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復興に向けて JFAアカデミー熊本宇城
2016年04月27日
はじめに、熊本県・大分県を襲った震災により、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
熊本地震による被災、そして余震による影響で、一時休止していたJFAアカデミー熊本宇城は活動を再開しました。
中学校の授業再開に向けて4月24日(日)に3名の選手たちが帰寮し、アカデミー寮内の復旧に向けて、各部屋の片付けを行いました。
現状、アカデミーのグラウンドが使用できないため、アカデミー近隣の巻誠一郎選手が創設したフットサル施設で、フットサルを実施しました。
25日(月)には4名、26日(火)には30名の選手が帰寮し、アカデミーに選手たちの明るい声が戻りつつあります。
被災地の1日でも早い復興に向けて、アカデミー選手、そしてスタッフ一同、今後も全力で取り組んでいきます。
選手コメント
濱田冬河 選手(JFAアカデミー熊本宇城 7期生・中2)
震災を経験し、自分ができることはないか、ボランティアに貢献できないかとの思いからアカデミーに戻って来ました。そこで、アカデミーの近くにある避難所での炊き出しに参加しました。現在も避難している方が多いことに驚きました。僕は「早く元気な熊本の姿を取り戻そう」と思いながら、味噌汁を注ぐ仕事を頑張りました。受け取ってくれた方から笑顔で、「ありがとう」と言ってもらえて嬉しかったです。
和久田大誠 選手(JFAアカデミー熊本宇城 7期生・中2)
震災の影響で自宅で過ごすことができず、その間は多くの方々に支えてもらいました。みんなの支えがあったからこそ普段の生活に戻れたのだと感謝しています。少しでも早く、地域の方も以前の生活に戻ってもらえるよう、自分に何かできることがないかと感じています。アカデミーに戻り、久しぶりに仲間とサッカーができて楽しかったです。仲間がいるからこそ、楽しいことやできることも増えるので、みんなが早くアカデミーに戻って来て欲しいです。元気に明るくサッカーを頑張ることがいまの自分にできることだと思います。地域の方が元気になってもらえるように頑張りたいです。
竹馬奈瑠 選手(JFAアカデミー熊本宇城 8期生・中1)
1日も早く、アカデミーに戻ってサッカーがしたい思いがありました。しばらくサッカーができていなかったので、サッカーができる仲間がいたり、プレーできるピッチがあることの喜びを感じました。ボランティアの炊き出しでは、丼の具を盛り付ける担当でした。僕は、自衛隊の方が避難している人々のために支えている姿を見て、感謝する気持ちや自分も誰かのためにできることがないかと感じました。復興はまだまだこれからですが、困っている方の支えになるためにできることをやっていきたいと思います。