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アカデミー熊本宇城 GKの取り組みと9月以降の行事 ~JFAアカデミー熊本宇城 スタッフ通信Vol.2
2018年09月12日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。
今回、JFAアカデミー熊本宇城のレポートを担当するのは、墨屋孝コーチです。
ゴールキーパーの取り組み
JFAアカデミー熊本宇城のGKコーチを担当している墨屋孝です。今年で7年目を迎えます。現在、JFAアカデミー熊本宇城には1年生2名、2年生1名、3年生1名の計4名のゴールキーパーが在籍しています。1、2年生のトレーニングでは、ゴールキーパーとしての良い習慣を追求し、正確な基本テクニックの獲得を目指します。3年生は味方と連携してプレーすること、試合状況に応じて効果的にテクニックを発揮できることが目標です。
ゴールキーパーは自分の役割や責任を理解するだけでなく、リーダーシップやコミュニケーション能力を発揮することが求められます。この力を身につける取り組みの一つとして、プレゼンテーションの時間を設けています。テーマは「自分の理想とするGK像、セットプレーの守備、リーダーシップとは」としました。選手は発表に向けて、自分の考えやイメージを言語化し、図を書いて視覚化するなど、どのように伝えるのが効果的か様々な方法にトライしてくれました。また発表後は全員から質問を受けるので、自分の考えの根拠を論理的に伝えるいい機会となっています。一方で発表を聞く選手は、印象に残ったことや新たな気付き、どんな質問をするのか考えながらメモを取ります。どのように質問すれば聞きたいことを引き出せるのか、始まったばかりの頃は一方通行だった質問が、回数を重ねるうちにお互いの考えを引き出せる質問力も身についてきました。
夏休みが終わり、アカデミーでの活動が再開
アカデミーでは、サッカー選手としての取り組みだけでなく、サッカー界あるいはそれを超えた社会で将来的にリーダーになりうる人材を育成したいと考えているため、アカデミーや学校での行事を貴重な機会と捉え、人間教育と働きかけを行っています。
9月からの行事としては、誕生日会、稲刈り、選考試験のサポート、またナショナルトレセン後期対抗戦にはJFAアカデミー福島との合同チームで参加します。中学校では、学習成果発表会、合唱コンクール、生徒会役員選挙が予定されています。これまでアカデミー生の中には、通っている小川中学校で生徒会会長、学習成果発表会では舞台発表や合唱コンクールの指揮者など、責任ある役目に挑戦してきました。もちろん、立候補したからといって選ばれるとは限らず、リーダーとしての資質が問われます。生徒会長になれば、放課後の活動とサッカーのトレーニングをどのように両立できるかが求められます。指揮者を担当すれば、クラスをまとめるために悩んで試行錯誤することもあるでしょう。何かを乗り越えようとすることはアカデミーで経験してほしいことであり、いろんなことに貢献できるリーダーになるための土台になると考えます。
このような中で、学校では先生たちと、アカデミーでは我々と、週末に帰省した際には保護者や家族と、そして所属チームではチームスタッフの方々や仲間と、その他にも多くの方々と関わっていく中で多くを学び、常にポジティブな態度で何事にも臨む事ができる人間になってほしいと願っています。これからの行事や活動に主体的に、積極的に取り組む姿が見られる事を期待しています。
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