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JFAアカデミー福島男子U-13の活動 ~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.35
2020年11月18日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは安部一雄コーチです。
コロナ禍での活動開始
今年よりJFAアカデミー福島U-13を担当しています安部一雄です。例年であれば多くの人達に祝福さる入学式(富士岡中学校)そして入校式(JFAアカデミー福島)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で参列者も制限され、時間も短縮されるなど小規模なものであったものの、15期生(中1)の目にはやる気と決意が感じられました。明日から最高の環境でサッカーが出来ると思うも、すぐに政府からの緊急事態宣言発令により選手たちは帰省を余儀なくされ、ようやく帰寮したのは5月下旬でした。
今年度予定されていた様々なプログラムも概ね中止となりましたが、9月に入り、地域の方の協力で稲刈りをさせていただき選手たちは貴重な体験をすることが出来ました。今は感染防止策を徹底した中で少しずつ普段の生活が戻り、サッカーができることに喜びを感じています。また本来6月に開催予定だった公式戦(U-13東海リーグ)も9月から始まり、選手たちは毎試合一生懸命プレーしています。
個の育成
15期生は3年プログラムのため、高校進学時にはそれぞれが進路を決めることになります。アカデミーでの3年間は「個」の成長を目的に活動しています。中学卒業時にはこんな選手になってもらいたい、というところから逆算して各学年で何を獲得させるのかが重要で、高校年代でどこへいっても輝ける「個」を育成し送り出すことが私の役目と考えています。サッカーだけでなく普段の生活についても「凡事徹底」。挨拶、整理整頓、時間厳守など当たり前のことを当たり前にやり続け習慣化すること。15期生ではグランドに持参してくるリュック等を一糸乱れることなく並べるようにしています。選手それぞれが、人間力を高めどんなときでもリーダーとして自身に満ち溢れた振る舞いが出来るよう日々意識を高めています。
将来に向けた基礎づくり
トレーニングにおいては、ハードワークをベースに、戦える選手の育成を目指しています。毎日のトレーニングではぬるま湯を排除し、失敗を恐れず積極的にチャレンジすること。常にハイプレッシャーの状況を選手たちが作りあげ、そのなかでテクニックを発揮する。そのための①動きながらのパス&コントロール②両足が使える③ボールを失わないテクニック④関わり続けるサポート⑤相手より多く動く運動量⑥攻守の切替の速さといった項目の質を高めることが重要となります。サッカーの目的、セオリー、ポジション別の役割などもこの時期に学んでいきます。
10年後に大輪の花が咲くように、今は太くて丈夫な根を張ろうとしています。今後の彼らの成長を楽しみに、これからも夢を持って指導していきます。
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