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令和7年度 15期生卒校式
2026年02月07日

1月30日(金)にJFAアカデミー福島女子15期生卒校式を行いました。

(写真左から 16期生/古川心尋 15期生/福田真央 15期生/榊愛花)
【送辞】
本日ここにJFAアカデミー福島を卒校される15期生のみなさまをお送りするにあたり、送辞を述べさせていただきます。
まず初めに15期生のみなさまご卒校おめでとうございます。私は15期生のみなさんにたくさんお世話になり、助けられたことばかりです。
中学生の時には入寮してすぐの緊張している私たちに声をかけてくれたこと、全日を一緒に優勝できたこと、どんなときも共に笑顔で、全力でトレーニングに励んだこと、みなさんは常に私たちのお手本になってくださいました。そして高校生になり、またひとつ中学生の時とは違う重みと責任がある中で、最高学年という立場でチームを引っ張ってくれたことにとても感謝しています。シーズン初めはうまくいかず苦しい時、泣きたい時もありました。昨年とは違いリーグ戦前期では0勝6分6敗という結果を真に受け、勝つことの難しさを実感しました。そんな中でも最高学年として諦めず戦い続ける姿に私たちも刺激受け、チームがよりよくなっていき、リーグ戦後期には4勝4分2敗と、最終順位8位という結果でなでしこリーグ残留を決めることができました。そして夏のクラブユース、冬のファイナルズで優勝することができ、同世代での真の日本一になることができました。皇后杯の2回戦の試合前にキャプテンの福田真央さんが涙を流しながら円陣をする姿を見てチームをよくするためにみんなの想いを最後まで背負い続けてきてくださったのだと強く感じました。15期生のみなさん方は本当に私たちの憧れであり、誇れる先輩方です。15期生みなさまのこれからの新しい舞台でのご活躍を心よりお祈りし、送辞とさせていただきます。
16期生 古川心尋

(写真左から 15期生/松井望花 15期生/原ひばり 15期生/鳥尾芽生)
【答辞】
冬晴れの空が美しい季節となりました。今日という良き日に私たちのためにこのような素晴らしい卒校式を挙行してくださり、誠にありがとうございます。そして福島に戻ってきて2度目の卒校の日を迎えられたことを大変うれしく思います。ご臨席頂いたご来賓の皆様、厚く御礼申し上げます。
6年前、私は「海外で必要とされるプロサッカー選手になり、更には日本代表に入る」という大きな夢を持って、JFAアカデミー福島に入校しました。「夢があるから強くなる」この言葉のように私はこの6年間、どんなときも夢を追い続け、強くなろうとしてきました。しかし、アカデミーで毎日練習に励み、サッカーをしていく中で、夢を叶えることはとても難しく、皆が成長していく中で私自身試合に出場する機会が少なく、本当にここでサッカーをやってきてよかったのかと何度も問い続け、私の中で不安や焦りがあり、夢を見失ってしまいそうになりました。そのたびに周りを見ればいつも全力でサッカーを楽しんでいる仲間達の存在、「人と比べず、自分のペースでやっていきな。」と励ましてくれる先輩の存在がありました。その度に私は「人と比べない、敵は自分自身だ。」と強く思えることができ、苦手なことから目を背けず、大好きなサッカーと向き合い、今まで努力することができました。私にとって仲間は、自身を奮い立たせてくれる原動力であり、自身を成長させてくれるライバルであり、うれしいときも悔しいときもどんなときも寄り添ってくれる同志です。一人では越えることができない壁も仲間の存在で乗り超えられる壁があることを教えてくれました。
私がこの6年間で学んだことは、自分の意見をはっきり相手に伝え、自分を表現することです。私は、アカデミーでの6年間で大きく花が咲いたわけではありませんでした。中学3年生から高校生の練習に参加し始めてから中学とは違う雰囲気や強度についていけず、委縮したプレーが目立ち、自分のプレーが出せずにいました。このままではプロサッカー選手になれないと現実を見た時期でした。そこから高校生になっても自分の意見を相手に伝えることができず言われた通りばかりに動いていました。なので、試合に出る機会は少なく、試合に出場できたとしても良いプレーをすることができず、満足にプレーすることができていませんでした。特に高校3年生の一年間は一番伸び悩みました。感情をうまく制御できずに自分を抑え込んでしまい、イライラをため込んでしまい、練習では思うようにいかなくて何もかもどうでもいいと思ったりもしました。最高学年で皆を引っ張っていく立場でありながら、逆に足を引っ張っていました。こんな自分が嫌いでした。いつの間にか大好きだったサッカーは嫌いなものに変わっていました。それでも私がここまで頑張れたのは、将来の自分を想像してきたからです。私が大人になってどういう人間になっていたいかと考えたときに私はどんなことでもめげずにもがき続けられる人間になりたい、自分の意見をはっきり言える人間でありたいと思いました。なので、下を向かずに自分のできることをやり、練習で上手くいかなくてもそういう日もあると自分に言い聞かせ、毎日コツコツ努力を重ねていきました。更に私はこのままではだめだと思い、苦手としている自分を表現することに目を向け、練習では自分が思ったことを相手に伝えることを意識しました。そのため、少しずつ自分を表現できるようになりました。更に表現できるようになったことにより、自分に自信がつき、得意なプレーを出せるようになっていきました。一度嫌いになったサッカーは、自分に自信をつけたことにより入寮したときのサッカーの楽しさを取り戻し、再びサッカーができる喜びを感じることができました。この6年間で、私は自分の意見をはっきり伝える大切さを学びました。この学びを忘れずに、これからも夢を追いかけ、日々成長していきたいと思います。
今日で私たち15期生はJFAアカデミー福島を卒校します。それぞれ進む道は違いますが、フィロソフィーである「常にどんな時でも日本でも海外でもポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間になる」この理想を追い続け、「自由、責任、創造、誇り、夢」という五訓を忘れずに、アカデミーで学んだことを大切に努力していきます。
最後になりましたが、静岡での4年間と福島での2年間、常に良い環境を提供してくださった静岡県裾野市、御殿場市、三島市の皆様、福島県楢葉町、広野町をはじめとする多くの関係者の皆様のおかげで、毎日全力でサッカーに打ち込むことができました。更に、裾野市立富岡中学校、三島長陵高校の先生方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。静岡と福島で活動できたことを大変うれしく思います。また、今日までご指導いただいたスタッフの皆様のおかげで、サッカーだけでなく一人の人間として成長することができました。本当にありがとうございました。そして、いつも一番近くで支え、応援してくれた家族にも感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
私たちを応援、サポートしてくださったすべての皆様に感謝とJFAアカデミー福島のより一層の活躍を心からお祈りして、答辞とさせていただきます。
15期生 松井望花


