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スペイン遠征を実施~JFAアカデミー今治ダイアリー~

2025年04月29日

スペイン遠征を実施~JFAアカデミー今治ダイアリー~

JFAアカデミー今治は、4月10日から19日の期間でスペイン遠征を実施しました。

JFAアカデミー今治の9期生と、四国地域からの推薦選手2名を加えた選手たちが、スペイン・タラゴナで開催された国際大会「Costa Daurada Cup」のU16カテゴリーに出場しました。本大会にはスペイン国内の強豪に加え、オーストリアなど欧州各国のチームも参戦。選手たちは世界の舞台で真剣勝負に挑みました。

 

予選リーグでは粘り強さを発揮し、見事3戦全勝。決勝トーナメントに進出しました。決勝トーナメント1回戦では激闘の末、PK戦で惜しくも敗れ、結果はベスト16でした。全4試合を行い、世界の選手と渡り合いながら「勝ちたい」という強い気持ちを全面に出した戦いは、選手たちの大きな成長の証でした。

試合以外の場面でも積極的に海外の方々とコミュニケーションを取る姿が見られ、異文化に触れながら自ら行動する力も培いました。慣れない食事やホテルの環境に戸惑いながらも、自ら体調管理を行い、今ある状況で最善を尽くす大切さを実感する遠征となりました。

観光では、サグラダ・ファミリアやブケリア市場を訪れ、バルセロナの街並みを満喫しました。スペインの文化や空気を肌で感じる貴重な体験となりました。
さらに、FCバルセロナ・フェメニの試合観戦の機会にも恵まれました。世界トップレベルのプレーを間近で見た選手たちは、その迫力と技術に魅了されました。会場の熱気ある雰囲気や、全力で戦う選手たちの姿に、目を輝かせる様子が印象的でした。

選手たちにとってこのスペイン遠征は、世界を肌で感じ、今後の糧となる貴重な経験となりました。

選手コメント

小野菜乃春 選手(9期生/中3/FC今治レディースNEXT)
私は1週間のスペイン遠征で学んだことがオンザピッチとオフザピッチでそれぞれ3つずつあります。まずオンザピッチの1つ目は、フィジカルの差です。去年スペインに行った先輩から聞いていたものの、実際体感してみると、思った以上に速く、上手く手を使っていました。しかしゲームの中で仲間と共有し、パスのテンポを上げるなど、改善できました。次に相手の裏ぬけについてです。私は主にサイドバックだったので、相手選手が走って裏に抜けてくる対応をしなければなりませんでした。しかし味方とラインを揃えることやバックステップで戻ってしまったりし、裏へのボールが対応できずピンチになってしまうことがありました。自分なりに考えたりコーチが教えてくれたりしたことを活かしてこれからの試合に活かしていきます。2つ目は、相手選手のリスペクトです。試合中相手がファウルをすると必ず私の方に来て手を差し伸べてくれました。試合が終わっても、負けて悔しいはずなのにナイスプレーと言ってくれたり、最終戦で私たちが負けて泣いている時もハグをしてくれたり、泣くのはダメ、笑顔になってとジェスチャーで表してくれました。これからは自分の感情に左右されるのではなく、人としてリスペクトを忘れずプレーします。次にオフザピッチの場面で学んだことです。1つ目は、洗濯についてです。スペインのホテルでは手洗いでした。すぐ乾かないし、洗って絞るのも大変だからとても苦労しました。しかし日を重ねるごとに早く乾く方法やコツが分かってきました。普段は当たり前にできるから感じられなかったことが、スペインで感じられて良かったです。2つ目は海外の人たちとのコミュニケーションについてです。たくさんの人に挨拶ができたり、移動中にも音楽を一緒に歌ったり話したりできました。海外の人たちは皆良い人でした。最後は体重管理についてです。私はスペインに行ってから体重が落ち続けました。最初はどうってことないと思っていたけれど、試合が始まり少ない人数で連戦を戦っていく中で食べないと体力がもたないし、動けなくなると感じました。それからは好き嫌いせず食べるように意識しました。そうすると、体重が増えたので良かったです。約1週間のスペイン遠征を通してオンザピッチではもちろん、オフザピッチの面でもたくさん経験することができました。スペイン遠征に行かせてくれた両親、バスを運転してくれた運転手の方、一緒に帯同してくれた現地のコーディネーターの方に感謝し、スペイン遠征で学んだことを、寮生活、トレーニング、所属チームでも貢献していきます。

山口桃杷 選手(9期生/中3/FC今治レディースNEXT)
私は、スペインに行って日本ではできないような貴重な経験・体験を沢山することができました。その中で、サッカー面、生活面含めて学んだことが4つあります。まず、生活面で学んだ事についてです。1つ目は、環境や文化の違いです。言語はもちろん、食事の時間やマナー、料理、治安などが日本と異なっていました。洗濯が手洗いだったのが疲れるのと全然乾かないのとで大変でした。普段の生活で欠かせない物は、あって当たり前ではないので大事に使おうと思いました。また、日本はとても環境に恵まれた国だということに、改めて気づきました。2つ目は、人との関わり方です。海外の人と話すことは、私たちは簡単な英語やスペイン語しか分からないし、相手も日本語が分からないので、難しかったです。だけど、言葉は分からなくても歌ったり踊ったりサッカーをしたり、写真を撮ったりとお互い笑顔で楽しく交流することができました。自分からコミュニケーションをとることは苦手だけど、スペインでは少しでもコミュニケーションをとることを頑張りました。そうすることで、今まで難しいと感じていた人との関わり方も少しわかりました。だから、これからは9期生とはもちろん、後輩達とも自分から交流を広げていきたいです。そして、サッカー中も更にコミュニケーションの量を増やせるように頑張ります。次に、サッカー面で学んだことです。1つ目は、海外サッカーのレベルの高さです。自分達と比べて、身体が大きく、速く、強い選手がたくさんいました。技術も高く、パスが正確でキック力もあったし、コントロールが次に蹴りやすいところに置かれていたし、多少荒くてもボールに食らいついている姿などが目に留まりました。フィジカル面や技術面、メンタル面でも、劣っているものが多かったので、追いつけるようにしたいです。そのために食事や日々のトレーニングのパスアンドコントロールやポゼッション、ゲームなどを細かいところまで意識して取り組むようにします。2つ目は、成果と課題です。海外の人と試合をして成果と課題が見つかりました。成果は、3試合勝てたこと、前線からの守備ができたこと、裏ぬけをする受け手の意識をよく見てパスを出す出し手の意識があったこと、身体を当ててボールを奪ったことなどです。特に3試合目は全員が集中して盛り上げて、少ないチャンスをものにできたことで勝てました。すごく嬉しかったです。課題は、決めきること、ラストパスの質を上げること、相手の枚数を見てプレーを変えること、しんどい時に声を出し盛り上げることなどです。決勝リーグの試合は、疲労や焦りから全然連携ができていなくて、相手が整っているのに個人プレーでいこうとしたので、チャンスをつくれませんでした。負けた時は、本当に悔しかったです。この思いを忘れず、これから成長するように課題としっかり向き合っていきます。そのために相手を見て数的優位をつくるためサポートを増やしたりスペースを見つけたり背後に蹴ることが1番の優先順位なのかを考えたりするようにしていきたいです。スペイン遠征で学んだ事をこれから活かせるように努力を忘れず頑張ります。

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