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避難訓練を実施~JFAアカデミー熊本宇城~
2021年05月17日
はじめに
5月13日(木)にJFAアカデミー熊本宇城において避難訓練を実施しました。
熊本ではつい先日、震度4の地震がありました。2016年4月に2度にわたって発生した最大震度7の熊本地震から5年が経ちますが、
その教訓を忘れず、スタッフと選手たちが防災に対する意識を高めるための取り組みにしています。
避難訓練では、避難経路を覚え、正しい知識を身につけることで災害時のパニック状態を抑制し、
いざという時の手順を覚えることを目的に行いました。
まずレクチャーでは
火災と地震について、避難の仕方の違いがあることを確認しました。
今回は地震を想定した訓練のため、地震の特徴と危険性について学び、
アカデミーにおける避難経路、最後に避難場所と点呼の仕方を再確認しました。
その後、選手たちはスタート場所である勉強部屋、寝室に戻り、地震が起きた時の避難訓練がスタートしました。
まず、落下物から身を守り、避難する時には枕で頭を保護しながら行動する様子も見られました。
また、各部屋にある懐中電灯を使って足元を照らしながら全員が安全に避難できるような工夫も見られました。
避難場所となったアカデミーの駐車場では、各学年ごとに整列し直し、リーダーが点呼、報告をして避難完了となりました。
避難における行動の様子について、各コーチから振り返りを行いました。
今回の避難訓練で、出来たこと、出来なかったこと、さらに意識を高めることを選手達と確認し、
いざという時に備えて準備するだけでなく、日頃から防災の意識を高めて行動できるようにしていきたいと思います。
各学年の点呼、報告してくれた選手の感想を紹介します。
【選手の感想】
中村 蒼 / 11期生(3年生) 所属チーム:ソレッソ熊本
避難訓練は真剣にやらないと、本当に地震が起きた時に命を落とすことになります。
命を守るための訓練だからこそ、今日の避難訓練を真剣に取り組みました。
まず、余震がおさまるまで布団で頭を守り、部屋から外に移動するときは枕で頭を隠すことを意識しました。
そして3年生の間に1年生を挟んで隊列を組み、確実に避難場所まで移動することが出来ました。
真っ暗で見えない夜の避難にしっかり備えておくためにも、懐中電灯がいつも使えるようにチェックしたり、
2段ベットから降りる階段も安全かチェックしておくことが大事だと思いました。
児玉 幹太 / 12期生(2年生) 所属チーム:ソレッソ熊本
僕は勉強部屋からの避難でした。まず、頭と体を勉強机で身を守り、
余震を想定して部屋の外に飛び出さず、しっかり次の指示を待ちました。
僕の勉強部屋は外の出口に一番近かったので、まずは鍵を開けて避難口を確保することができ、集合場所まで迅速に避難できました。
訓練を本番と同じようにしておくことが、自分の命を守ることにつながると思いました。
野﨑 颯也 / 13期生(1年生) 所属チーム:UKI.C-FC
集団生活をしているので、寝室から外へ避難するときは自分の安全だけでなく、
一緒にいる部屋の仲間の安全も確保しなければならないと思いました。
だからこそ非難するときは、全員がいるか人数を把握して避難することが必要です。
寝ているときに遭遇することもあるので、その時には部屋の仲間を起こして人数の確認を行い、
安全に避難できるような声掛けも意識したいです。
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