JFAこころのプロジェクトでは、東京地下鉄株式会社（東京メトロ）協賛による「夢の教室オンライン」を、9月の江東区立東陽小学校に続き、10月に市川市立塩焼小学校の5年生4クラスで実施しました。

10月20日の授業にアナウンサーのトーマス サリーさん（サリー先生）、21日の授業に元プロサッカー選手の川邉隆弥さん（なべっち）が登壇しました。オンラインの「夢の教室」では、子どもたちとアイスブレイクを行う「出会いの時間」からスタートします。ここでは、夢先生の映像等を使った自己紹介や、夢先生にまつわるクイズ等で、御茶ノ水のJFAハウスから参加している夢先生と、市川市塩焼小学校にいる子どもたちとの「こころ」の距離を縮めていきます。「出会いの時間」が終わると、夢先生が、自身の夢に向かって経験したことを話す、「トークの時間」です。トークの時間ではそれぞれの夢先生が、ホワイトボードに夢曲線を書きながら、夢が見つかるところからその夢を叶えるまでに起こった紆余曲折、気持ちの変化などの自身が経験した想いを子どもたちに伝えていきます。

サリー先生の「出会いの時間」は、クラス全員での発声練習からスタートしました。みんな、とても上手にできました。そして、サリー先生が用意してくれた過去の実際のニュース原稿をクラスの代表者が読みました。緊張しながらも、とても上手に読むことが出来たので、サリー先生もビックリしました。その後、サリー先生によるニュース原稿の読み上げを披露した時には、画面を通してプロの原稿読みのテクニックを感じた教室の子どもたちからため息が聞こえてきました。「トークの時間」では「自分の可能性を信じて、一歩踏み出す勇気が大事」ということを伝えてくれました。

なべっちは「誰にでも輝ける場所が必ずある。だからあきらめずに続けて」というキーワードを、自身が経験し感じた「諦めそうになった時」や「本当に辛かった気持ち」を通じて、子どもたちに真剣に伝えていきます。そして、4クラスともみんなが堂々と自分の夢を発表してくれました。

次回の東京メトロ協賛「夢の教室」は、12月に実施予定です。

夢先生コメント

トーマス サリーさん（アナウンサー）
東京メトロさん協賛の夢の授業で、夢先生を担当させていただきました。塩焼小学校の子どもたちは、元気いっぱい！オンラインでもその元気さはビシバシ伝わり、大きなパワーをもらいながらの授業となりました。座席から身を乗り出して、最後まで目をきらきらさせながら話を聞いてくれて、私もその想いに応えたいと、いつも以上に伝える声に力が入ったように思います。
授業で行ったアナウンサー体験の原稿読みでは、一人の男の子がとても上手にニュースを伝えてくれました。夢を聞いてみると、「車掌さんになりたい」とのこと。将来夢を叶え、東京メトロさんで車掌として活躍したりするのかな、と彼の大きくなったその姿を想像するだけで、胸が熱くなりました。
授業では、「自分の可能性を信じる」「一歩踏み出す勇気を持ち行動する」この二つをテーマに、夢に向かって心と体を動かすことの大事さを伝えました。これから子どもたちが夢を叶えようとする道のりの中で、困難や壁にぶつかった時、私の言葉が少しでも役に立てば嬉しいです。
65人の子どもたちと、忘れられない出会いとなりました。出会いの場を作ってくれた東京メトロさんに心から感謝致します。ありがとうございました。

川邉隆弥さん（元プロサッカー選手）
今回、東京メトロさんが支援をしてくださった「夢の教室」で、元気いっぱいの市川市立塩焼小学校の子どもたちとオンラインではありましたが、出会う機会を下さりありがとうございました。
私が、夢先生として子どもたちに伝えたかった事は「続ける」という事です。夢を叶えるために、自分で決めた事をやり続ける事が、その先の輝く未来に必ず繋がると私は信じています。プロサッカー選手として、海外に行くという決断も自分で決めました。私は、プロサッカー選手としての結果を日本で出すことができませんでしたが、海外へ挑戦したことで、試合に出場することやチームの勝利に貢献することができたので全ての経験が私の宝物です。夢を持って自分で決めたことを続けることで、輝ける場所が必ずあると本気で思っています。東京メトロさんと一緒に、これからも子どもたちの夢や目標を応援します。