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U-15女子トレーニングキャンプ 充実した4日間の活動を終える
2023年11月13日
11月6日(月)から11月9日(木)の4日間、高円宮記念JFA夢フィールドでU-15女子トレーニングキャンプを行いました。
初日はまずオープニングミーティングを実施し、その後アイスブレイクとコンディショニングを兼ねたトレーニングを行いました。最初は緊張している様子が見られた選手たちも、全国各地から集まった仲間とスタッフ同士でコミュニケーションを取り、良い雰囲気の中で活動がスタートしました。夕食後のミーティングではアスリートとして最高のプレーをするための土台となる「セルフコンディショニング」をテーマに、コンディショニング・セルフケアのレクチャーを実施。食事の摂り方や目的、いつ、どんなものを食べるかや、セルフケアの内容やけが予防のために行うことの説明を受け、良い習慣を日常化し、選手として自立することの重要性について学びました。
11月7日(火)の午前は荒天のため、屋内アリーナでコアトレーニング、セルフケアについてのレクチャーを実施しました。フィジカルコーチやトレーナーから直接、実践しながら教わることで、普段あまりコアトレーニングやセルフケアを行っていない選手たちにとって大きな学びとなり、日常に帰ってからも継続して取り組むきっかけとなりました。午後はフィジカル測定を実施し、夜のミーティングではフィジカル測定の目的を交えてフィードバックを行いました。自分のストロング・ウィークポイントを数値で確認したうえで、各自で今後に向けての目標と課題を設定しました。
11月8日(水)午前のトレーニングは守備、午後のトレーニングはポゼッションを中心としたメニューを実施。3日目を迎えるとオンザピッチ・オフザピッチで積極的にコミュニケーションを取る様子が見られ、プレーの修正点について選手同士で話し合う姿が増え、充実したトレーニングとなりました。夕食後のミーティングでは個人戦術を学んだうえで、世界で戦える選手になるための意識について改めて確認を行いました。
最終日となる11月9日(木)は紅白戦を実施。これまでの活動で学んだことを振り返り、キックオフ前には各チームで円陣を組んで試合に臨みました。良い緊張感の中でプレーする姿が見られ、4日間の活動の締めくくりにふさわしい内容となりました。今回の活動で学んだことを各自が日常に持ち帰り、選手たちはさらなる成長を続けていきます。
選手コメント
GK 神田瑠伽 選手(京都精華学園中)
私は今回のトレーニングキャンプでたくさんの課題が見つかりました。足元の技術に関しては、1回でどこへでも蹴られる場所にボールを置けなかったり、パスやロングキックが正確に蹴られなかったりしました。また、パススピードが遅く、相手にカットされる場面もありました。それでも、その場でアドバイスをもらい、夜のミーティングで自分のプレーを確認したときに改善点が見つかったことで、その後のトレーニングで修正できました。また、相手ゴールに攻めているときのリスク管理をディフェンスラインと声を掛け合いながら連係することができました。たくさんの方々の支えがあり、このキャンプを開催していただきとても感謝しています。このキャンプを通してコミュニケーションの大切さを感じました。今回見つかった課題を所属チームに持ち帰り、もう一段階成長して次のキャンプにも呼ばれるように頑張ります。
FP 岩田琳香 選手(FC時之栖U-15)
私は今回のトレーニングキャンプで積極的にコミュニケーションを取ることと、自分の特長を生かしたプレーをすることを意識しました。過去に参加したトレーニングキャンプに比べ、味方選手にどんなプレーをしてほしかったのかを伝えることができ、自分の成長を感じられました。このキャンプ中に体力測定とそのフィードバックをもらい、代表選手の値と自分の値を比較することによって今の自分の位置を知るきっかけとなりました。ウィークポイントを改善できるよう日々の生活を見直し、努力したいと思いました。練習後40分以内に補食を摂ることや、寝る30分前にはスマホを使用するのをやめ、ストレッチをすることなど、今からできることはたくさんあると分かり、実践していきたいと思いました。個人戦術などについても教えていただき、多くのことを学べました。今の自分は過去の自分からできて、未来の自分は今の自分がつくっていくとも教えていただいたので、今を大切にし、夢を叶えられるように頑張っていきたいです。
FP 平澤楓 選手(小美玉フットボールアカデミー)
今回のトレーニングキャンプでは、3泊4日という短い期間でたくさんチャレンジして学んで成長することを目標にして臨みました。初日は少し緊張していましたが、今回のキャンプでもたくさんの学びがありました。オンザピッチで特に学んだのは、オンザボールのときの優先順位です。攻撃時のオフザボールの優先順位については、相手がボールに夢中になっているときに背後にアクションして呼び込んで受けるなど、ゴールを奪うという優先順位の高い方から選んでアクションすることができましたが、オンザボールのときはゴールを狙えるのにパスを選んでしまいました。今後はオンザボールでもオフザボールでも、状況次第で優先順位の高い方から選んでプレーできるようにしたいです。オフザピッチでは、プレー中でないときもコミュニケーションを取ることや、自分の夢を叶えるために必要な生活のことについて学びました。例えば、アスリートの基本の食事の形や、睡眠の時間です。パフォーマンスを上げるためには土台となるコンディションを整え、正しく体を使えるように体幹などを鍛えることが大切だと学べたので、普段の生活から意識高く、そしてそれを継続してもっともっと成長していきたいです。今回の経験を生かして楽しむことを忘れず、誰よりもチャレンジして努力し続けていきます。今までの行動を見直し、今後に向けて考え直す機会を与えてくれたすべての方に感謝しています。ありがとうございました。
FP 高松希 選手(富山レディースサッカークラブ)
私は今回のトレーニングキャンプに参加して、今まで知らなかったことをたくさん学ぶことができ、自分の課題を見つけることができました。オンザピッチでは、自分のしたいプレーの選択肢を必ず持つことを意識しました。また、一つ一つのプレーに集中して取り組むことを意識しました。プレー中にミスが起こることが多くても、次のプレーに集中することを大切にし、切り替えて取り組めました。今回は、前回参加したときより色々な人とコミュニケーションを取ることができたと思います。プレー中に起こったミスやできなかったことは、そのまま放置せず、どうやったら改善できるかを考えることが大切だと思いました。オフザピッチでは、食事の摂り方やストレッチなどを特に心がけました。毎回の食事では量とバランスを意識し、練習後や寝る前には疲労が溜まらないように丁寧にストレッチをしました。今回、ストレッチについて詳しく学べたので、学んだことを意識して取り組んでいきたいです。今回学んだことを日々継続して行い、習慣にすることが大切だと思いました。そして、いつ、どんなときでも自分のいつものプレーを発揮できるように、毎日の練習の強度を上げていきたいです。