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U-15日本女子選抜トレーニングキャンプ 4日間の充実した活動を終える
2019年09月30日
9月26日(木)にスタートしたU-15日本女子選抜トレーニングキャンプ、最終日となった29日(日)は、このキャンプの集大成となる紅白戦を行いました。気温が高い中、選手たちはトレーニングの成果を発揮する場として、最後まで全力でプレーすることができました。今回のキャンプは、トレーニングの他、夜のレクチャーで代表活動でのコンディショニングや大会中の様子、「世界のなでしこになる」ために今何が必要なのか、などを学ぶ機会を持ちました。また、グループごとのミーティングではそれぞれのトレーニングの振り返りやコミュニケーションを深める時間を取り、ピッチ以外の部分でも学ぶことが多くありました。
U-15日本女子選抜の次の活動は、11月下旬に人数を絞ってトレーニングキャンプを行う予定です。
コーチ・選手コメント
加藤賢二 ナショナルトレセンコーチ
4日間という短い期間でしたが、内容の詰まったトレーニングキャンプにすることができました。参加した選手はONとOFFの切り替えがしっかりしており、ONの集中力とOFFの明るくリラックスした雰囲気のバランスが素晴らしかったです。これまでの各地域トレセンやエリートプログラム、ナショナルトレセンなどの活動でしっかりと積み上げてきた成果であると感じました。今回のキャンプには、なでしこジャパンのコーチ、フィジカルコーチ、アスレティックトレーナー、U-19日本女子代表の監督、コーチらに参加してもらうことができました。レクチャーや日々のトレーニングの中で、参加した選手たちが目標とする代表活動の話しや、そのステージに到達するために何が必要なのか、今できることは何かを直接聞くことができました。自分の夢や目標が明確になった選手が多かったのではないかと思います。トレーニングでは、普段練習することが少ないクロスの攻撃と守備に時間をかけました。クロスという馴染みの薄いテーマの中で、自分の特徴を発揮するのに苦労している選手が多く見られました。しかし、苦手とする選手が多い守備のトレーニングでは、皆が意欲的に取り組んでくれたため、積極的にボールを奪う意識、ボール状況に応じたポジションの修正、球際の激しい競り合いが随所に見られました。U-14までには見られなかった守備の質でした。11対11のゲームでは、トレーニングで積み上げたものを意識しつつ、自分の特徴もしっかりと発揮してくれた選手が多くいました。どの地域の選手も取り組みの姿勢は素晴らしく、確実に積み上げが見られ、一定の成果が得られたと感じています。この4日間で見せてくれた意欲的な取り組みの姿勢と集中力を日常のものとし、自分の課題に対して継続した取り組みをしてもらいたいです。また、それぞれの特徴にさらなる磨きをかけることも忘れないで欲しいと思います。キャンプに関わった全てのスタッフが、質の高いキャンプにするために入念な準備をし、一丸となって選手に積極的なアプローチをしてくれたことに感謝いたします。
FP 竹内瀬戸香 選手(五戸町スポーツクラブ)
キャンプがスタートした時は緊張がありましたが、徐々にコミュニケーションを上手くとれるようになり、質の高いサッカーができてきたと思います。苦手な守備の練習では、相手とのちょうどよい距離を見つけることができ、相手とボールを同一視することの大切さを学びました。自分の得意な部分はさらに伸ばせるように、苦手な部分は克服できるようにしていきたいです。何が起こるかをまずは予測し、良い判断をして実行する。そして最後に共有し合う。これを繰り返し、これからのプレーをより良くできるようにしていきたいです。プレー以外の場面では、食事や睡眠の時間を大切にして、良い結果に繋がるように生活にも気を付けていきたいです。最終日のゲームでは、まだまだ他の選手と力の差があると感じました。判断の早さや、1つ1つのプレーの質が自分たちのチームとは違いました。内容は悪くなくても結果が悪かったので、もっと結果にもこだわっていきたいです。また、運動量ももっと上げていかなければいけないと感じました。この4日間のキャンプで、自分の通用することや足りないことなど、自分を知ることができました。今回のキャンプで学んだことをチームに持ち帰り共有していきたいです。
FP 鍵谷天 選手(NGUラブリッジ名古屋スターチス)
今回のようなトレーニングキャンプに参加するのは初めてだったので、とても緊張していましたが、一緒にプレーをしていくうちに、だんだんと他の選手たちともコミュニケーションをとっていくことができました。1日目のトレーニングではフィジカル測定を行い、2日目はクロスの攻防、3日目は守備をメインとした練習を行い、最終日にはゲームをしました。3泊4日という短い期間のなかで、自分の足りないところや自分の得意なことがはっきりと分かったので、伸ばす部分と、克服すべきを分けて、しっかりとトレーニングに励んでいきたいと思います。
FP 藤谷千里 選手(岡山湯郷Belle)
今回のキャンプに参加し、私は改めて自分の短所や長所を知ることができ、とても良い経験になりました。トレーニングでは、クロスの守備の同一視や一対一の距離感が難しかったです。また、組織的に動くことも多く、コミュニケーションの大切さを感じました。私はまだまだ声も少なく、思うように味方に伝わらないことがあるので、もっと大きな声で意思を伝えられるようにしたいです。また、ボランチとしては、常に中間でボールを受けられるように意識できたことは良かったですが、もっとたくさんボールを受けて関わるようにしていきたいと感じました。このキャンプの中でたくさんの課題が見つかったので、克服していけるよう努力し続けて、さらに成長していきたいです。
FP 濱野穂乃香 選手(JFAアカデミー福島)
2日目はクロスの攻撃と守備、3日目は守備をテーマにしてトレーニングを行い、最後はゲームを行いました。各トレーニング前には、先日の女子ワールドカップフランス大会の映像で世界基準のプレーを確認してから、トレーニングへ臨みました。私がこのキャンプで一番大切だと思ったことは、目の前の相手に絶対に負けないという強い気持ちです。3日目のゲームでは、最後のフィニッシュで決めきることができずに負けてしまいましたが、4日目は強い気持ちと持って、決めきることができました。きつい時こそ、このキャンプで気付かされた、負けない気持ちを全面に出せる選手になっていきたいです。
スケジュール
9月26日(木) | PM | トレーニング(J-GREEN堺) |
---|---|---|
9月27日(金) | AM/PM | トレーニング(J-GREEN堺) |
9月28日(土) | AM/PM | トレーニング(J-GREEN堺) |
9月29日(日) | AM | トレーニング(J-GREEN堺) |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
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