大会要項
趣旨
日本の将来を担う子どもたちのサッカーへの興味・関心を深め、サッカーの技術・理解を向上させると同時に、サッカーを通じて心身を鍛え、リスペクトの精神を養い、クリエイティブでたくましい人間の育成を目指し、その研修の場として本大会を開催する。将来に向けて大きく成長するための準備として、この年代にふさわしいゲーム環境を提供することにより、育成年代で年代に応じた豊かな経験を積み重ねる中で自ら成長していくことのできるようサポートする。子どもたちや周囲の大人が、サッカー、スポーツの素晴らしさに触れ、生涯にわたって楽しみ、関わっていけるよう、文化として醸成していくことを目指す。
名称
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会
主催
公益財団法人日本サッカー協会
公益財団法人日本スポーツ協会
日本スポーツ少年団
読売新聞社
主管
一般社団法人鹿児島県サッカー協会
後援
スポーツ庁 / 日本テレビ放送網 /
報知新聞社 /
鹿児島県 /
鹿児島県教育委員会 /
公益財団法人鹿児島県体育協会 /
鹿児島市 / 鹿児島市教育委員会
特別協賛
YKK
協賛
花王 / 日清オイリオグループ / ゼビオ / 日本マクドナルド / カバヤ食品
協力
モルテン
日程・会場
開催日
2020年12月26日(土)~12月29日(火)
会場
1次ラウンド・ラウンド16:
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝:
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝:
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
組合せ
2020年12月1日(火)に発表する。
代表者会議
2020年12月20日(日) 18:00 WEB上にて開催
開会式
実施しない
参加資格
- (1) 「参加チーム」は、大会実施年度に日本サッカー協会(以下「本協会」)第4種に加盟登録したチ-ム(以下「加盟チーム」)であること(準加盟チ-ムを含む)。
- (2) 上記「参加チーム」の構成は、単一「加盟チーム」に限られ、その「加盟チーム」は年間を通じて継続的に活動していること。
- (3) 「参加選手」は、上記「加盟チ-ム」に所属する選手であること。
- (4) 都道府県大会から全国大会に至るまでに、同一「参加選手」が異なる「加盟チーム」への移籍後、再び参加することはできない。
- (5) 女子選手については、(クラブ申請を承認された)同一クラブ内の他の「加盟チーム」から参加させることも可能とする。
- (6) 「参加チーム」及び「参加選手」は、都道府県大会で優勝したチーム・選手とする。
当該チームの都道府県大会への登録選手数が20名に満たない場合は、「加盟チーム」内の選手から補充することができる。 - (7) 「参加チーム」はU-12リーグに参加していること。ただし、新型コロナウイルス感染症対応の影響により、所属するU-12リーグが開催されない場合、本項を適用外とする。
- (8) 引率指導者は「参加チーム」を掌握指導する責任ある指導者であること。また、ベンチ入りするチーム役員の内1名以上が本協会公認指導者ライセンス(D級コーチライセンス以上)有すること。
- (9) 「参加選手」は健康であり、且つ保護者の同意を得ること。
参加チームとその数
参加チームは、以下により選出された48チームにて行う。
- (1) 都道府県代表として各1チーム 計47チーム
- (2) 前年度優勝チーム枠として1チーム(第43回大会優勝チーム都道府県:神奈川県)
※単一「加盟チーム」から2チームが出場しても構わない。
大会形式
- (1) 1次ラウンド:出場48チームを4チームごとの12グループに分けリーグ戦を行う。
なお、前年度優勝チーム枠による同都道府県出場チーム同士は、同グループでは対戦しない。 - (2) 1次ラウンドにおける順位の決定方法は、勝利3点、引分1点、敗戦0点の勝点により、勝点の多い順に決定する。なお、勝点の合計が同一の場合は、以下の項目に従い順位を決定する。
① 全試合の得失点差(総得点-総失点)
② 全試合の総得点
③ 当該チーム同士の対戦成績(勝敗)
④ ①~③の全項目において同一の場合は、抽選により決定する。 - (3) また、1次ラウンドの各グループ2位チームのうち、決勝ラウンドに進出する4チームは、以下の順序により決定する。
① グループ内での勝点合計
② グループ内での得失点差
③ グループ内での総得点数
④ ①~③の全項目において同一の場合は、抽選により決定する。 - (4) 決勝ラウンド:1次ラウンド各グループ1位チーム及び各グループ2位チームの上位4チーム計16チームによるノックアウト方式にて優勝以下第3位までを決定する。(第3位決定戦は行わない)
なお、1次ラウンド同組同士はラウンド16では対戦しない。
競技規則
大会実施年度の本協会「サッカー競技規則」および「8人制サッカー競技規則」による。
競技会規定
以下の項目については本大会の規定を定める。
- (1) 競技のフィールド
フィールドの表面は、天然芝とする。
サイズは以下のとおりとする。
フィールドの大きさ: 長さ(タッチライン)68m × 幅(ゴールライン)50m
ペナルティーエリア: 12m
ペナルティーマーク: 8m
ペナルティーアークの半径: 7m
ゴールエリア: 4m
センターサークルの半径: 7m - (2) ボール
試合球はモルテン社製「ヴァンタッジオ5000キッズ(F4A5000・4号球)」とする。
また、準決勝および決勝はマルチボールシステムを採用する。 - (3) 競技者の数
競技者の数:8名(8名に満たない場合は試合を行わず、得点を0対3として敗戦したものとみなす。試合中に怪我等による人数不足により8名に満たなくなった場合には、そのまま続行する。ただし、新型コロナウイルスの影響により8名に満たない場合、7名~6名の場合は当該チームの意向を確認の上で実施可否を判断し、6名に満たない場合は中止とする。一方のチームが8名に満たない場合、両チーム同数とする。)
交代要員の数:8名以内
交代を行うことができる数:制限なし(交代して退いた競技者は交代要員となり、再び出場することができる。) - (4) ベンチ入りするチーム役員の数:2名以上3名以下(これに反した場合には、チーム役員に対し大会規律委員会より懲罰を科す。)なお、1名以上が本協会公認指導者ライセンス(D級コーチライセンス以上)を有すること。
- (5) 審判員
1人の主審と補助審判が指名される。 - (6) テクニカルエリア
設置する - (7) 競技者の用具・ユニフォーム
① 本協会のユニフォーム規程に基づいたユニフォームを使用しなければならない。
② 本競技会に登録した正・副2組のユニフォーム(シャツ、ショーツ及びソックス)を試合会場に持参し、いずれかを着用しなければならない。
③ 正・副の2色については明確に異なる色とする。
④ 審判員は、対戦するチームのユニフォームの色彩が類似しており判別しがたいと判断したときは、両チームの立ち会いのもとに、その試合において着用するユニフォームを決定する。
⑤ 前項の場合、審判員は、両チームの各2組のユニフォームのうちから、シャツ、ショーツ及びソックスのそれぞれについて、判別しやすい組み合わせを決定することができる。
⑥ ソックスにテープまたはその他の材質のものを貼り付ける、または外部に着用する場合、ソックスと同色でなくても良い。
⑦ アンダーシャツの色は問わない。ただし原則としてチーム内で同色のものを着用する。
⑧ アンダーショーツおよびタイツの色は問わない。ただし原則としてチーム内で同色のものを着用する。
⑨ Jクラブ傘下のチームについては、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のユニフォーム要項に認められたユニフォームであれば使用を認められる。ただし一部でも仕様が異なる場合は認められない。ユニフォームへの広告表示については本号⑭に準じる。
⑩ ユニフォーム(シャツ・ショーツ・ソックス)については、正の他に副として、正と色彩が異なり判別しやすいユニフォームを参加申込書(WEB登録)の際に記載し、各試合に必ず携行すること(FP・GK用共)。本協会に登録されたものを原則とする。
⑪ シャツの前面・背面に参加申込の際に登録した選手番号を付けること。ショーツの選手番号についてはつけることが望ましい。
⑫ 選手番号については、参加選手ごとに大会に登録されたものを使用する。
⑬ ユニフォームの色、選手番号の参加申込締切日以後の変更は認めない。
⑭ ユニフォームへの広告表示については、日本サッカー協会 第4種大会部会が別途定める規定に基づくものでなければならず、2020年12月14日(月)までに本協会に承認された場合にのみ認められる。
※本協会ユニフォーム規程第10条において適用除外を受けた日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属するクラブの下部組織のチームは、当該クラブのトップチームと同一のユニフォーム広告を掲示することが認められる。但し、アルコール等、未成年チームにふさわしくない広告については除外する。 - (8) 試合時間
① 試合時間は40分(前後半各20分)とする。
ハーフタイムのインターバル(前半終了から後半開始まで):原則10分間
② 規定の試合時間内に勝敗が決しない場合
1次ラウンド:引き分けとする。
ラウンド16・準々決勝:ペナルティキック方式により勝利チームを決定する。
準決勝・決勝戦:10分間(前後半各5分)の延長戦を行い、なお決しない場合はペナルティキック方式により勝利チームを決定する。
新型コロナウイルスの影響により試合中止の場合、1次ラウンドでは当該チームに関する全ての勝敗を無効とする。ラウンド16以降ではもう一方のチームが次回戦へ進出する。
延長戦に入る前のインターバル:原則5分間
ペナルティキック方式に入る前のインターバル:原則1分間
③ アディショナルタイムの表示:行う - (9) 交代の手続き
① 交代して退く競技者は、交代ゾーンからフィールドの外に出る。ただし、交代して退くゴールキーパー は、境界線の最も近い地点からフィールドの外に出なければならない。
② 交代要員は、交代ゾーンからフィールドに入り、競技者となる。
③ 交代は、ボールがインプレー中、アウトオブプレー中にかかわらず行うことができる。
④ 交代は、主審、補助審判の承認を得る必要はない。
⑤ ゴールキーパーは、事前に主審に通知した上で、試合の停止中に入れ替わることができる。
交代で退く競技者が負傷している場合は、主審の承認を得た上でどこからフィールドを離れてもよい。 - (10) 負傷者の対応
主審が認めた場合のみ、最大2名ピッチへの入場を許可される。
懲罰
- (1) 本大会の予選(都道府県大会)は懲罰規定上の当該競技会とみなし、予選終了時点で退場による未消化の出場停止処分は本大会において順次消化する。
- (2) 本大会は、本協会「懲罰規程」に則り、大会規律委員会を設ける。
- (3) 大会規律委員会の委員長は第4種大会部会長とし、委員については委員長が決定する。
- (4) 本大会期間中に警告を2回受けた選手等は、本大会の次の1試合に出場できない。1次ラウンド終了時点で、累積の警告は消滅するものとする。
- (5) 本大会において退場を命じられた選手等は、自動的に次の1試合に出場できず、それ以降の処置については大会規律委員会において決定する。
競技者が退場を命じられた場合は、その競技者のチームは交代要員の中から競技者を補充することができる。主審は競技者が補充されようとしている間は、試合を停止する。 - (6) 本協会諸規程および本記載事項にない事例に関しては、大会規律委員会にて決定する。
表彰
- (1) 優勝チームには内閣総理大臣杯並びに表彰状、アルゼンチン共和国杯、本協会による表彰状の他、優勝旗並びにトロフィーを授与する。
- (2) 準優勝チームには文部科学大臣賞並びに本協会による表彰状とトロフィーを授与する。
- (3) 第3位チームには本協会による表彰状とトロフィーを授与する。
- (4) フェアプレー精神の育成・向上のため、フェアプレー賞を本協会が別途定める選考基準に従い、 トロフィー及び副賞を授与する。
- (5) その他、本協会第4種大会部会が別途定める規程に基づき、表彰を行うことができる。