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JFAアカデミー熊本宇城U-15 タイ遠征を実施
2015年07月29日
JFAアカデミーは、世界基準で活躍する選手を育成する取り組みとして、サッカーはもちろん、人間的な面の教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材の育成を目指しています。
JFAアカデミー熊本宇城は、週末帰省型での活動を行なっていますが、今回は夏休みを利用して中学校3年生の18名が7月20日から24日までタイ遠征を行いました。遠征中、練習試合を3試合行いました。
試合結果
7月21日(火)
JFAアカデミー熊本宇城U-15 3-0 PHUTALOANG CLUB
7月22日(水)
JFAアカデミー熊本宇城U-15 4-1 ASSUMPTION SI RACHA
7月23日(木)
JFAアカデミー熊本宇城U-15 0-2 PATTANA SPORT CLUB
コーチ・選手コメント
宮川真一 コーチ(JFAアカデミー熊本宇城 U-15)
今回の遠征で掲げたテーマは「感性を磨く」です。On the pitchでもOff the pitchでも、日本を離れ、タイという国で日本との違いを感じることです。On the pitchでは、気温、湿度の高い環境で、自分たちと同年代の選手と3試合を行い、タイの選手たちのフィジカルの強さや、アグレッシブな姿勢に刺激を受けました。Off the pitchでは、タイの人たちとのコミュニケーション、タイ料理、寺院見学などから、文化の違いに触れながらも世界共通の挨拶の大切さなどに改めて気付きを感じていたようです。この遠征で「感じたこと」を今後の人生に役立て、さらに感性を高めて日常の行動にも磨きをかけてくれることを期待しています。
橋田真 選手(JFAアカデミー熊本宇城:5期生)
慣れない環境で自分のコンディションを維持するために、食事は生ものを食べないようにしたり、飲み水では水道水や氷は控え、ミネラルウォーターを飲むようにしました。香菜や唐辛子が多く使われているタイ料理にも積極的に挑戦しましたが、十分な量は食べれず体重が減ってしまい、試合では集中力を維持することが難しかったです。その中でもGKとしてテンポよくボールを動かすことや、優先順位を意識して攻撃に関わることができました。課題は、味方との連携です。クロスに対して「キーパー」の声が遅れ、味方と重なる時がありました。また、相手はカウンター攻撃が多かったにも関わらず、集中が続かず味方とのコミュニケーションが遅れることがあったので注意したいです。この遠征を通して、世界で戦うためにはどんな環境でも食事をしっかり食べられる強さが必要な事を学ぶことができました。
毛利友哉 選手(JFAアカデミー熊本宇城:5期生)
今回の遠征で感じたことは、タイの選手たちは身体能力が高く、球際にとても強いことです。だからこそ攻撃では、相手陣地で空いているスペースを見つけ、味方のアクションに合わせてテンポ良くボールを動かすことで自然とチャンスが増え、得点につなげることができました。守備では、相手はカウンターを狙っていたので、自分たちの切り替えを早くし、コンパクトな状態から素早く、複数でボールを奪い返すことで主導権を取れる場面も増やせました。生活面では、挨拶の大切さに気づくことができました。初めはタイ語で話すことが恥ずかしく、積極的になれず会話もありませんでした。しかし、自分から笑顔で、相手の目を見ながら挨拶をすれば、タイの人たちも笑顔で返してくれ、お互いの距離が近づくことを感じることができました。そのおかげで、とても心温かいタイの人たちと触れ合う貴重な経験をすることができました。
※JFAアカデミー熊本宇城はスポーツ振興くじ(toto)の助成を受けて活動しています。
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