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JFAエリートプログラム女子U-14トレーニングキャンプ、JFA夢フィールドで実施

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2021年11月12日

JFAエリートプログラム女子U-14トレーニングキャンプ、JFA夢フィールドで実施

11月8日(月)から11日(木)、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドでJFAエリートプログラム女子U-14トレーニングキャンプを実施しました。今回の女子U-14のエリートプログラムは2021年度で初めてのキャンプとなります。北海道から九州まで、全国の9地域から選ばれた23名の選手とスタッフは集合時にSmartAmp法検査を受け、全員の新型コロナウイルス陰性を確認し、活動を開始しました。

ピッチに立った選手たちは移動の疲れも見せず、初日から積極的にトレーニングに取り組みました。また、夜のミーティングでは、サッカーの原理原則を確認するとともに、グループで会話をしながらコミュニケーションを深めました。二日目は午前にトレーニング、午後はジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15とのトレーニングゲーム、三日目は午前・午後のトレーニングに加え、ミーティングの時間には前日のトレーニングゲームの振り返り等を行いました。最終日は午前のみのトレーニングでしたが、ゲームを行って四日間の活動を締めくくりました。

U-14年代は今後、ナショナルトレセン女子U-14や、各所属チームで目指す全日本U-15女子サッカー選手権大会が予定されています。

監督・選手コメント

加藤賢二 監督(JFAコーチ/JFAアカデミー堺)
4日間の活動を無事終了することが出来ました。この学年の選手たちは中学生になった時から新型コロナ感染症の影響により様々な活動の制限を受けてきました。トレセン活動に関しては、この2年近く十分な活動ができたFAや地域は皆無だと聞いています。今回のJFAエリートプログラムも、本来であれば中学1年時から通算5回目の活動となるべきところが2回目でした。今回招集された23名のうち10名が初参加でしたが、前回の活動から半年以上経っていることもあり、全員が初対面のような雰囲気でオープニングのミーティングがスタートしました。しかし、最初のトレーニングが始まるとコミュニケーション能力の高さですぐに活気ある雰囲気に変わっていきました。トレーニング中のアドバイスやミーティングでの提示に対しては柔軟な対応ですぐに良い変化が見られ、理解力、吸収力の高さも見せてくれました。攻守においてONの状態では自分の特徴を発揮できる選手が多かった印象がありますが、OFFの理解を深め、良い準備からプレーに関わることができるようになるとさらに上のステージでプレーできるようになると感じました。ホテルでの時間は部屋の移動禁止や黙食の徹底など窮屈なルールが多く、ピッチ以外ではコミュニケーションを取ることが難しい状況ではありましたが、参加して良かったと思えるエリートプログラムにできたのではないかと思っています。
全国大会につながる大事な公式戦が佳境を迎えるチームが多い中、選手派遣に快く協力いただいたチーム関係者の皆様、選手の保護者・学校関係者の皆様、その他エリートプログラム開催に当たってご尽力いただいた全ての関係者の皆様に心からお礼申し上げます。

林椿 選手(JFAアカデミー福島)
今回のキャンプでは、いろいろな人とコミュニケーションをとり、自分のサッカー技術を高めたいという思いがありました。2日目のトレーニングマッチでは自分の強みである「チームのために走る」ということはできましたが、「シュートへの意識やゴールへ向かうこと」という課題も見つかりました。今後、自チームのトレーニングや試合を通して克服していきたいです。このキャンプを通して、また一歩成長するいい機会になりました。キャンプでの目標であるコミュニケーションと技術に関しても、それに向けて取り組めたと思います。自チームにも戻ってすぐに女子U15サッカー選手権の東海予選の準決勝、決勝があります。全日本女子サッカー選手権2連覇に向けて、今回のエリートキャンプで学んだことをチームの勝利に活かしたいと思います。

 渡邊衣織 選手(RESC GIRLS U-15)
このキャンプでは様々なことを吸収することができました。プレーでは通用した部分と日々の練習でなおしていかないといけない部分を感じることができました。高いレベルでプレーをすることで改善しないといけない部分が見つかると同時に、お互い高い強度でサッカーをすることでサッカーの楽しさを改めて感じることができました。また、他の地域の選手たちを見て学ぶこともたくさんありました。止める、蹴るの質や判断スピードに最初は慣れず、戸惑うことがありましたが、慣れてくると周りも見えるようになって様々な選択肢を持ちながらプレーができるようになりました。オフザピッチでは他の地域の選手とコミュニケーションをとることができましたし、次の練習に向けてのコンディション調整も意識するようになりました。ストレッチだけでなく、食事の大切さを学ぶこともできました。今回のキャンプで学んだことをチームに持ち帰り、より良いチームにしていきたいですし、意識して日々の練習に取り組みたいです。また成長して選ばれるようにがんばります。

本多桃華 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
自分はプレーを雑にしてしまうことが多々あります。しかし、このキャンプで1つ1つのプレーの大切さを学びました。またチームとは違う戦術、違う仲間と初めてサッカーをして、合わないことがたくさんありましたが、その度に声をかけて、修正することができました。そして、最後決めきることやクロスの精度の質が悪いという課題を見つけることができました。そういった細かいところも直さなくてはいけないと改めて感じました。夜のミーティングではなでしこジャパンの課題は守備から攻撃の切り替わりと聞き、自分もできていないと思いました。なでしこジャパンに近づけるようにこの課題もなおしていきたいです。

足立楓 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
私はこのキャンプでたくさんのことを学びました。1つ目は相手を観察するということです。細かいところまでみて相手の状況が変わるにつれ、自分のポジションが正しいか確認するということだと思いました。2つ目は味方に的確な指示を出すことの重要性です。ただ声を出すのではなく、しっかりと意味を考えて味方に指示を出すという重要さを感じました。3つ目はディフェンスとキーパーの間のスペースに来たボールへの対応です。自分が飛び込める位置はフロントダイビング、それができないときはブロッキングの対応と判断が難しく、これからの課題です。この4日間で学んだことを自チームでも生かし、これからの自分につなげていきたいです。

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