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手に汗握った大観衆、紙一重で川崎が優勝 延長0-0からPK戦10人の熱戦、柏も死力 第103回 天皇杯 決勝

2023年12月10日

手に汗握った大観衆、紙一重で川崎が優勝 延長0-0からPK戦10人の熱戦、柏も死力 第103回 天皇杯 決勝

「手に汗握る」という形容がふさわしい熱戦を、大会決勝史上最多となる6万2837人の大観衆が見守りました。延長を含めて120分でゴールシーンが生まれなかったにもかかわらず、決して物足りない内容ではありませんでした。両チームが死力を尽くして迎えたPK戦、紙一重の差で頂点に立ったのが川崎です。6季ぶりの無冠に終わった昨シーズンの悔しさを晴らし、3大会ぶり2度目の制覇。伝統ある天皇杯を頭上に掲げました。

やりたいサッカーはできなかったと言っていいでしょう。柏の正確で素早いプレスに苦しみ、やや荒れた芝の影響もあって持ち前のパスワークは寸断されました。それでも負けなかったところにクラブの成長と強さが凝縮されていました。鬼木達監督の「タイトルを取り続ける」との信念の下、選手は前向きな声をかけ合い、球際の厳しさを失いませんでした。最後尾のGKチョン・ソンリョン選手は、後半にも延長前半にも柏のエース細谷真大選手との1対1を防ぐなど出色のプレーでチームを鼓舞。PK戦は10人目のキッカーで成功し、直後に相手GK松本健太選手のキックを止めて決着をつけ「めちゃめちゃうれしい」と喜びました。

今季J1で17位、ぎりぎりで残留した柏は11大会ぶり4度目の頂点には届きませんでしたが、胸を張っていい善戦でした。延長後半には川崎のゴミス選手の強烈なヘディングシュートを阻み、PK戦でも2本連続で止めた松本選手は決勝のヒーローになってもおかしくなかったでしょう。細谷選手もゴールこそ奪えませんでしたが、プレーの迫力は十分。井原正巳監督は「この悔しい経験を次の成長の糧に」と、選手たちへ言葉を贈りました。

監督・選手コメント

鬼木達 監督(川崎フロンターレ)
終始柏のペースで、なかなか自分たちの形でサッカーをすることができませんでした。まだまだ力をつけないといけません。今日含め、今季は苦しかったですが、ここ10試合近く、自分たちのやるべきことを我慢強くやってきて負けない、勝ちに持っていく姿勢が勝ちにつながっていたと思います。PK戦になっても最後の最後まで気持ちが大事だと思っていましたし、それを体現して、最終的に勝利に持ってこられたことをサポーターに感謝しています。

チョン・ソンリョン 選手(川崎フロンターレ)
選手、スタッフ、サポーターのみんなが一つになっていました。(自分たちは)優勝した経験もあるし、自信を持ってピッチに立ちました。1日前にPKの練習をしていましたが、それ以前にも居残り練習でPKをしていました。天皇杯に向けてだけでなく、リーグ戦に向けてもPK練習をしている選手はたくさんいました。このチームには居残り練習をする選手が本当にたくさんいますし、そういう経験がこの結果につながったと思います。

井原正巳 監督(柏レイソル)
1週間前まで残留の懸かったJリーグの試合をしていた中、その戦い方でチャンピオンを争うことができたのは、レイソルに関わる選手全員がつないできた成果だと思っています。非常に良い入りをしてくれましたし、120分を戦った中で、われわれのやろうとしているサッカーを選手全員が表現してくれたと思います。最終的にPKでの敗戦になりましたが、この悔しい経験を選手が次への成長の糧にして、来年に向かってやってほしいと思います。

古賀太陽 選手(柏レイソル)
みんな手応えはあると思いますが、今季を振り返ってみても必要なタイミングでゴールを取り切れていないのは明らかな課題だと思いますし、それが今日の試合にも表れたと思います。夏以降は攻守にわたってトレーニングを積んできましたし、勝ち切れない試合が続きましたけど、負けた数が少なくなったのも事実なので、そこは自信にして良いと思います。シーズンオフを挟みますけど、課題と収穫を整理して、来季に向けて良い準備をしたいです。

【1回戦】5月20日(土)、21日(日)[予備日:5月22日(月)]
【2回戦】6月7日(水)、14日(水)、21日(水)
【3回戦】7月12日(水)[予備日:7月19日(水)、26日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月2日(水)[予備日:8月9日(水)]
【準々決勝】8月30日(水)[予備日:9月13日(水)]
【準決勝】10月8日(日)
【決勝】12月9日(土)

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