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JFAエリートプログラムU-14 トレーニングキャンプ、4日間の活動を終える
2021年10月23日
10月18日(月)から千葉県の東金市で活動していたエリートプログラム U-14トレーニングキャンプが21日(木)、4日間のキャンプを終えました。
2日目の19日(火)は、午前に攻撃を午後には守備をテーマにインテンシティの高いトレーニングを行いました。宿舎では初日のレクチャーで学んだセルフケア、睡眠、食事などについて、自分たちで考えリカバリーが出来るように取り組みました。
3日目の20日(水)は、午前はゴール前の攻防やフィニッシュをテーマにトレーニングし、午後にはグループでゲーム分析を行い発表しました。活発なコミュニケーションを取りながら、改めてサッカーの原理原則や自分たちの課題などを共有しました。
最終日に行われた紅白戦では、それぞれのストロングポイントを最大限発揮しようと、選手たちは自分の良さをチームメイトに積極的に伝え、試合の中でも徐々にチームとして修正を行い、トレーニングで確認したことをプレーで表現しました。プレーの質も時間が経つごとに上昇していき、終盤では激しい攻防も見られました。
オフ・ザ・ピッチでは毎晩のミーティングで、担当スタッフからメディカル面、フィジカル面、メンタル面やサッカーの基本戦術などのレクチャーがあり、選手たちは多方面から大きな刺激を受けている様子が見られました。
オン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチ両方で様々な刺激を受け、自身をより成長させるために模索した活動期間となりました。4日間の成果を確かめてキャンプを締めくくり、今回受けた刺激を忘れずに、自チームに戻ってからも精一杯取り組むことを誓ってそれぞれ帰路につきました。
監督・選手コメント
木村康彦 監督(JFAコーチ)
今年2回目のU-14エリートプログラムに全国から27名の選手が参加しました。今回の活動も「自分を知る、味方を知る、サッカーを知る」をテーマに行いました。ガイダンスでは2003年からスタートしたこのプログラムに多くの日本代表選手やオリンピック選手の多くがこのプログラムに参加していること、そしてトップレベルの仲間とお互いに切磋琢磨できる貴重な機会であることを伝えました。全国から集まったタレントと一緒にトレーニングする中で、改めて自分を客観的に見つめなおし、味方のプレーからも刺激を受け、そしてサッカーの本質や基本戦術の理解を深めてもらう機会になるように働きかけました。トレーニングでは特にテクニックを有効に発揮するためのオフの準備、多くの判断材料(味方、相手、プレーエリア、数的状況など)をもって的確に判断してそれを共有すること、そして攻守に関わりを多くすることに重点を置きました。また、オフ・ザ・ピッチにおいても、スタッフ全員がそれぞれの分野を担当し工夫をこらしたミーティングやグループワークで、選手に考える機会を作ってくれました。全体を通して選手が主体的に取り組み、最終日の紅白戦では選手が個々の特長を出してトレーニングしてきたことに積極的にトライする姿を観ることができました。参加した選手たちがこの活動を通じて得た刺激や経験をきっかけに、さらに成長していくことを期待しています。
コロナ禍において選手を派遣してくださったチーム関係者と保護者の皆様、またトレーニング会場となった東金アリーナや宿泊先のサンライズ九十九里の皆様にもこの場をお借りして感謝申し上げます。
亀田大河 選手(ヴィッセル神戸 U-15)
エリートプログラム U-14トレーニングキャンプに参加して、一人一人の基礎的な技術がとても高いことに驚きました。
プレースピードが想像以上に早く、最初はポジション取りが遅れて、ビルドアップのパスがずれてしまったり、細かなミスが多くなってしまいました。
合宿の後半は、相手のプレッシャーが早いことを意識し、自分の判断を早くすることを心掛けた為、積極的にビルドアップに関わったり、他のプレーも落ち着いて出来るようになったと思います。
今回、体験した感覚を忘れないようにして、チームに戻っても練習を続け、もっとレベルアップしていきたいです。
最後にコロナ禍の中、このような素晴らしいピッチでエリートプログラムを開催して下さった皆様ありがとうございました。
将来、日本代表のゴールを守るゴールキーパーになれるよう頑張ります。
末繁拓己 選手(レノファ山口FC U-15)
まず初めにこのような機会に呼んでくださったサッカー協会の方々、また送り出してくれたチームの監督、コーチ、そして長い間怪我をしていた時期に自分と向き合ってサポートしてくださったトレーナー、学校関係者、家族に感謝します。
プレーの面ではオフ・ザ・ボールの時にどれだけ良いポジショニングを取り次のプレーに繋げるかや、守備の時のチャレンジ&カバーをしてボールを奪うといった事などをプレーしながら、また動画を見ながら学ぶ事が出来ました。
オフ・ザ・ピッチの時、限られた時間の中で何をして過ごせば良いかなどを考えて実行する事が大切だと学びました。そして、自分のストロング、ウィークを知りストロングは伸ばしウィークは改善する必要があると分かりました。
試合をしてみて、まだまだ自分の改善すべき点や通用した点などを見つける事が出来ました。チームに帰ってまたこのような機会に呼ばれるように頑張りたいと思います。
とても充実したキャンプでした。
このキャンプに携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
森壮一朗 選手(JFAアカデミー福島WEST)
まず、このエリートプログラム U-14トレーニングキャンプに選出されたことをとても嬉しく思います。そしてこのコロナ禍の中でも、開催してくださった事にとても感謝しています。このキャンプで一番感じたのは選手たちの、止める、蹴るの技術の高さです。トラップが難しいボールも簡単に止めたり、パスでは左右に差がなかったりと一緒にサッカーをしていてレベルの高さを実感しました。4日間を通して一番の気付きはボールを持っていない時の準備の大切さです。高いレベルになるにつれプレースピードやプレスのスピードなど全てにおいてスピードが上がります。そのためボールを持ってない時の準備の質がとても大切になります。準備の大切さに改めて気付いた良いキャンプになりました。今回学んだ事、そして自分に足りないと感じた事を自チームに帰って意識してプレーしていきたいと思います。そして来年の代表に選ばれるような選手へと成長していきたいです。
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