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JFAエリートプログラムU-14 今年度3回目のトレーニングキャンプを静岡県時之栖で実施

2022年11月14日

JFAエリートプログラムU-14 今年度3回目のトレーニングキャンプを静岡県時之栖で実施

JFAエリートプログラムU-14のトレーニングキャンプを11月8日(火)から11日(金)にかけて、静岡県の時之栖で行いました。全国各地から選抜された22選手が集まり、トレーニングや練習試合、レクチャーなどさまざまなプログラムが行われました。今回のキャンプでは新型コロナウイルス感染拡大予防対策として、PCR検査で選手・スタッフ全員の陰性を確認し、活動中も安全で安心な環境作りを目指しました。

初日のトレーニングでは、選手は自分の長所を出そうと、積極的にコミュニケーションを取り、良いプレーが随所に見られました。夜のミーティングでは福島理文ドクターによるアンチ・ドーピング講習を行いました。

2日目の9日(水)は、午前にトレーニング、午後に富士市立高等学校1年生とトレーニングマッチを行い、結果は2-2(1-1、1-1)で引き分けました。2つ上の年代の、技術の高い相手と試合ができたことで、通用する部分、改善すべき部分が明確になりました。夜のミーティングでは矢野由治フィジカルコーチから「世界で戦うためのフィジカル」についてレクチャーを受けました。

3日目は、午前中にトレーニングマッチの映像をデータ分析したものを選手にフィードバックしました。ディスカッションも行い、各々が自らのプレーについて客観的に考える機会となりました。午後のトレーニングを経て、夜のミーティングでは栗原英毅コーチが「徹底すること」について話し、選手は刺激を受けました。

最終日の11日(金)は午前に飛龍高等学校1年生とトレーニングマッチを行いました。結果は5-0(3-0、2-0)で勝利。今後に活かすことができる充実したキャンプとなりました。

監督・選手コメント

大畑開 監督(日本サッカー協会JFAコーチ)
選手を派遣していただいた所属クラブ、保護者、所属学校のご協力とご理解、開催に向けご尽力いただいた皆さま、トレーニングマッチをしていただいた富士市立高校、飛龍高校の皆さまに心から感謝申し上げます。
U-14エリート初参加12名を含むGK2名、FP20名、計22名が集い、「自分を知る・味方を知る・サッカーを知る」をテーマにトレーニングキャンプを行いました。選手たちはピッチ内外でミスを恐れず積極的に取り組んでくれました。トレーニング、練習試合、オフザピッチプログラム(レクチャー・データ分析)で気づきと自立を促すことで短い時間ではありましたが選手の成長を感じた4日間となりました。期間中に2試合のトレーニングマッチを行いましたが、初めの試合では高校生のスピード感に圧倒されなかなか自分達の目指すプレーができない時間が多くありました。試合後データを使いながら振り返り、選手達自身でグループワークを行い、自分達がどうなりたいのかを確認しながら次の試合に向けてトレーニングを行いました。最終日のゲームではサッカーの本質である「ゴールを目指す」「ボールを奪う・ゴールを守る」部分で大きな変化が見られました。
オフザピッチプログラムでは福島理文ドクターから「アンチ・ドーピング」、JFAフィジカルフィットネスプロジェク矢野由治氏より「世界で戦うためのフィジカル」について、トレーニングマッチのデータ分析のフィードバックとグループワーク、栗原英毅コーチから「徹底することの重要性」など、参加したスタッフ、コーチ陣から学びとなる話をしていただき、選手達にとって貴重な学びと気づきの時間となりました。
最終日のクロージングでは参加スタッフ・コーチ陣からも『大切なのは日常に帰ってから』という話がありました。彼らが今回経験したことを忘れず、ピッチ内外で感じた基準を持ち帰り、本気で日常を変えるべく行動を起こしてくれることを期待したいと思います。

吉田湊海 選手(FC多摩)
今回は全国から集まったトップレベルの選手たちと一緒にプレーができて良い経験ができました。今回のキャンプで高校生と試合ができることは本当に貴重な体験だなと改めて思いました。2日目の試合では引き分けじゃなくて勝ち切りたかったです。前回参加したタウンクラブ・中体連キャンプに続いて今回もフォワードをやりました。ゴールだけじゃなく試合も決められる選手になりたいと思いました。今回のキャンプではメンタリティの部分がものすごく成長できたと自分では思います。このキャンプで教わったことや感じたことをチームにお土産として持ち帰り、自分、そしてチームを勝たせられるようにしたいです。来年の代表に絶対入って、その先の代表でも生き残れるようにしたいです。今回の4日間のキャンプに関わった、選手、コーチ、監督ありがとうございました。また会えることを楽しみにしています。

大野廉門 選手(サガン鳥栖U-15)
今回、エリートプログラムを開催するにあたり、たくさんのサポートをしていただいたスタッフの皆さん、そして快く送り出してくれた方々にとても感謝しています。4日間の中で、自分の武器、課題を再確認し、成長するためのヒントをいただき、自分自身まだまだやらないといけないことがたくさんあるなと感じました。また改めて、夢からの逆算をして、実現に向けて努力をしなければいけないと学びました。このキャンプで出てきた言葉で、「圧倒的な努力」という言葉が強く印象に残っています。この世界に生き残っていき、さらに成長するには、誰よりも努力しないといけないということ。そして、これをチームでも継続して、発信していくということ。ここを徹底して、さらなる成長に繋げていきたいと思います。

塩尻哲平 選手(セレッソ大阪西U-15)
今年の6月、9月のエリートプログラムに続き、今回も選出していただき、本当に嬉しく思います。これまで一緒になったことのある選手、今回初めて一緒になる選手もいて、成長に繋がる良い刺激を受けることができました。
今回の合宿では、前回学ぶことのできた前線からの守備の部分で、練習から意識し、プレーし、それを活かすことができました。最終日の試合では、自分の得意な相手のライン間で受けてチャンスメイクするプレーを出すことができました。しかし、その中で何度か訪れたチャンスを決めることができず、とても悔しく思います。
来年からはいよいよU-15日本代表となるので、この悔しさを忘れず後ろから繋いでくれたボールを確実に決め切れるようにこれからも日々努力し、チームを勝たせられる選手になって、来年必ずU-15日本代表に選ばれるよう頑張っていきたいと思います。

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