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オフザピッチの活動 ~JFAアカデミー福島女子 スタッフ通信Vol.25

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2021年11月12日

オフザピッチの活動 ~JFAアカデミー福島女子 スタッフ通信Vol.25

JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。

JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島女子のレポートを担当するのは総務の伊賀茉由さんです。

JFAアカデミー福島女子について

JFAアカデミー福島は「完全寄宿制」となっており、中学1年生から高校3年生までの38名の選手が共同生活を送っています。また、JFAアカデミー福島は他のJFAアカデミー(女子)と異なり、単独チームとして活動しています。今回はJFAアカデミー福島のオフザピッチでの活動についてご紹介したいと思います。

委員会活動

JFAアカデミー福島には、ピッチ・自治・保健・用具・行動の5つの委員会があります。中学から高校までの全選手と全スタッフが所属し、全員で日常のトレーニングや寮生活が円滑にいくように運営しています。以下が各員会の仕事内容になります。各委員会では毎月定例会を実施し、前月の取り組みについての反省と、今月の活動の確認を全員で共有します。また、これらの活動は選手が主体となり、スタッフがサポートする形で実施しており、選手が自ら考えて取り組む力を育むことを目的に行っています。このように、アカデミー福島ではピッチ内だけでなく、ピッチ外のことに関しても選手とスタッフの全員で協力し、共同生活を送っています。

ピッチ委員会:試合やトレーニングにおけるピッチ内やロッカールームのマナーについての管理
自治委員会:寮内規定の作成や変更など寮内生活全般の管理
保健委員会:栄養、休息についての健康面の管理
用具委員会:サッカー用具や寮生活で使用する用具や消耗品の管理
行動委員会:日常の服装や挨拶、時間などのマナーについての管理

中学生の稲作体験

中学生は毎年、御殿場市の農家の佐藤さんにご協力いただき、労作教育として稲作体験を行っています。例年5月に田植えを行い、9月、10月に稲刈りを行います。自分たちで田植え、稲刈りしたお米は、寮内の食事で大切にいただいています。選手の中には小学生の時に稲作体験をした選手もいますが、多くの選手は初めて稲作体験を経験します。これらの活動を通して、日頃口にしている食事がどれだけの手間をかけて作られているかを知ることで食事への興味関心が高まり、多くの方々に感謝することを学びます。私自身、選手と共に食事をする中で、活動後に食べる量が増えたり、嫌いな食べ物がなくなったりするなど、選手の食事に対する姿勢が大きく変わることを実感しています。

各種イベントの開催

寮生活はサッカーに集中して取り組める生活である反面、様々な制約がある中で生活しています。また、女子学生が思春期に親元を離れて生活することは、精神的にも大きな負担が伴います。そのため、JFAアカデミー福島では、少しでも楽しい時間を増やせるように、年間で様々なイベントを行っています。昨年からのコロナウイルスの影響で、例年開催していたイベントが開催出来ないこともありますが、いくつかのイベントは専門家の指導のもと感染症対策を徹底し、実施することができました。昨年と今年で開催したイベントについてご紹介します。

1つ目は、シーズンイベントごとに簡易的なパーティーを開催しています。クリスマス、ハロウィンなどには施設管理会社の帝人さん、食堂のLEOCさんご協力のもと、特別な夕食を用意していただき、季節のイベントを楽しめるように工夫しています。今年10月末に実施したハロウィンパーティーでは、帝人さんの用意してくださった仮装に着替え、みんなで楽しい時間を過ごすことが出来ました。

2つ目は、ピッチでのイベントで、スタッフ、全選手参加でミニゲーム大会を開催しています。年末年始の選手全員が揃う時期に開催しており、中高生のミックスチームで順位を争います。学年間の垣根を越えて、みんなで協力してサッカーを楽しめる時間は、選手も楽しみにしているイベントとなっています。また、順位に応じてスタッフから景品が送られるため、楽しく真剣に順位を競いあっており、毎年とても盛り上がります。

ピッチ外での生活をサポートする

選手は日々、学校、サッカー、学習と時間が制約された中で生活しています。とても充実した日常である反面、自由が限られている生活のため、リラックスできる時間を少しでも多く生み出してあげたいと考えています。また、選手の一人一人とのコミュニケーションを大切にし、少しでも選手が充実した時間を過ごせるようにメンタル面のケアについても心がけています。

ここでの活動を通して活躍するとともに、卒業後に真のアスリートとして飛躍できることを目指し、自立できるように日々サポートしています。選手の未来に携わっていることに大きな責任を感じるとともに、今後の活躍を楽しみにしています。

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