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3回戦進出チームが出そろう!熊本はPK戦の末に琉球に勝利 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会

2023年06月22日

3回戦進出チームが出そろう!熊本はPK戦の末に琉球に勝利 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会は6月21日(水)に2回戦の2試合が行われ、3回戦進出チームが出そろいました。

ピックアップマッチ

ロアッソ熊本 2-2(前半0-2、後半2-0、延長前半0-0、延長後半0-0、PK5-4)FC琉球

熊本市のえがお健康スタジアムでは、ロアッソ熊本(J2)と沖縄県代表として出場したJ3のFC琉球が対戦しました。

前半から熊本がボールを保持し、テンポの良いパスワークで琉球ゴールに迫りますが、琉球は整った守備ブロックを敷いてはね返し、早い切り替えから反撃。まず25分、左サイドから高安孝幸選手がドリブルで運び、アタッキングゾーンへ進入。阿部拓馬選手のパスをゴール前中央で受けた金崎夢生選手が右足で際どいコースに決め、先制に成功します。

リードを奪った琉球はさらに38分、ゴール前で阿部選手からのリターンパスを受けた岩本翔選手が決め、2-0とリードを広げて試合を折り返しました。

ビハインドを負った熊本は後半から、松岡瑠夢選手に替えて東山達稀選手を左FWに投入。すると開始間もない49分、阿部海斗選手からのアーリークロスを東山選手が左足で合わせて1点差に。これで勢いづいた熊本は、4分後の53分、ゴール前での粟飯原尚平選手の落としから大本祐槻選手が押し込み、試合を振り出しに戻しました。

追いつかれた琉球は66分に2選手を同時に交代させますが、流れは依然として追いついた熊本にありました。しかし、交代出場した伊東俊選手、土信田悠生選手らがチャンスを迎えるものの逆転には至らず、勝負は延長戦へ。

延長戦ではお互いに攻め合い、琉球も交代出場していた柳貴博選手からのクロスボールなどから終盤にかけてチャンスを迎えますが得点は生まれず、2-2のまま120分を戦い終えました。

PK戦では、琉球の1人目、柳選手のキックを熊本GK田代琉我選手がストップ。熊本は1人目の東山選手が決めて優位に立ちます。その後、琉球も4人連続で成功させますが、熊本は3人目のキッカーとなったGK田代選手も含め、5人目のキャプテンの平川怜選手まで全員が成功。接戦の末、PK戦を制した熊本がJ1のサガン鳥栖が待つ3回戦進出を決めました。

監督・選手コメント

大木武 監督(ロアッソ熊本)
相手のシュートが良かったことは間違いないですが、失点したことよりも、クロスの質や入り方が良くなく、点を取れるところで取れなかったという印象で、そういうところはまだ甘いと感じました。そういう中で、交代した選手がやってくれて試合に勝つことができたことは、教訓になると思います。遅くまでサポーターの方が残ってくれたことも考えると、PKであっても、勝って次のラウンドに進めるということは非常に良かったと思います。

大本祐槻 選手(ロアッソ熊本)
最近は立ち上がりから自分たちのペースで進める試合が多かったですけど、こういう展開でも同点に追いついて、結果としてPKでも勝ち切ることができたことはチームにとって大きいので、リーグ戦にもつなげていきたいです。常に自分たちがボールを持って、相手が引いている状況から崩していくのは難しいですが、バイタルエリアに進入していく形でゴールに近い場面は前半からたくさんあったので、最後の質をさらに磨き上げたいと思います。

喜名哲裕 監督(FC琉球)
中2日の厳しい日程でも、なかなか出場のチャンスを与えることができなかった選手たちが躍動し、それぞれのストロングポイントを出してくれました。時間が経つにつれて自分たちのリズムができ、イメージしたことを共有しながら熊本さんから2点取れたことはチームとしての成長を感じますが、後半立ち上がりに2失点したのは、自分やチームとしての甘さだと思います。PKに関しては運もあるので、そこは仕方ないと思います。

上原牧人 選手(FC琉球)
前半の流れで点を取って折り返せたのは良かったですが、後半の立ち上がりに点を取られてゲームの流れが変わってしまい、もったいないゲームでした。気が抜けていたわけではないと思いますが、1点目から2点目までが短すぎました。立ち上がりの10分とか、相手がパワーをかけてくるという想定の中で、チームとして割り切ってはっきりした対応ができるよう、切り替えてリーグ戦にも生かしたいと思います。

【1回戦】5月20日(土)、21日(日)[予備日:5月22日(月)]
【2回戦】6月7日(水)、14日(水)、21日(水)

【3回戦】7月12日(水)[予備日:7月19日(水)、26日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月2日(水)[予備日:8月9日(水)]
【準々決勝】8月30日(水)[予備日:9月13日(水)]
【準決勝】10月8日(日)
【決勝】12月9日(土)

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