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U-15カンボジア代表が宮城県でトレーニングキャンプを実施
2015年07月27日
U-15カンボジア代表が、7月5日(日)から20日(月)まで宮城県で強化合宿を行いました。JICA(国際協力機構)、ベガルタ仙台、日本サッカー協会がアジア貢献事業の一環として協働して派遣している壱岐友輔氏が2014年からカンボジアアカデミーの監督を務めており、今回はU-15代表の監督としてチームを率いて来日しました。
この度のトレーニングキャンプの目的は、7月27日(月)からカンボジアで開催される、AFF U-16選手権および9月に開催されるAFC U-16選手権の予選に向けたチームの強化です。
自分たちよりも体が大きくスピードのある日本人選手と数多く試合する中で、早いパスワークやスペースを使ったカウンター攻撃を反復練習して身に付け、大会に向けた準備を行いました。
7月 8日(水)仙台育英高校 4-1(2-0) U-15カンボジア代表
7月11日(土)宮城工業高校 4-1(3-0) U-15カンボジア代表
7月12日(日)利府高校 1-1(0-0) U-15カンボジア代表
7月15日(水)東北学院高校 3-0(1st:2-0、2nd:1-0) U-15カンボジア代表(45分×3本)
7月18日(土)ベガルタ仙台U-15 10-1(2-0) U-15カンボジア代表
7月18日(土)ベガルタ仙台U-14 3-1(0-0) U-15カンボジア代表
チームはトレーニングや試合以外の時間を使って、被災地訪問、松島観光のほか、Jリーグの試合ではボールパーソンとして運営に参加。いつまでも心に残る活動を日々経験していました。また、宮城県庁に副知事を表敬訪問したあとは地元新聞社で取材を受け、翌日の新聞に大きく取り上げられたことは選手たちにとっても誇りになったようです。
今回の強化合宿は、国際交流基金アジアセンターの支援を受け、ASEAN各国を対象とした文化交流事業のひとつとして実現しました。国際交流基金アジアセンターは、「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」をキーワードに掲げ、日本とアジア各国との文化交流の機会を創出する事業をJFAをはじめとする各種団体と協力して実施しています。
監督・選手コメント
壱岐友輔 監督
宮城での合宿は、カンボジア帰国後に開催されるAFF U-16選手権に向けて非常によい準備となりました。試合結果だけを見ると1分4敗と残念な結果ですが、1年前の日本遠征に比べると、選手たちの技術、戦術への理解、フィジカル、メンタル全てにおいて成長していることを実感できました。選手たちは、宮城スタジアムでの練習、ベガルタ仙台の選手との交流、ベガルタ仙台ホームゲームのボールパーソン、被災地訪問、松島観光、U-14ベガルタ仙台への練習参加など、ピッチ内外においてとてもよい経験が出来たと感じています。この経験を生かしてこれからも選手達の成長を応援したいと思います。最後になりましたが、今回多大なるご協力を頂いた、国際交流基金アジアセンター、日本サッカー協会、宮城県サッカー協会、ベガルタ仙台などの関係者の皆様に御礼申し上げます。今後のカンボジアサッカーの発展を楽しみにしていてください。
ピャカデーキム コーチ
今回の合宿では、宮城スタジアムのような素晴らしい施設を利用でき、とても貴重な経験ができました。約2週間、ご協力頂いた皆様に心から御礼申し上げます。
バニーラフ 選手
選手たちは、今回の日本合宿で様々な経験ができました。一番の経験はベガルタ仙台のトップチームの試合でボールパーソンを務めたことです。プロチームの戦略や選手の動きなど、多くのことを学ぶことができました。また、ホームとアウェーのサポーターのチームに対する情熱や歓声に感動しました。
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