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U-17カンボジアアカデミーが鹿嶋市内で強化合宿を実施
2017年04月04日
JFA公認海外派遣指導者の井上和徳アカデミーヘッドコーチ率いるU-17カンボジアアカデミーが3月、鹿島市で10日間の強化合宿を行いました。
合宿の前半はトレーニングや練習試合をこなし、後半は2017 Jリーグ U-16チャレンジリーグに参加しました。ピッチ外では渋谷観光や文化交流プログラムも体験。3月24日(金)には、文化交流プログラムの一環として鹿嶋市の皆様のご協力を得ながら、鹿嶋市立平井公民館で餅つきを実施しました。
合宿中の試合結果は以下の通りです。
練習試合(45分x2)
3/19(日) vs U-17カンボジアアカデミー 6-1(5-0)鹿島アントラーズジュニアユース
3/21(火) vs U-17カンボジアアカデミー 1-4(1-2)トレセン選抜
3/23(木) vs U-17カンボジアアカデミー 3-3(1-2)明秀日立高校
2017 Jリーグ U-16チャレンジリーグ (30分x2)
3/25(土)
vs U-17カンボジアアカデミー 0-2(0-2)横浜FC
vs U-17カンボジアアカデミー 1-0(1-0)サンフレッチェ広島FCユース
3/26(日)
vs U-17カンボジアアカデミー 0-1(0-0)鹿島アントラーズユース
vs U-17カンボジアアカデミー 1-3(0-1)FC町田ゼルビアユース
大会最終日の3/27(月)に開催予定だった試合が悪天候により中止となったため、最終的な順位はつかないまま終了しました。
今回の強化合宿は、国際交流基金アジアセンターの支援を受け、ASEAN各国を対象とした文化交流事業のひとつとして実現しました。国際交流基金アジアセンターは、「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」をキーワードに掲げ、日本とアジア各国との文化交流の機会を創出する事業を、JFAをはじめとする各種団体と協力して実施しています。
監督・選手コメント
井上和徳 監督
カンボジアフットボールアカデミーの選手たちは、日本に対しとても強い憧れを持っています。カンボジアでの日々の練習で「今、日本の選手たちはもっと頑張っていると思うよ」と話すと、選手の練習に対するモチベーションがさらに上がります。そんな選手たちにとって、同年代の日本選手と直接試合ができることは、自身の実力を図る上で大変貴重な機会です。勝てた試合も負けた試合もありましたが、選手の成長を実感できる試合ができ、うれしく思います。またキャンプを通して日本での生活を体験したことから、サッカー以外の面でも成長がみられました。
このような充実したキャンプは、我々の力だけでは実施することができません。日本サッカー協会やJリーグ、国際交流基金アジアセンター、鹿島アントラーズ、鹿嶋市の皆様の協力に感謝しています。今回お世話になったことで、日本サッカー界の組織力の高さを改めて認識しました。今後はサッカーの技術・戦術面だけでなく、日本サッカーの組織面における知識もカンボジアに共有したいと思います。
キムヘン 選手
慣れない寒さの中でのキャンプとなりましたが、精一杯やることができました。日本の方はみんな礼儀正しくフレンドリーで、いつも「ありがとうございます」と言ってくれました。日本に来て一番驚いたことは、人がいない交差点でもドライバーが信号を守っていることです。日本は環境も良く、食事も美味しく、衛生的で先進技術も豊富です。また、日本には世界基準のフットボールスタジアムもたくさんあります。今回も日本文化に触れる機会を設けていただき、大変勉強になりました。次もぜひ様々な日本文化に触れられればと思います。合宿ではサッカー以外の部分でも良い経験を積ませていただき、この経験をカンボジアでも活かせるよう、頑張ります。日本サッカー協会をはじめ、国際交流基金アジアセンター、Jリーグ、鹿島アントラーズ、宿舎や食堂の方々には大変お世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。
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