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7期生USA CAMP 2020(その4)~JFAアカデミー堺ダイアリー~

2020年02月03日

7期生USA CAMP 2020(その4)~JFAアカデミー堺ダイアリー~

アメリカに来て4日目はMountain View Los Altos(MVLA)と試合をしました。選手はそれぞれのホームステイ先からホストファミリーの車で試合会場にやってきました。

プレーするには暑いと感じるくらいの日差しのもと35分ハーフで試合をしました。

 

試合前のミーティング

MVLAは、一昨日対戦したアースクエイクス以上にスピードとパワーを持った選手が多く、守備でのハードワークを強いられる時間が長くなりました。そのため体力の消耗が激しかったように見えました。攻撃でもミスが多く、主導権を握ることができませんでしたが、前半分、北川がGKのポジショニングを見て、ミドルシュートを決めて先制しました。相手のベンチからも賞賛されるような綺麗なゴールでした。しかし得点後も流れを完全に引き寄せることができず、5分後には自分たちのミスからボールを奪われて失点してしまいました。前半は1-1で折り返しました。

 

試合前の整列

 

二人がかりでも止められない場面も

 

後半は粘り強い守備で相手の攻撃を封じるものの、その後、ミスを繰り返しこちらも攻撃に勢いがつきません。そんな中、ペナルティエリア内でハンドの反則をとられ相手にPKを与えてしまいました。このPKはシュートが枠を外れました。GKをしていた森もホッとしたことでしょう。1-1の均衡を破ったのはまたしても北川。この日2点目のゴールで粘る相手を振り切ることができました。試合終了のホイッスルの後、喜ぶことよりも膝に手をつく選手が多かったことからも、力を出し切った様子が伺えました。交代のいないアカデミーは暑さともよく戦いました。勝ちきることができたことで今後のプレーの自信に繋げて欲しいものです。

 

 

試合後にTシャツをプレゼントしてもらいました。

 

フレンドリーなMVLAの監督さん

 

試合後、メキシコ料理のファーストフード「Chipotle」で簡単にランチを。ボリュームがありすぎて多くの選手はサラダ中心の料理をチョイスしていました。

 

ランチの後はスタンフォード大学へバスケットボール観戦に行きました。男子のスタンフォード大学vsオレゴン大学の試合です。日本の大学スポーツのイメージとは大きく異なり、まさにエンターテイメント。施設の規模、観客の多さ、会場の熱気に圧倒されたようです。

 

バスケットボール観戦後はスタンフォード大学のスポーツ施設の見学をしました。施設案内をしてくれたのは現役サッカー部員のビアンカ。ビアンカは昨年も案内をしてくれました。トレーニングルームやメディカルルームなどの規模に驚かされました。スポーツの殿堂にはサッカーのみならず様々な競技の輝かしい歴史が詰まっていました。競技毎に立派な施設があり、驚きの連続でした。

 

昨年もアテンドしてくれたビアンカ

 

 

恒例のアメフトスタジアム前での1枚

 

ビアンカありがとう!

 

西嶋桃花

「今日私たちはMVLAと対戦しました。一昨日の試合は引き分けだったので今日こそは勝ちたいと思ってのぞみました。私はこの試合でチームにとって最大の課題を見つけました。それは、勝ちたい、良いゲームがしたいという気持ちが足りていないことです。気持ちの弱さからくる球際の弱さやコミュニケーション不足が目立ちました。そして前半の失点は相手のスピードを止めることができなかったからです。この失点も一つの声かけがあれば防げたと思います。相手はスピードが速かったけど、それを上回る予測とカバーが必要だと思いました。気持ちを切り替えた後半は得点を奪い、勝つことができました。しかし、70分間走り切る体力が足りていませんでした。世界で戦う技術も体力も気持ちも、たくさんのことが欠けていることが分かりました。明日のPDP戦が一番強い相手だと聞いています。このUSA CAMPで一番良いゲームがしたいです。」

 

北浦未歩

「私たちはスタンフォード大学でバスケットボール観戦と施設見学をしました。スタンフォード大学の施設を見学して驚いたことがあります。それはスポーツをする環境がすごく整っていたことです。広いトレーニングジムがあったりサッカーやアメフトが同じグラウンドではなく、一つのスポーツに一つのグラウンドがありました。水球など水を使うスポーツは温水でいつでも使えるようになっていました。バスケットボールを観戦したときにも驚くことがありました。それは2つあります。1つは大学なのに会場が埋まるくらい観客がたくさんいたことです。2つ目はシュートが決まるたびに大きな歓声が起こったことです。日本ではあまり見られない光景でした。自分もこんな大きな歓声がもらえるような選手になりたいと思いました。」

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