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I神戸と浦和が決勝進出 高円宮妃杯 JFA 第30回全日本U-15女子サッカー選手権大会

2025年12月26日

I神戸と浦和が決勝進出 高円宮妃杯 JFA 第30回全日本U-15女子サッカー選手権大会

高円宮妃杯 JFA 第30回全日本U-15女子サッカー選手権大会は12月25日(木)、東京都のAGFフィールドで準決勝の2試合を実施。27日(土)に行われる決勝に進出するチームが決まりました。

ピックアップマッチ1

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 2-2(前半1-2、後半1-0、PK3-4) INAC神戸テゾーロ

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15(関西1/大阪)とINAC神戸テゾーロ(関西2/兵庫)は今季リーグ戦で2度対戦し、C大阪が1勝1分。「公式戦で仕返しできるのは全国大会しかなかった。絶対関西ダービーを勝とうと思っていた」と話す中原艶光選手が6分に相手GKへのパスを奪ってゴールに迫るなど、リベンジを狙ったI神戸のペースで試合が進みます。

C大阪は前線から圧力をかけてくるI神戸の守備に苦しみながら攻撃の機会を伺うと、8分には平田姫彩選手が上げたクロスがI神戸のハンドを誘発し、PKを獲得。林優明選手が冷静に決めましたが、以降が続きません。

試合の流れは再びI神戸に傾き、23分には松山優日菜選手からのスローインを受けた中原選手が同点弾をたたき込むと、直後の24分にはC大阪からボールを奪った下江世夏選手がロングシュートを決めて一気に逆転まで持ち込みます。

後半は一進一退の攻防が続きましたが、60分にはC大阪が左サイドでFKを獲得。林祐未選手がゴール前に入れたボールを寺田莉紗選手が頭で合わせて同点に追い付くと、勝負の行方はPK戦に委ねられることになりました。

ここでヒロインとなったのは「1本目を止めて、INACの流れにしようと思っていた」と話す、I神戸の宮地絢花選手です。稲岡稟乃選手の助言を生かして、2本のキックを防ぎ、2-2(PK4-3)での勝利を引き寄せました。

ピックアップマッチ2

三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース 2-1(前半1-1、後半1-0) JFAアカデミー福島

三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース(関東1/埼玉)とJFAアカデミー福島(東北1/福島)による第2試合は最後まで目が離せない試合展開となりました。

「練習でいろいろアカデミーへの対策を立てていたことが発揮できた」と浅野伶央選手が口にする通り、序盤に主導権を握ったのは浦和。岡本遥花選手を中心に後方でテンポよくボールを動かしながら、浅野選手と増田彩衣里選手のサイドアタックを引き出し、手薄になっていたac福島の脇を狙います。

10分には右クロスのこぼれ球を河合萌花選手がシュート、29分にはロングフィードから相手DFの背後へと飛び出した浅野選手がゴールを狙うなど見せ場をつくりながら1点が遠い展開を強いられましたが、34分には増田選手が勢いよく左サイドを突破します。

ゴール前に上げたクロスのこぼれ球から放った徳生花音選手のシュートはac福島の守備陣がブロックし、混戦となりましたが、虎視眈々と狙っていたのは仙石みのり選手。「味方がキーパーとやり合ってくれたので、そこで自分がもらえたチャンスだなと思っていた」と冷静にゴールへと流し込み、浦和が均衡を崩しました。

40+2分にはCKからac福島の田中愛純香選手に同点ゴールを決められましたが、選手に焦りの色は見られません。後半も7本のシュートを打つなどチャンスをつくり続けると、試合終了間際の80分には仙石選手のクロスから小林花音選手がヘディングシュートを決めて勝負あり。2-1で勝利した浦和が決勝進出を決めました。

監督・選手コメント

寺田莉紗 選手(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15)
自分から声を掛けたり、リーダーシップを取ることが苦手でしたが、一年間キャプテンをやらせてもらい、この大会では前向きな声掛けやコーチングができるようになりました。今日は受け身にならず、どんどん前から行こうと話していたのですが、相手の勢いを受けてしまった。失点してから、セレッソが大事にしている明るい雰囲気が崩れたのも痛かったです。前向きな声を掛けることができていれば、違う試合展開になった気がします。

宮地絢花 選手(INAC神戸テゾーロ)
自分たちのチームには44人いて、この大会に来ることができなかった選手もいます。決勝にいけば、みんなが応援に来ることができるので、絶対に勝ちたかった。そのためにやりきろうという気持ちをみんなが持っていたことが、3失点を防ぐ力になりました。I神戸はこの大会で優勝したことがないので、自分たちの代の44人で歴史を変えたい。応援の力は強いと思うので、みんなの力を借りて決勝でも勝てるように頑張ります。

仙石みのり 選手(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
ac福島は前からどんどん奪いにきて、自分たちのサッカーをやらせてくれないと分かっていたのですが、それでも練習からやってきた自陣からつなぎ、攻守にわたって切り替えの速いサッカーを目指していました。最初は相手にのまれてしまうかなと思っていたのですが、声を掛け合いながら後ろの選手が落ち着いてボールを前に運べていたから、自分たちも前の選手も安心してプレーできました。取られたら取り返すところをみんなで徹底してやれていたのでよかったです。

佐藤令治 監督(JFAアカデミー福島)
相手陣内でサッカーをしようと今年一年やってきたのですが、前でボールを奪い切れなかったため、自分たちの時間がつくれませんでした。試合を通して苦しい時間が長かった中、最後まで粘り強く戦った選手たちをたたえたいです。ここでサッカー人生が終わるわけではありません。昨年の選手たちもこの大会で悔しい思いをして、今夏のクラブユース選手権で浦和レッズに勝ってリベンジしました。この悔しさをトレーニングや日々の生活に生かしてほしいです。

大会期間:2025年12月6日(土)~12月27日(土)
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