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アカデミー活動時の熱中症対策 〜JFAアカデミー今治 スタッフ通信Vol.19
2021年07月13日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー今治のレポートを担当するのは横田トレーナーです。
水分補給
JFAアカデミー今治のアスレティックトレーナーの横田沙也香です。JFAアカデミー今治には今年4月に着任しました。
梅雨に入り熱中症に気を付けなければならない季節になってきました。JFAアカデミー今治では熱中症のメカニズムや症状、対策、水分補給や身体冷却を正しく行うことでパフォーマンスの維持にもつながることを伝えています。今回は、JFAアカデミー今治で行っている熱中症対策の一部をお伝えします。
サッカーは屋外で行われるスポーツのため、太陽の直射日光を浴びますし、練習や試合による運動量の上昇によって発汗量も増えます。また梅雨の時期の湿度が高い日、夏季の炎天下での練習や試合では熱中症のリスクが高まります。
選手には夏の炎天下でも万全のコンディショニングでトレーニングを行えるよう自身でこまめに水分補給をすることが大切と伝えています。選手自身が正しく水分補給が出来ているかをチェックするには起床時体重の変化、トレーニング前後の体重の変化、尿の色の濃さなどから出来ます。アカデミー今治では起床時の体重測定やトレーニング前後の体重測定を行い、実際に日常生活での水分補給やトレーニング中の水分補給が出来ているかをチェックしています。水分補給が上手くできていなかった選手には、再度水分補給の大切さを伝えるとともに寮生活やトレーニング中の水分補給を促しています。
暑熱対策
水分補給のほかにも暑熱対策として、トレーニングにおける身体冷却の方法や日々の体調管理を行うことなども伝えています。
トレーニングによって起こる体温の過度な上昇を抑えるために、トレーニングの合間に氷水の入ったバケツや、クーラーボックスで手掌冷却を行い、冷えた飲料水を補給することも大切です。実際にトレーニングには氷をいれたクーラーボックスを持っていき、冷えた飲料水の保管や手掌冷却を行っています。
また、暑さによって睡眠が不十分であったり、食事を思うように摂取できなかったりと、体調が万全でない中トレーニングを行うと熱中症のリスクが上がります。アカデミー今治ではONETAP(コンディション管理ツール)を活用し、選手自身が自身の体調を管理することや熱中症対策をしたうえで、トレーニングに向かうことを促しています。
以上、JFAアカデミー今治で行っている熱中症対策の一部分を紹介しました。
夏季休暇においても万全のコンディションでトレーニングが行えるよう、選手自らが行動できるようフォローしていきたいと思います。
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