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田植え体験 ~JFAアカデミー熊本宇城 ダイアリー~
2018年07月05日
平年よりも5日早い梅雨入りを迎えた九州です。
6月25日は選手たちが通う小川中学校が午前中授業でした。
そこで、午後の時間を利用して、毎年恒例となっている田植えを、近隣の小野部田小学校の生徒さんたちと合同で体験させていただきました。
学校が終わると、選手たちは田んぼを目指して急いで移動を始めます。
カメラに気付き、急に走り出した安達秀都(中央右:9期生:ソレッソ熊本)と、岩永創太(中央左:10期生:UKI-C.FC)
後ろの選手たち、2人の背中を笑って見ていましたが、田んぼが近付いてくると…。
一斉に走り出しました!気合は十分なようです。
10期生(1年生)は田植えを初めて経験する選手が半数ほどいた為、田んぼに興味津々です。
全員揃ったところで、今年もお世話になる德永さんから田植えについての説明があり、いよいよ田植え体験が始まりました。
横一列になり準備万端!裸足になり田んぼに入ると、普段体験することがない足の感覚に、選手たちからは笑みがこぼれます。
岩川晴彦(9期生:ソレッソ熊本)
石橋将(左:8期生:UKI-C.FC)、宮﨑慎(中央:8期生:FCソレイユ)、小西龍馬(右:8期生:V・ファーレン長崎U-15)
何かを踏んでしまい顔をしかめる廣重温人(10期生:UKI-C.FC)
先輩の様子を必死に観察する鈴木佑理(10期生:ロンドサッカークラブU-15)
順調に苗を植えていた選手たちですが、こんな選手も…。
ぬかるみに足を取られて動けなくなった石橋将(8期生:UKI-C.FC)
半分まで進んだところで田植えグループの交代です。
田んぼから上がり、側溝を流れる水で足の土を落とす德永拓夢(8期生:FCKマリーゴールド熊本)
後半グループにひときわ異彩を放つ存在が…。
この日の為に気合を入れてきた?森田大智(8期生:FCKマリーゴールド天草)
前半グループの様子を見ていたこともあり、後半グループも順調に田植えを進めていきます。
気合十分の杉野嵐(左:8期生:太陽熊本スポーツクラブ玉名)と、向井貴都(右:8期生:川崎FC)
慣れない足場に顔が強ばる大園治慈(左:10期生:BUDDY FC)と、対象的に笑みを浮かべる余裕のある松延輝(中央:9期生:UKI-C.FC)と田代遥暉(右:9期生:筑後サザンFC Sulestrela)
前半グループは、冷たい水が流れる側溝に足をつけて、後半グループを応援していました。
田植えを開始してから、夢中で取り組むこと約2時間。
今年も、田植えを無事に終えることが出来ました。
最後に、選手を代表して堀之内瑛(8期生:セレソン都城FC)から德永さんにお礼の言葉をお伝えしました。
「今回の田植え体験を通じて、お米を作ることの大変さを感じました。だから、これからの食事では今まで以上に感謝の気持ちを持って食事をしたいと思います。」
毎年、選手たちはこの田植え体験を通して、様々なことを学ぶことが出来ています。
普段、何気無く食べている食事は、どの様な工程で自分たちの食卓に並んでいるのか。
その工程の一部分を体験させていただくことで、その苦労を知り、そして食事に対する意識が変わることを願っています。
また、この田植えに取り組む姿勢も選手によって様々でした。
最初から最後まで一心不乱に田植えに取り組む選手。
途中で集中力が途切れてしまう選手。
自分の姿がどうだったか?しっかり振り返って欲しいと思います。
土台が安定しない苗は、まっすぐ立てません。
アカデミー生には、この3年間で様々な経験を通して、この土台をしっかり固めて欲しいと思います。
最後になりましたが、今年も貴重な経験となる田植えの機会を提供していただいた德永さん、本当にありがとうございました!
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