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JFAエリートプログラム 女子U-14、2年間のプログラムが終了~多くの収穫を得て次のステージへ~
2015年10月15日
6日間のプログラムも最終日を迎えました。午前中は最後のトレーニングです。トレーニングの途中で、韓国チームが出発したので、そのバスをみんなで見送りました。そして、2チームに分かれて20分2本のゲームを行い、トレーニングを締めくくりました。
最後のミーティングで加藤監督からは厳しい言葉もありましたが、それも選手たちの成長を信じてのことです。浮田コーチからは「みんなはそれぞれの地域の代表としてこのプログラムに参加している。ここでの経験をチームや地域に戻って、他の選手に伝えることもみんなの大事な役割」とし、井嶋GKコーチからは「このプログラムでのことだけではなく、日常のトレーニングが重要」と改めてこのキャンプに参加した選手たちへの言葉が送られました。
これで、この年代の2年間、6度に渡るエリートプログラムが終了しました。選手たちが次に集まるのは来年のU-15トレーニングキャンプです。1年後にはより成長した姿で再会できるよう、選手たちはその時までに所属チームでトレーニングを続けていきます。
監督・選手コメント
加藤賢二 監督(JFAナショナルトレセンコーチ)
意欲的な取り組みの姿勢、吸収力の高さを随所に見せてくれました。経験のある選手が良い雰囲気を作ってくれたおかげで、今回が初参加の選手も久しぶりに参加した選手もスムーズに活動に加わることが出来たと思います。今回は韓国代表を日本に招いての活動でした。オフのプログラムでは、昨年、自分たちが韓国を訪れた際に受けたおもてなしに対し、心を込めてお返しが出来たと思います。ピッチ内での活動では、非常に成長して参加した選手が多かったことが何よりの収穫でした。身体がひとまわり大きくなってスピードを身につけた選手が多かったことと所属クラブでの日常のトレーニングで自分の課題に真摯に向き合ってきた結果であると思います。特に守備面での意識の高さ、狙いを持ったポジショニングからのアプローチからボールを奪い切るところは、韓国代表との試合や高校生との練習試合でも十分に機能していました。もちろん、新たな課題が見つかった選手やさらに上の目標に切り替えた選手もいましたが、皆がこのエリートプログラムの活動から多くの刺激を得て、年代別の代表やなでしこジャパンで再会することを約束して締めくくりました。
月東優季乃 選手(浦和レッズレディースジュニアユース)
私は6回すべてのエリートプログラムに参加しました。このプログラムに参加することで、国内・国外ともにたくさんの仲間を作ることができました。また、コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。特に国外での試合は私のサッカー人生においてとても貴重なものとなりました。キャプテンをやらせてもらい、周りを見ることができるようになり、チームメイトの良い所を見つけることが得意になりました。仲間に支えてもらい、チームを引っ張っていくことができました。このように私は多くの人に支えられて貴重な経験ができました。これからも感謝の気持ちを持ち続け、この経験をプレーに活かしていきます。
寺田妃花 選手(旭スポーツFCジュニアユース)
2年間のエリートプログラムの活動で、私は国内・国外のいろいろな個性を持っている人と出会うことができ、生活面でもサッカー面でも自分自身が変わることができました。生活面では食事の量や挨拶が最初の頃よりもとても良くなりました。サッカー面では国内・国外の強くて上手い選手と一緒にプレーすることができ、自分のプレーがどこまで通用するかということがよくわかりました。そしてこれからの目標は、努力を続けてもっとうまくなることです。最後に今までのエリートプログラムで支えてくださったコーチ、家族、仲間に感謝したいです。
三宅紗優 選手(岡山湯郷Belle U-15・U-18/JFAアカデミー堺)
私はU-13、U-14のエリートの全6回中5回に参加しました。最初のキヤノン ガールズ・キャンプから始まり、今回の韓国との交流までの間にいろいろな経験ができました。特に思い出に残っているのは、去年韓国に行ったことと今年中国に行ったことです。韓国ではとても豪華なバスに乗せてもらったり、日本代表のユニホームを着て試合を行ったりと初めてのことばかりで楽しかったです。中国では参加したのがアジアの大会だったので、いろいろな国の人と対戦しました。体格差や言葉が通じないなど、いろいろ大変なことはありましたが、チームのみんなで協力して3位とフェアプレー賞をもらえました。悔しかったですが、日本らしいサッカーができたと思うので良かったです。今回のキャンプでエリートの活動は終わりですが、今後の自分の成長につなげていきたいと思います。今まで活動に関わってくださった皆さま、ありがとうございました。
上田佳奈 選手(浦和レッズレディースジュニアユース)
私はこの2年間のエリートプログラムの活動を通して、いろいろな個性を持った違うチームの選手、また、他国のたくさんの選手と出会うことができました。昨年の5月からエリートプログラムが始まり、回数を重ねるたびに1つの’チーム’としてのチームワークが良くなり、コンビネーションの部分も段々と良くなってきたと思います。その中で昨年11月には初海外となる韓国に行き、自分自身初めての国際試合を経験しました。そして今年の5月には中国へ行き初の国際大会に出場し、強豪の朝鮮民主主義人民共和国とも対戦することができました。この活動を通して初海外を経験したり、国際試合を経験したことで、日本でやっているプレーの感覚と違う、フィジカルの強さを痛感しました。世界の選手に対しての自分の課題・長所を肌で感じることができたこのエリートプログラムを今後の自分の成長を繋げたいです。ただ課題と長所を見つけただけで終わらないように自分のチームに戻り、よりたくさんの選手にプレーで伝えたいです。最後に一緒に活動してくださったコーチ、スタッフ、チームメイトへの感謝の気持ちを忘れず、来年のU-15のキャンプ、その先の代表と将来の目標に向かって自分自身レベルアップしていきたいです。
三谷和華奈 選手(日テレ・メニーナ)
今回のエリートプログラムは、韓国の選手を日本に招いて試合や買い物をしました。自分たちが韓国に行き、案内された時は(買い物の時)説明を聞きながら付いて行くだけでしたが、私達が案内する立場になると言語が違うので理解されないこともありました。しかし、伝わった時はほんとうに嬉しかったです。この経験はなかなかできないと思うので、大切にしていきたいです。そして、こんなに楽しく過ごせたのは今回の20人のメンバーのおかげだと私は思います。みんなとても明るく、元気で、個性的で、一緒にいてほんとうに楽しかったです。また、挨拶や決まり事を守って礼儀正しく過ごしていたと思います。しかし、全体としてテンションが上ってしまうと、少し騒がしくなってしまうところが目立ちました。ONとOFFのところをしっかり出来たらもっと良かったです。ただ、その騒がしく元気なところが仲間のピンチを救っていた場面もあったと思います。改めてチームワークの大切さ、仲間の大事さに気付かされました。自分のチームに戻っても前向きにプレーしていきたいです。最後に、エリートプログラムに関わってくれたスタッフ、監督、コーチ、そして最高の仲間に感謝したいと思います。
スケジュール
10月9日(金) | PM | トレーニング、コミュニケーションスキル |
---|---|---|
10月10日(土) | AM 3-0 |
トレーニング ゲーム vs U-14韓国女子代表 |
10月11日(日) | AM/PM | トレーニング |
10月12日(月) | AM/PM | トレーニング |
10月13日(火) | AM 2-0 |
トレーニング ゲーム vs U-14韓国女子代表 |
10月14日(水) | AM | トレーニング |
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