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中国サッカー協会指導者がJFAの指導者養成講習会を視察
2015年01月20日
中国サッカー協会の職員と指導者の3名が昨年11月30日から約1ヶ月間、日本サッカー協会が実施している指導者養成講習会の視察のため東京と静岡に滞在しました。滞在期間中は、B級・A級・A級U-12・S級の指導者養成講習会のほか、47都道府県サッカー協会のユースダイレクターが参加した研修会を視察しました。各指導者養成講習会では、インストラクターや受講者の方々と意見交換を行い、日本のサッカー関係者と交流を深めました。
今回指導者養成講習会を視察したグループを最後に、9月から4ヶ月に及んだ中国サッカー協会の視察・研修の受入プログラムの全日程が終了しました。
この研修視察は、国際交流基金からの助成で実現した長期研修プログラムです。国際交流基金は、世界各国において文化芸術や日本研究、知的交流など様々な国際文化交流事業を実施・支援しています。昨年3月に開催したJFA Women's International Coaching Course 2014や昨年9月から11月にかけて行われた中国サッカー協会指導者の女子サッカー・プロサッカー・グラスルーツ・ユース育成の各グループの視察にも助成を頂いています。
コメント
Wang XinLuo 氏 (中国サッカー協会担当責任者/中国サッカー協会技術部職員)
9月初旬より約4ヶ月にわたった中国サッカー協会の日本サッカー視察プロジェクトが無事終了しました。女子サッカー、プロサッカー、グラスルーツ、ユース育成、指導者養成の5つのグループで日本サッカーの全般を視察させて頂くことにより、全てのメンバーが、日本での貴重な経験や素晴らしい知識を得ることができました。日本サッカー協会には、すべてのグループに対して、充実した内容の視察スケージュルや素晴らしい環境の宿泊施設を手配して頂き、深く感謝しています。また、今回の視察プログラムは、国際交流基金の協力なくしては実現できませんでした。今後も日中サッカーの交流をより深め、両国およびアジアサッカー全体の発展に貢献していきたいと思います。
Zhang Peng 氏 (中国サッカー協会視察団メンバー)
日本サッカー指導者養成の全般を視察させて頂き、誠にありがとうございました。B級、A級、A級U-12、S級及び47ユースダイレクター研修会の視察を通して、インストラクターや受講生の方々と深く交流でき、良好な関係を築くことができました。この1ヶ月でサッカーについて、色々勉強し、大変良い経験になりました。また期間中、日本のサッカー界の方々は常に親切にご対応いただきました。本当に楽しく有意義な視察ができて、感謝の気持ちでいっぱいです。
Liu Gang 氏 (中国サッカー協会視察団メンバー/成都市サッカー協会テクニカルダイレクター)
視察期間中に日本サッカー界の方々からはサッカーに対しての熱意がとても強く感じられました。日本サッカー全体が共有する理念に触れ、それを礎にしたユース育成及び指導者養成のシステムは本当に完備されていることを知りました。特に日本固有のA級U-12のコーチライセンスは日本サッカーの発展に非常に役に立つと思っています。日本で見たことや学んだことを中国に持ち帰り、必ずや中国サッカーの発展に貢献していきたいと思います。