全国各地から選手が集まって開催する、JFAエリートプログラム女子U-13トレーニングキャンプは予定通り4日間のプログラムをすべて終えました。

3日目

午前中はシュートをテーマとしたトレーニングを、夕方には札幌SSSとのトレーニングマッチを行いました。
トレーニングマッチの前には北海道にもっと触れるため、近郊の「サッポロさとらんど」へ。大きな空と大地に囲まれ、ゆったりのんびり、和気あいあいと、リラックスの時間になりました。北海道のすばらしさを味合うだけでなく、選手だけで移動したり、領収証をもらったりと、普段しない経験もできたようです。

選手コメント

後藤若葉 選手（東京都：日テレ・メニーナ）
28日は午前練習と午後の試合の間に、「サッポロさとらんど」にも行きました。
ヤギやヒツジなどの動物たちとふれあったり、牛乳工場の見学もしました。昼食は自分たちでメニューを選びました。その後、アイスクリームづくりも体験しました。初めて作ったけどおいしくできたので良かったです。
とても良い経験になりました。

4日目

8月29日(金)の最終日はポゼッションのトレーニングで終えました。最後にはコーチングスタッフも入った6対6のゲームを行い、判断やかけひき、考えながらのプレーが要求される中でもたくさんの笑顔を見られました。
初めての飛行機、初めての対外試合など、不安や心配、緊張もあったようですが、選手たちは少しずつ自分を表現できるようになり、活動の最後にはピッチ内外でチームとして動けるようになりました。

次回の活動は11月6日(木)から11日(火)の韓国遠征です。

選手コメント

沖野るせり 選手（北海道：クラブフィールズ・リンダ）
キヤノンガールズ・キャンプのときよりもみんながすごく上手になっていて、今回のトレーニングキャンプでは自分の思い通りにならなかったと感じました。自分が目立つために、動き出しのタイミングも人と同じようにしていれば取られるし、考えている時間がないなか、ボールを受ける前に何回も周りを見るということを学びました。
生活面でもみんなで協力しないと時間も過ぎるし、楽しくなりません。このキャンプでは、全員が協力して何事にも時間が無駄にせずに終われたと思います。
学んだことを自分のチームでも生かして、次のキャンプにも選ばれたいです。

佐藤茉由 選手（新潟県：アルビレックス新潟レディースU-15）
このキャンプに選ばれてすごく嬉しかったです。初めは知っている人が少なくて仲良くなれるかのか、またみんな上手なのでついていけるかと不安で緊張していました。でも、みんなといるとすごく楽しかったです。
苦手な練習もあったけど、仲間のいいプレーを見て、真似をするようにしていました。3日目に行ったさとらんどでは、選手との仲が深まって、すごく楽しかったです。
いろいろなことを学べて、すごく楽しかったです。

監督コメント

加藤賢二監督
好天に恵まれ、最高のトレーニング環境のもとで集中した4日間を過ごすことが出来ました。
前回の5月のキャンプに参加した選手が中心で、活動の意義をしっかりと理解してくれていたため、集合からとてもスムーズにスケジュールをこなすことが出来ました。その反面、前回よりも全体的に大人しい印象を受けました。しかし、夜のミーティングやコミュニケーションスキルの授業などを経て徐々にチーム全体に活気が出ました。3日目に行った同学年の男子チームとの練習試合では、男子に負けないくらい、勝負に対する強い姿勢を見せてくれました。残念ながら試合は負けてしまいましたが、ボール際での激しさやゴールを死守する姿は次につながるものであったと思います。

1日目のコミュニケーションスキルでは、前回のキャンプでの経験を踏まえてさらにレベルを上げたテーマにトライしました。多くの選手が理解しようと集中して取り組んでくれていました。2日目にはU-17日本女子代表監督である高倉さんから直接話を聞く機会を得ました。真剣に話を聞く様子が見られましたし、近い将来に自分たちが日本代表選手としてピッチに立つことを身近な目標としてイメージしてくれたはずです。

その他、ピッチ外の活動もとても充実したキャンプであったと思います。同時に、一番大切なピッチ内に関しては、テクニックにもっともっとこだわって、その質を上げていかなければそれぞれが望むステージでサッカーをすることは難しいということを実感したと思います。その思いを今後の活動に繋げて、また次回のエリートプログラムで会いたいです。

スケジュール