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第29回全日本高等学校女子サッカー選手権大会~JFAアカデミー堺ダイアリー~
2021年01月17日
駅伝、ラグビー、サッカーと学生のスポーツはお正月の風物詩となっています。高校の女子サッカーもその一つとして定着したのではないでしょうか。コロナ禍にも関わらず各競技において熱い戦いが繰り広げられていました。
アカデミー堺の選手たちは卒校後に、高校でサッカーを続ける選手がほとんどです。それぞれの夢を実現するために、高校のサッカー部で新たな仲間と切磋琢磨し、アカデミー堺で学んだことにさらなる積み上げをしています。
コロナ禍の中、開催が危ぶまれた第29回全日本高等学校女子サッカー選手権大会ですが、決勝戦まで無事に行われました。この大会にはアカデミー堺の4期生から6期生までの選手が参加していました。全国大会まで勝ち進むことが出来なかった選手や怪我のためプレー出来なかった選手もいますが、参加32校のうち、11校にアカデミー堺の卒校生が在籍し、24人が大会にエントリーされていました。(実際に19人がプレー)毎年、神戸を中心に兵庫県で開催されるため見に行くアカデミー生もたくさんいます。
試合会場で新年の挨拶ってことも多いですね。そして、そして堺から遠く離れた高校へ進んだ卒校生のプレーを直接見ることと卒校生の保護者の皆さんに久しぶりにお会いできる貴重な機会でもあります。
大会の準決勝2試合では、先発メンバーのうち9人がアカデミー堺の卒校生。(交代出場含め10名がプレー)
そして2試合で生まれた6得点のうち4得点がアカデミー堺の卒校生が記録したものでした。
決勝戦では6人がプレーし、優勝した藤枝順心高校は4名の選手が攻守の中心となってチームに貢献していましたね。おめでとうございます!
4期生の江崎は作陽の10番としてチームを攻守で支え、決勝進出の原動力に
4期生の堀真綾(3番)は藤枝順心のサイドバックとして全試合フル出場。準決勝では見事なゴールを決めました。
4期生木許和心(2番)はMFとして縦横無尽に駆け回り、準決勝の先制ゴールは気持ちのこもったナイスシュート!
決勝で破れた作陽はベンチに5期生の大西夏奈(17番)と6期生の伊藤真生(14番)が。新チームでリベンジを!
1年生ながら全試合でフル出場した6期生の浅田幸子(20番)。相手の攻撃の芽を摘み、ミスの少ない安定した配球で大きく貢献した。
こうした卒校生の活躍は間違いなく在校生の大きな励みになっています。
優勝旗の陰に隠れていますが、4期生の斎藤桃花も全試合で先発出場し1得点。
しかし、高校サッカーの道に進んだ卒校生のほとんどが目指しているものは、もっと先のところにあるはず。インターハイや選手権などの全国大会はその手前の通過点であり成果の確認の場だと思います。目先の結果に一喜一憂することなく、それぞれの目標に向かって努力を続けて欲しいです。
先日、アカデミー堺の1期生でなでしこジャパンのメンバーでもある宝田沙織選手がアカデミー堺に顔を出してくれました。宝田選手は今シーズン、アメリカの女子プロサッカーリーグ(NWSL)のワシントン・スピリッツへ移籍します。大きなチャレンジです。自己実現のために頑張って欲しいです。
現役アカデミー堺の選手も卒校生の活躍に負けないよう、今年もサッカーも勉強も元気いっぱい頑張りましょう!
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