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ネパール代表のトレーニングキャンプを受け入れ(8/12~20@神戸・大阪)
2017年08月18日
8月12日(土)から20日(日)まで、外務省の日中植林・植樹国際連帯事業の一環として、平成27年4月に震災で大きな被害を受けたネパール連邦民主共和国の代表チームがトレーニングキャンプを実施しています。
同代表は大阪府のJ-GREEN堺に滞在し、同じく震災を経験した神戸市への訪問、環境・防災施設の視察や有識者との意見交換、そしてヴィッセル神戸U-18との震災復興祈念試合を実施する予定です。また、植樹活動等を通じて、日本の環境及び防災分野における取組み全般の知識と理解を深めるとともに、震災復興に向けた日本・ネパール両国間の協力関係について発信します。
これまでのキャンプでは津波・高潮ステーション、近畿圏臨海防災センター、人と防災未来センター、兵庫県広域防災センターを視察しました。16日には、神戸市教育委員会事務局スポーツ体育課国際スポーツ室、(公財)神戸市公園緑化協会、及び神戸市サッカー協会の協力を得て、ユニバーシアード記念競技場で植樹セレモニーを実施しました。
尚、8月16日(水)までに実施されたトレーニングマッチの結果は、以下の通りです。
【トレーニングマッチ結果】
8月13日(日) ネパール代表 1-1(1-1)ガンバ大阪U-23 @J-GREEN堺
8月16日(水) ネパール代表 2-1(1-1)関西学院大学 @ユニバーシアード記念競技場
コメント
行徳浩二 監督
充実したスケジュールで満足しています。1年半このチームを指導していますが、言葉だけでは伝えきれない部分を選手たちは肌で感じ取っていると思います。2年前に発生した地震の後、ネパールでの復興は残念ながら未だに進んでいません。ナショナルスタジアムはまだ使用できず、国内で代表戦を開催することができません。このような状況の中で、日本でキャンプを実施できることはチームの強化に繋がると思いますし、ネパール代表が強くなることで復興に向けた一助となることを願っております。また、チーム関係者にもこのキャンプの趣旨を忘れないでほしいと思います。練習試合については、レベルを考慮したマッチメイクをしていただきとてもありがたいと思っています。ネパール国内ではできない経験ができており、今後も日本でのキャンプが継続的にできればと切に願っております。
ビラト・ジュク・サハ マネージャー
防災施設の視察や施設で受ける講義は、2年前に被災した私たちネパール国民にとって、とても良い勉強になっています。ネパールに戻って是非とも周囲に伝えていきたいと思います。また、来月のAFCアジアカップUAE 2019予選に向けて、日本でトレーニングマッチを行うことは、チームの強化にもつながっています。身体能力や技術のレベルが高い日本のチームとの試合を通して我々のチーム力が試されていると思いますが、ネパール代表も手強い相手にここまでよく戦っていると思います。
AFC加盟協会の日本でのキャンプ受入れ
日本サッカー協会では、日本でのキャンプ実施の要請があった場合、トレーニングマッチのアレンジを含めた受け入れ手配全般をコーディネートし、各国協会のチーム強化をサポートしています。
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