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なでしこリーグ2部 前期を終えて 〜JFAアカデミー福島女子 スタッフ通信Vol.22

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2021年06月14日

なでしこリーグ2部 前期を終えて 〜JFAアカデミー福島女子 スタッフ通信Vol.22

JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島女子のレポートを担当するのは加藤竜二GKコーチです。 

なでしこリーグ参戦

昨年、アカデミー福島はチャレンジリーグEASTに属していましたが、今シーズンよりなでしこリーグ2部に場を変えて戦うことになりました。なでしこリーグは全国リーグとなり、北は札幌、南は福岡まで遠征して試合を行うことになります。昨年とは対戦相手や移動距離など大きく変わり、選手への負担も大きく増えました。特に日曜日、試合のため遠征に行った際、帰りが夜遅くなることがありますが、選手は翌朝から学校があり通常通り起床して登校します。朝起きるのは大変そうですが、誰一人遅刻することもなく元気に登校しています。

今年度の目標

毎年、高校3年生が中心となり選手自らが目標を決め、日々活動しています。今年の目標は「なでしこリーグ2部優勝」です。昨年はチャレンジリーグEASTで優勝し、WESTとの優勝決定戦にも勝ってリーグ戦を無敗で完全優勝することが出来ました。そのチームの基盤を作った先輩7名が卒業し、新チームとなった今年、カテゴリーがチャレンジリーグからなでしこリーグ2部に上がりましたが、昨年以上のチームワークとオリジナルチームを作り、新たなステージでも優勝したいとの思いから、この目標設定にしました。

開幕

なでしこリーグ開幕2週間前に練習試合4試合を組んで開幕に備えましたが、1勝1分け2敗と開幕前に沢山の課題が残る内容、結果となりました。一つ一つの課題に対し、選手たち主導でミーティングを繰り返し行い、課題克服に向け最善の準備を行い開幕に備えました。

そして4月11日(日)、岡山湯郷ベルをホームに迎え今シーズンの大切な一戦を迎えることになりました。試合前、緊張した様子はありましたが開始早々から果敢に攻め、何度かチャンスがありましたが決めきれずにいた10分、待望の先取点を決めることが出来ました。その後も攻撃の手を緩めることなくゴールを量産し、開幕戦を6-0で勝つことが出来ました。その後、第4節に静岡SSUに負けはしましたが前期を終えて得失点差ではありますが1位で折り返す事が出来ました。

選手主導ミーティング

昨年のチームと大きく変わるのは選手だけのミーティングが多いことです。練習や試合での課題や戦術確認、対戦相手の分析や自チームの分析など全員が参加し意見を交えながらコミュニケーションを取っている姿を今年はよく見かけます。セットプレーも自分たちで分析し、守り方、攻撃の確認を行い試合に臨んでいます。試合であれば選手が状況を見極め判断し実行する事から普段からのコミュニケーションが不可欠になります。

前期を終えて

前期の順位は得失点差で1位ではありますが内容をみると満足できたものではありません。しかし、どのような状況でも、選手が意見を交えながら、問題解決する方法に真剣に取り組む姿が前期の順位に繋がったのだと思います。すぐに後期が始まりますが、最後に笑って優勝報告できるよう見守っていきたいと思います。

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