緩い雰囲気が生まれたのかもしれません。(自身のゴールについては)得点王を狙っているので、少し遠い位置からでもシュートを狙ってゴールを決めてやろうと思っていました。2点目はその狙い通りにいってよかったです。高校生の試合でプレーするときも、どんどん点を取っていきたいと思っているので、この大会で優勝して次(の年代)に進みたいです。

大会期間:2024年12月7日(土)~12月27日(金)
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