天皇杯の歴史
1919. 3
英国大使館の書記官補を務めていたウィリアム・ヘーグらの尽力により、イングランドサッカー協会(The FA)よりFAシルバーカップが寄贈され、喜納治五郎大日本体育協会会長が英国大使館で同カップを受け取る。
FAシルバーカップが贈られたことが契機となり、1921年に大日本蹴球協会(現・日本サッカー協会)が創設されることに。
1921. 9
大日本蹴球協会創立(10日)。
1921.11
現・天皇杯全日本サッカー選手権大会の第1回大会となるア式蹴球全国優勝競技会が開催され、4チームが出場。初代王者は東京蹴球団で、エリオット英国大使から山田午郎主将にFAシルバーカップが授与される。
1946.5
「復興第1回全日本サッカー選手権大会」と銘打ち、第26回大会となる全日本選手権(現・天皇杯全日本サッカー選手権大会)を開催(第21~25回は戦争のため中止)。
1947.4
ナイル・キニックスタジアム(明治神宮外苑競技場/旧・国立競技場)で行われた東西対抗に昭和天皇、皇太子のご臨席を賜る。天皇杯下賜のきっかけに。
1948.7
宮内庁より天皇杯が下賜される。戦後、各競技団体に下賜された中で最初の天皇杯(1949、1950年は東西対抗の優勝チームに授与)。
1951.5
この年から全日本選手権に天皇杯が授与されることになり、天皇杯全日本選手権に改称。同大会優勝チーム(慶応BRB)が初の天皇杯を獲得。
1966.6
宮内庁より新しい天皇杯が下賜される。
1969.1
この年から天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝が元日に行われる。
1972.12
天皇杯全日本選手権大会がオープン化。
1996
この年の天皇杯(第76回大会)より、全国9地域代表制から47都道府県代表制に変更。クラブユースや高校のチームにも門戸を広げる。
(出典 『絆 日本サッカー90年の歩み』)