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アカデミー福島男子 U-15GKの取り組み~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.16
2019年05月16日

JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは高原寿康GKコーチです。
ピッチでの指導
JFAアカデミー福島U-15のGKコーチを務める高原寿康です。昨年で現役を引退して、今年から指導者生活をスタートしました。今回は私が担当するU-15GKの取り組みをご紹介します。
JFAアカデミー福島のジュニアユース年代には、原則各学年2名ずつが在籍しています。4月に入校した14期生(中1)は、ジュニア年代からの様々な環境の変化に順応しながら学校生活、寮生活に少しずつ慣れてきたところです。
サッカー面でU-15GKの選手たちに伝えていることは、「どんどんチャレンジしよう」、「自分で判断しよう」という2点です。ジュニアユース年代では多くのミスが起きてしまいますが、中途半端なプレーでのミスではなく、思い切りのあるチャレンジから生じるミスは、全く問題ないと選手に伝えています。チャレンジしないとわからないことがGKには多くあります。例えばスルーパスに対してフロントダイビングで飛び込む時の間合いなどは、実際にトライ&エラーを繰り返して自分の間合いをつかんでいくため、この年代のうちに多くのチャレンジをさせています。
もう1つの「自分で判断しよう」という点は、特に中学2、3年生に伝えています。GKのテクニック面は断定的に伝えることはできますが、ポジショニングなどは生徒一人一人の身長も身体能力も違ってくるため、ここにポジションを取るという断定的な伝え方だと、正しいポジショニングの習得が難しくなってくるのです。そのため、このような状況においても、選手たちには、トライ&エラーを繰り返して自分で判断してポジションを取ろうと伝えています。いつも受け身で、言われないとプレーできない選手より、自分で判断・決断しプレーする選手になってほしいと考えています。

中学1年生は、①体の操作性、②コーディネーション、③ボールフィーリング、④ボールやゴールサイズ・人数の変化に対応することをテーマにしています。体の操作性やコーディネーションは、自分の体を思い通りに動かすこと、左右バランスよく動かすことによって、プレー面の向上だけではなく、怪我の予防にもなるため、積極的に取り入れています。ゴールサイズ・人数の変化に対応することに関しては、ジュニア年代では8人制でピッチサイズ68×50m、ゴールサイズ5m×2.15mでしたが、ジュニアユース年代では11人制になり、ピッチサイズが110m×68m、ゴールサイズが7.32m×2.44mと大きく変化します。この変化に対応するためにJFAアカデミー福島では、中間ゴールという特殊なサイズのゴール使用し、サイズの変化にスムーズに慣れていけるような環境で選手をプレーさせています。ボールサイズに関しても、4号級から5号級への変化に慣れるために、様々な形でボールに触れるように心がけています。まだ手が小さい選手もいて、難しいところもありますが、左右両手でボールが自由に扱えるようになることを目的に指導しています。

学校生活
選手たちには、学校生活で当たり前のことは当たり前にしようと伝えています。学校の提出物は期限までに出す、先生の話をしっかり聞くなど、中学生としてやるべきことをしっかりできない人間、ピッチの上だけ頑張る人間は、本当の厳しい状況でゴールを守ることはできないと伝えています。もちろん、学校生活においても、勉強、委員会活動や学校行事など様々なことに積極的にチャレンジしていってもらいたいと考えています。オン・オフ両面でどんどんチャレンジしてミスをして成長していって、1年後、2年後に素晴らしい姿になってくれることを楽しみに日々、活動しています。
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