山形県
ながいユナイテッドFCが激闘を制し、全国大会初出場を決める!
ながいユナイテッドフットボールクラブ 1-0(前半0-0、後半1-0) サルバトーレ櫛引SCジュニア
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会 山形県大会の決勝が11月8日、山形市球技場で行われました。
気温14度、快晴の中で行われた決勝戦は、共に全国大会初出場を目指す、ながいユナイテッドフットボールクラブとサルバトーレ櫛引SCジュニアの対戦となりました。
ながいユナイテッドは、決勝まで4試合を戦い、準々決勝はPK戦を制し、準決勝は1点差の厳しいゲームを勝ち残ってきました。一方のサルバトーレ櫛引も、決勝まで4試合を戦い、準々決勝と準決勝と1点差の接戦を制してきました。
試合は立ち上がりから、ながいユナイテッドのパスワークが冴えボールを支配しながらチャンスをうかがいます。中村快生選手を基点に井上敢太選手、和久井博斗選手にボールを繋ぎシュートを放ちますが、得点には至りません。19分には、ゴールまで約25mと距離のある位置からのFKで直接シュートを狙いましたが、惜しくもゴールポストに阻まれゴールにはなりませんでした。一方、サルバトーレ櫛引は、少ないチャンスの中、一瞬の隙をついて、奪ったボールを前線の渡部優選手に素早く繋ぎ攻撃を試みますが、ながいユナイテッドの堅い守備に阻まれ、ゴールを奪うことが出来ませんでした。
後半に入り、ながいユナイテッドは前半よりもコートを広く使ったボール回しから、相手ゴールに向かいます。27分と30分にながいユナイテッド和久井選手がゴール前で2人を交わしシュートを放ちますが、ゴールを捉えることが出来ず、得点には至りません。31分サルバトーレ櫛引の渡邉宗琥選手が相手DFと1対1になりますが、ながいユナイテッドDFの体を張った守備に止められます。33分、サルバトーレ櫛引が相手ゴール前に侵入し3対3のチャンスになりますが、GKの好判断の飛び出しでシュートを打たせてもらえません。
後半終了間際、サルバトーレ櫛引が右サイドから攻め上がり、中に走りこんだ渡邉選手に合わせようとクロスボールを上げますが、ながいユナイテッドの堅い守備ブロックに防がれシュートを打つことが出来ませんでした。そのまま後半終了し、両チーム無得点のまま試合は延長戦へ突入します。
延長戦前半はどちらにもシュートチャンスはなく、延長後半戦へ。延長後半3分にながいユナイテッド和久井選手が相手を1人交わし20m付近からのロングシュートを放ちますが、惜しくもゴールポストに当たり、得点には至りません。ながいユナイテッドはさらに攻勢を強め、延長後半4分に井上選手からペナルティエリア右側でフリーの和久井選手にボールをつなぎ、和久井選手が冷静に相手2人を交わしてゴール右へシュート、待望の先制点となりました。このゴールが、そのまま決勝点となり試合終了。ながいユナイテッドフットボールクラブが1対0で延長の激戦を制し、初の全国大会出場を決めました。
監督・選手コメント
大沼通 監督(ながいユナイテッドフットボールクラブ)
守備を固める相手に対し、前半から主導権を握りながら得点を取れなかったことで、後半はサイドを広く使うように選手に伝えました。サイドチェンジを使いながら相手の守備のブロックを揺さぶれたことが、最後の最後に実を結んだと思います。全国大会では、得点のチャンスは限られてくるので、少ないチャンスをものにできるよう、大会までにバイタルエリアでの攻撃の精度を上げ、勝ちに拘って戦ってきたいと思います。
井上敢太 選手(ながいユナイテッドフットボールクラブ)
試合を前に「勝てば全国大会!」と、チーム全員が高いモチベーションで臨むことができました。試合は前半からペースを握れていたので、最後に決めきれてよかったです。
和久井博斗 選手(ながいユナイテッドフットボールクラブ)
決勝戦は県大会の中でも一番緊張しました。試合は前半からシュートは打てていましたが、相手の高い集中力と粘り強い守備に苦戦しました。最後にゴールを決めることができてよかったです。
優勝 | ながいユナイテッドフットボールクラブ |
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準優勝 | サルバトーレ櫛引SCジュニア |
3位/4位 | モンテディオ山形ジュニア村山 / FCドラゴン |
努力賞 | サルバトーレ櫛引SCジュニア |
準優勝:サルバトーレ櫛引SCジュニア
3位:モンテディオ山形ジュニア村山
4位:FCドラゴン