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2020プレナスチャレンジリーグ開幕 ~JFAアカデミー福島女子 スタッフ通信Vol.17
2020年09月14日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島女子のレポートを担当するのは加藤竜二GKコーチです。
2020プレナスチャレンジリーグに向けて
1月中旬に新チームが立ち上がり、キャプテン、副キャプテン、それぞれの役割が決まって4月開幕のチャレンジリーグに向けてスタートしました。ちょうどその頃、新型コロナウイルスの流行が始まり、日々感染者が増加していました。私達は開幕に向け練習の強度を日々上げながら身体作りに励んでいました。2月に入り、練習試合を毎週末組んでチーム作りが本格化しはじめた頃、日本政府からスポーツ・文化イベントの自粛要請が出され活動が制限されました。それでもアカデミー活動は制限があるなかでも開幕に向け準備を進めていました。
緊急事態宣言で帰省
3月に入り制限された時間の中で練習は続いていましたが、新型コロナウイルスは猛威を振るい、感染者が全国に広がりました。各学校が臨時休校となり、アカデミー生は午前中は各自の部屋で学習を行い、夕方は練習を続ける毎日を送っていました。3月中旬に高校生は海外遠征を予定していましたが、新型コロナウイルスがヨーロッパにも拡大しはじめたことで、安全面を考慮して中止になりました。高校3年生はアカデミー最後の海外遠征でしたのでとても残念がっていました。
そして4月に入り日本女子リーグより全チームに対して活動自粛の連絡があり、リーグ戦の6月以降への延期も発表されました。さらに4月7日、政府の緊急事態宣言が発令されたことで学校も4月27日まで休校となり、アカデミー活動を一旦停止して4月10日に全選手が帰省することになりました。
2020プレナスチャレンジリーグ開幕
5月24日に寮生活がスタートしましたが、通常2~4人部屋としているところを1人部屋とし、練習以外は部屋から出ることなく生活を送りました。練習では5グループに分け、スタッフ1人が1グループを担当し1時間以内の練習、その後は各段階に沿って練習を行っていきました。6月には新型コロナウイルス感染者も下降傾向になり、各チームが活動を再開しはじめチャレンジリーグの8月22日開幕も決定しました。
7月には練習試合を重ね、開幕に向けて急ピッチでチーム作りに励みました。再び新型コロナウイルス感染者が増加したことで、リーグ戦がまた延期されてしまのではないかと不安な日が続きましたが、選手は開幕を信じ、アカデミー生活、学校生活を送っていました。
8月初旬の一週間の夏休みを経て、8月22日、待ちに待ったチャレンジリーグ開幕を迎えることができました。今シーズン始めての公式戦、そしてバスを使っての遠征、試合は無観客試合。不慣れなことや不安な気持ちなど複雑な気持ちではありましたが、無事に試合が行われ、試合が終わったときには選手は安堵の表情を見せていました。内容的には決して満足できるものではありませんでしたが、試合に勝利することができ、選手はとても喜んでいました。
今後も学校生活、リーグ戦、皇后杯、クラブユースなど過密な日程となりますが、感染予防を怠らず、一日一日を大切に過ごしてもらいたいと思います。
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