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サッカーを通じたグローバルな人材育成に向け、人材育成拠点「帝人アカデミー富士」が開所
2015年07月30日
去る今年6月1日、JFAと帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木純)は、帝人が保有する教育研修施設を活用した共同人材育成拠点を創出するこで合意しました。この度その拠点となる施設の改修が終了し、名称も「富士教育研修所」から「帝人アカデミー富士」と改称して、7月29日に現地で開所式が行われました。
式典には、帝人株式会社・鈴木純社長、公益財団法人日本サッカー協会・大仁邦彌会長、裾野市・高村謙二市長はじめ静岡県、福島県の行政ならびにサッカー関係者に加え、JFAアカデミー福島女子の選手も出席して、神事、開所セレモニー、昼食会等が催されました。
施設は富士山を望むことができる、緑豊かな自然に囲まれた場所で、今回新たに人工芝サッカーピッチの設置とJFAアカデミー福島女子活動のための改修工事が行われました。
大仁会長は挨拶の中で「富士山を一望できるロケーションに、美しい自然、そしてゆったりとした施設、ヨーロッパのスポーツシューレにも劣らない環境で、サッカーや学業に打ち込めるアカデミー生が羨ましい。帝人アカデミー富士を拠点にアカデミーはじめ女子サッカーを核とした人材育成に取り組んでいきたい」と話しました。
施設の内部は、広々とした廊下、様式の違う多くの討議室など「人材育成に相応しい施設」としてのコンセプトが随所に見られます。このコンセプトは竣工から40年余りが経過した現代でも生きています。
また施設は、JOC(公益財団法人日本オリンピック委員会)の「サッカー競技別強化センター」の認定を受け、ここからオリンピックで活躍する選手・スタッフが誕生することも期待されています。
施設は一般の方も利用ができ、施設で行われるさまざまな活動を通じて社会へ貢献できることを目指しています。
コメント
橋沼真帆 選手(JFAアカデミー福島:5期生)
私は今日初めて帝人アカデミー富士の施設を見学しました。ロッカールームは、私たちが住んでいた福島の寮のロッカールームにとても似ていて、ロッカールームに入った瞬間懐かしさを感じました。福島の寮に帰ってきた感じがしてとてもうれしかったです。サッカーだけでなく勉学にも励むための部屋もあり、パソコンルームはとても落ち着いた環境で集中して勉学に励めそうでした。居室スペースは2人部屋や4人部屋があり、とてもリラックスして毎日の生活が過ごせそうな部屋でした。人工芝ピッチを見たときはサッカーがしたくなりました。
私は、こうした環境でサッカーに励めることに感謝し、将来は世界に通用するようなサッカー選手になれるよう頑張りたいと思います。2020年の東京オリンピックにはなでしこジャパンの一員として世界の頂点を目指します。
このような環境を用意してくださった帝人のみなさま、携わってくださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございます。
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