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JFAこころのプロジェクト 茨城県鹿嶋市で初の「夢の教室」を実施
2018年06月20日
日本サッカー協会(JFA)は、今年度より茨城県鹿嶋市と「夢の教室」に係る提携の協定調印式を5月28日(月)に実施しました。式には同市の錦織孝一市長とJFAの川淵三郎相談役、夢先生を務める元オリンピック競泳日本代表の宮下純一さんが出席しました。同市内では2011年度より「スポーツこころのプロジェクト」が主催する「スポーツ笑顔の教室」を開催してきました。その取り組みが評価され、市内の全小中学校での実施要望を受け、今回の協定締結が実現しました。式の後、高松中学校2年A組にて「夢の教室」を初めて実施し、午後からは高松中学校の全校生徒と保護者、高松小学校の5・6年生を対象に特別講演会を行いました。
コメント
錦織孝一 鹿嶋市長
この度、「夢の教室」実施に関する協定を締結し、市内の全小中学校で、トップアスリートの方々に授業を実施していただけることに心から感謝いたします。さっそく協定を締結した日に、授業を行っていただき、私も拝見しました。生徒たちは、最初緊張していたようでしたが、宮下さんの「思いは言葉にしないと伝わらない。言葉にすることが大事」という話を聞いてから、見違えるように積極的に発言するようになり、いきいきとした表情で自分の夢を発表する姿がとても印象的でした。「夢の教室」を通して、子どもたちが夢に向かって努力することの大切さや挫折や困難に直面してもそれを乗り越える力を学び、心の成長につながることを期待しています。
川村等 鹿嶋市教育長
鹿嶋市では、2020年東京オリンピックのサッカー競技開催地に決定したことを契機に、競技開催の機運を高め、子どもたちの夢を育み、心身の健全な成長をサポートしていきたいと考えていました。本市では平成23年度より、東日本大震災被災地の子どもたちの心のケア活動である「スポーツ笑顔の教室」を実施していただいておりましたが、この素晴らしい取り組みが、市の目指すオリンピック・パラリンピック教育と合致したため、「鹿嶋市オリンピック・パラリンピック教育推進事業(JFAこころのプロジェクト「夢の教室」)」として2カ年計画で事業化することを決定しました。
子どもたちには夢先生と過ごす時間の中で、自分の可能性と夢を持つことの素晴らしさを見つめ直し、今後の生活に活かしていくことを期待しています。あわせて、この事業の特別企画である講演会を地域公開授業とし、保護者や地域の方々と一丸となってオリンピック競技開催の機運を高めていきたいと考えております。
宮下純一 夢先生(元北京オリンピック競泳日本代表)
2020年、東京オリンピックのサッカー競技会場にカシマスタジアムが選ばれて大いに盛り上がっていることを、私も一人のオリンピアンとして嬉しく思います。また、今回こうして「夢の教室」の中で、子どもたちに少しでもオリンピックを身近に感じてもらい、自分自身の将来の夢を思い描くきっかけになってもらえると嬉しいです。
JFAこころのプロジェクト
様々な競技の現役/OB/OGのスポーツ選手などを「夢先生」として学校へ派遣し、「夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さ」「仲間と協力することの大切さ」などをゲームと夢先生の体験談を通じて子どもたちに伝えています。
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