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JFAアカデミー福島U-15WEST U-15GKの活動 ~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.39
2021年05月13日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島のレポートを担当するのは高原寿康GKコーチです。
JFAアカデミー福島U-15WESTについて
JFAアカデミー福島U-15 GKコーチの高原寿康です。JFAアカデミー福島に来て3年目になり、昨年に引き続きU-15のGKを担当しています。今回はU-15GKの取り組みについて紹介します。
4月に入り、JFAアカデミー福島U-15WESTの中学生は、14期生(中3)、15期生(中2)の2学年になり、3年プログラムの静岡での生活は残すところあと2年になりました。JFAアカデミー福島U-15WESTを卒校して各々が進路を決めるため、サッカーでも私生活でも良い習慣を身に付け、自立した選手になって羽ばたけるように、当たり前のことを当たり前にやる大切さを選手に伝えています。
U-15が参戦する東海リーグは4月に、U-14が参戦する静岡県TOPリーグは2月に開幕し、前期が終了しています。昨年は1回戦制だったのですが、今年は前期・後期の2回戦制になり、試合数も増えて多くの試合経験を積むことができています。今後の状況により変更の可能性もありますが、新型コロナウイルスがまん延しているこのような状況でも、感染防止対策を行いながらも公式戦ができることに感謝の気持ちを持ってプレーしようと伝えています。
サッカー面について
私がアカデミーに来てから常に選手たちに伝えているのは『チャレンジしよう』です。中学生の年代ではたくさんのミスが出ます。そのミスが出たからチャレンジをやめるのではなく、チャレンジをしたがなぜミスが出たのかを理解することが大切だと思います。
加藤好男統括GKコーチから、GKを分析する中でC D E Fが大切だと言われています。CはCommunication(ゲームスキャン・観る・予測)、DはDecision(決断・判断)、EはExecution(実行・実践・プレーの選択)、FはFitness(フィジカル的・精神的体力)です。ミスの原因が、『観ることなのか・判断なのか・テクニックなのか・フィジカル的なのか』を見極めることが大切になってきます。指導者が原因を見極めて、個別に選手と映像等を用いてミーティングを実施し、選手自身が改善できるように何回もチャレンジをして、自分の感覚を掴んでいくことが成長につながります。
寮・学校生活について
学年が1つ上がったので、自覚を持った生活ができるよう促しながら、今年は今まで以上に部屋をきれいな状態に保とうと伝えています。ジュニアユースの選手は物が多く4人部屋ということもあり、昨年までは部屋が散らかった状態で学校や練習に行く選手もいたのですが、ユースの選手の声掛けなどもあり、今年はきれいな状態を保つことができています。ゴミが落ちていても気が付かない選手、ゴミが落ちているのは気が付いているけど何もしない選手は、ピッチに入っても相手の変化、試合の流れの変化に気が付けない、気が付いても何もやろうとしない選手と同じことだと伝えています。
選手自身が“気付き”を持ってonでもoffでも成長していけるようにサポートしていきたいと思います。
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