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準決勝は10月8日開催!熊本と福岡が初の決勝進出を狙う 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会
2023年10月06日
天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会は10月8日(日)に準決勝2試合を行い、12月9日(土)に行われる決勝を戦う2チームが決定します。
勝ち残っている4チームのうち、唯一J1勢ではないのがロアッソ熊本(J2)です。過去最高は4回戦進出。クラブ記録の更新が続いています。
熊本はここに至るまでの4試合で、延長戦で1勝とPK戦で2勝と競り勝ってきました。前回大会では、ヴァンフォーレ甲府が見事にJ2クラブとして頂点に輝きました。甲府に続く決勝進出となれば、日本サッカー界全体の底上げを示すものと言えるでしょう。
昨季のJ2で4位となった熊本ですが、今季は苦しむ時期もありました。3連敗や4連敗も経験しましたが、そうした時期に力を得てきたのが天皇杯でのJ1相手の白星でした。ホームスタジアムで迎え撃つ形になる柏レイソル(J1)にとって、少しの気の緩みも許されない一戦になりそうです。
アビスパ福岡(J1)も、天皇杯におけるクラブ最高記録を塗り替えました。今回、初めて準々決勝の壁を乗り越えました。対するのは、優勝経験も豊富で、ここ数年の日本サッカー界をリードしてきた川崎フロンターレ(J1)です。
リーグ戦でも順位が近い両チームの対戦は、シビアな勝負になりそうです。福岡は2006年に5年ぶりのJ1昇格を果たし、以降は1年でJ2降格というサイクルに陥っていましたが、現在は3シーズン連続でJ1を戦っています。長谷部茂利監督の下での組織的な守備が、チームを下支えしています。
川崎Fは華麗なパスサッカーで魅了してきましたが、最近は選手の移籍などがあり、今季はリーグ戦で優勝争いができていない状況です。しかし、優勝経験を重ねることで得た「勝負強さ」という武器が、今大会では威力を発揮しています。
川崎Fは今大会、4試合中3試合が1点差以下での勝利でした。ラウンド16ではJFLの高知ユナイテッドSC(高知)に1-0、準々決勝ではアルビレックス新潟(J1)とのシーソーゲームをPK戦の末に制しました。爆発的な攻撃力はなくとも、最後に笑う勝者のメンタリティーがチームに浸透していることがうかがえます。
福岡も3回戦から2試合連続の延長勝ちと、苦しみながら手にした初の決勝進出のチャンスを逃すつもりはないでしょう。ロースコアのせめぎ合いにも、90分を超える激闘にもひるまない両チームの対戦。一時も目が離せない戦いが展開されることになりそうです。
【1回戦】5月20日(土)、21日(日)[予備日:5月22日(月)]
【2回戦】6月7日(水)、14日(水)、21日(水)
【3回戦】7月12日(水)[予備日:7月19日(水)、26日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月2日(水)[予備日:8月9日(水)]
【準々決勝】8月30日(水)[予備日:9月13日(水)]
【準決勝】10月8日(日)
【決勝】12月9日(土)
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