4月13日(水)から17日(日)にかけて、岡山県の美作市総合運動公園ラグビー・サッカー場においてJFAエリートプログラムU-13を開催しました。5日間の活動期間中は、4度のトレーニングと3チームとのトレーニングマッチを行いました。

JFAエリートプログラムでは、「個の育成」と「選手の自立」に働きかけています。ナショナルトレセンU-13/U-14の活動とリンクしながら、能力の高い選手に対し良い環境と良い指導を与え、より高いレベルの中で切磋琢磨することで、さらに能力を引き上げることを目的としています。

監督・選手コメント

山橋貴史 監督
2016年度最初のU-13エリートキャンプは岡山県美作市で全国9地域（北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州）から推薦された22名（うちGK2名）の選手が参加しました。今回のキャンプではテクニックと個人戦術の質を追求し、トレーニングを重ねて行く中で徐々にスキルアップしていく選手が増えていきました。オフザピッチでは食事の改善が見られ、体重が増える選手が多くいました。3日目の午後には宮間あや選手（岡山湯郷ベル所属）にお越しいただき、選手たちと対談しながら宮間選手の中学生時代や日本女子代表として経験されたことを語っていただきました。自身の経験だけでなく、選手たちの夢を聞き、それぞれにアドバイスいただく時間も設け、非常に有意義な時間となりました。オンザピッチ、オフザピッチの両面で選手たちは刺激を受けて意識が変わり、短い期間で変化していきました。今後もそれぞれの日常で今回学んだことを継続してもらいたいと思います。岡山県サッカー協会の方々には素晴らしい環境を準備していただいたこと、多くの県内外の指導者が練習を見学され熱心に関わっていただいたことに感謝します。今後も感謝の気持ちを忘れずに選手と一緒に一年間活動します。

和田理央 選手（小倉南ﾌｯﾄﾎﾞｰﾙｸﾗﾌﾞｼﾞｭﾆｱﾕｰｽ）
エリートプログラムに参加することになって、最初は不安もあったけどみんな優しく接してくれてとてもうれしく、安心しました。練習はとてもハードでパススピードが早くてトップレベルの高さを思い知らされました。何とかついていこうとしましたが、うまいプレーができませんでした。オフ・オンザピッチでは、両方とも正しい行動を行うことが大事だと思いました。また、コーチたちが親身になって話しかけてくれるので、とても面白く楽しかったです。僕はこれから親への感謝を忘れずに、次に自分のプレーを出すことを心がけていきたいです。今回経験したことは、チームに戻ってからも行動で示して、チームのみんなに信頼される人間になりたいです。まだまだ努力の量が少ないので、もっと努力して全てが完璧であるプレーヤーになっていきます。

佐川玲史 選手（愛媛県松山市立小野中学校）
自分は普通の中学校のサッカー部に所属していますが、他の参加選手はJリーグの下部組織の人たちがほとんどで、不安もありましたが上手な人たちのプレーが見られることを楽しみにしていました。一緒にプレーしてみて、トラップやキックが上手な選手やドリブルが上手な選手がいて、自分に必要なことがわかったし、自分もそういう人たちに負けない気持ちでプレーできました。監督やコーチに考えてプレーすることの大切さや、できていないことを教わってとても勉強になりました。食事ではよく食べることが大切ということを学びました。荷物の準備をみんなと協力することができ、改めて協力する大切さも学びました。そしてこれからも選んでもらえるような選手になりたいです。今回経験したことを生かして、努力を続けることを忘れず、これからも夢に向かって頑張ります。

石川蒼生 選手（コンサドーレ札幌U-15）
まずこのエリートプログラムの紙をもらったとき、突然過ぎて驚きました。また、「自分が行ってもいいのかな？」「行っても何もできなくて、圧倒されて自信を無くしてしまうんじゃないか。」とたくさんの不安が浮かんできました。まだたくさんの不安がある中、実際に行ってみると、自分がついていけるプレーのスピード、レベルだったので、自分にも日本代表に入る可能性はあると思えました。だからこそ帰って天狗になって練習などを適当にしたりしないで、そのときできる全力を出していきます。そして日本で1番上手くなります。このキャンプに来てまたサッカーに対する考えが変わりました。具体的には守備の立ち位置を味方とコミュニケーションを取り、次どこに出てきそうか、相手の立ち位置を見て考え、とても気を付けて取ろうとするようになりました。ぼくは自分に対して、「何があってもあきらめるな。常に上を目指すんだ。」と言いました。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。