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熊本地震で鹿屋体育大学サッカー部がボランティア活動を行う
2016年04月22日
地震で大きな被害が発生した熊本県益城町では、鹿屋体育大学サッカー部がボランティアを行ったり、九州女子サッカーリーグに所属する益城ルネサンス熊本FCが避難所で子ども達と遊ぶ場を作ったりするなど、サッカーファミリーによるさまざまな活動が始まっています。
鹿屋体育大学サッカー部は、支援物資の集積拠点となっている倉庫で20日(水)、避難所への仕分け作業を手伝いました。監督の青木竜さんが、益城町サッカー協会と連絡を取り合い、益城町でボランティア活動をすることを決めました。早朝にサッカー部員、マネージャー計20人を乗せたバスが鹿児島県鹿屋市を出発し、約5時間かけて到着。地元消防団が行う仕分け作業を手伝いました。
また、益城町を拠点としている益城ルネサンス熊本FCは、避難生活を行っている選手を中心に、避難所近くのテニスコート場で子どもたちが遊ぶ場を作っています。クラブには全国各地からの支援物資が届き始めており、ボールで遊んだあと必要な方々に配布しました。
鹿屋体育大学が所属する九州大学サッカーリーグ1部や、益城ルネサンス熊本FCが所属する九州女子サッカーリーグは、今回の地震の影響で当面の試合が延期となっています。
被害の大きかった地域では、災害ボランティアセンターの受付が徐々に始まっていますが、地域によって異なるさまざまな状況に応じたきめ細かな活動が、サッカーファミリーに求められています。
コメント
森川和命 選手(鹿屋体育大学サッカー部)
地元の益城町出身です。自宅は住むことができない状態と聞いています。家族は避難所の駐車場で過ごしています。出身のチームとサッカー部の監督が連絡を取り合い、今回、ボランティアを行うことになりました。サッカー部のメンバーは、愚痴も言わずにやることをやってくれて、本当に助かりました。全国からさまざまな励ましのメッセージをいただいていることに感謝しています。