滋賀県
同地区対決を圧倒的な攻撃力で制し、A.Z.R初優勝!
A.Z.R 5-0(前半4-0、後半1-0) 水戸ジュニアフットボールクラブ
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会 滋賀県大会の決勝が11月23日、晴れ間がのぞきましたが肌寒い空の下、守山市のビッグレイクで行われました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、例年とは異なり無観客での試合となりました。ベンチの控え選手は全員マスクを着用し、エスコートキッズや試合前後の握手も取りやめ、出場選手達の安全に配慮した形式で行われました。決勝のカードは、準決勝で県大会4連覇を狙うアミティエ・スポーツクラブ草津を逆転勝利で撃破したA.Z.Rと、同じく準決勝で強豪オールサウス石山SCJrに試合終了直前で追い付き、PK戦で11-10という激闘の末に決勝の切符をもぎ取った水戸ジュニアフットボールクラブの対戦となりました。甲賀ブロック地区予選で好敵手として戦い、ともに県大会に勝ち進んだ同地区チーム同士の対決となりました。どちらも勝てば初の滋賀県チャンピオンとなります。
前半は水戸のキックオフで試合が開始されました。開始直後からA.Z.Rがペースをつかみ、ゲームを支配する展開になりました。6分、早速ゲームが動きます。A.Z.Rの奥村玲央選手が左サイドの突破からシュートを決め、1-0とA.Z.Rが先制します。勢いを増したA.Z.Rの選手たちの動きが更に良くなり、ここから畳みかけるように得点を重ねます。8分、右サイドからのクロスボールがこぼれたところに良いポジションをとっていた大嶋雫久選手が詰めて2点目。続く9分、中央からドリブルで抜け出した小澤璃久選手がゴールを決めて3点目。そして10分、奥村選手が左後ろからのロングボールをワンタッチで合わせて4点目を奪います。水戸は守備に人数をかけ、ボールを奪うとロングボールを起点とするカウンター攻撃で得点を狙いますが、単発の攻撃に終わりなかなかチャンスをつくることが出来ません。その後、両チーム共に、得点は入らず、そのまま前半が終了しました。
後半に入ってもA.Z.Rは攻撃の手を緩めません。ピッチを広く使いながら両サイドを起点に長短のパスとドリブルで終始試合の主導権を握ります。反撃したい水戸も粘り強く対応し、後半は双方ともに点が入らず膠着状態が続きましたが、37分、A.Z.R はキャプテンの古荘隆太選手が中央から素晴らしいミドルシュートを決めて、5-0となりました。その後、試合は動かずにタイムアップ。A.Z.Rが同地区対決を圧倒的な攻撃力で制し、初の滋賀県制覇を成し遂げました。
監督・選手コメント
東祟史 監督(A.Z.R)
このチームは、5人のメンバーで小さな公園からスタートし、ここまで来られて非常に嬉しいです。私たちは子供たち個々の判断を大切にしてゲームを組み立てています。アミティエさんが4連覇のかかる大会でしたが、私たちはチャレンジャーとしてどこのチームにも負けない経験をしてきたので、自信を持ってやれました。 今年はコロナ禍で、いつも利用しているグラウンドが使えないこともあり、ランニングを多くするなど工夫して練習を行いました。全国大会は、滋賀県代表として、必ず優勝して帰ってきたいと思います。
古荘隆太 選手(A.Z.R)
初優勝の実感があまりないですが、しっかり最後までプレーして勝てて嬉しいです。後半のシュートはしっかり落としてもらったので狙ったところに決められて気持ち良かったです。試合中はゲームを作るために少し下がって全体をコントロールするようにしました。またキャプテンとして声を出して集中し、チームを盛り上げることを心掛けました。今後の目標は、全国大会で滋賀県代表としてしっかり優勝して終わりたいです。
山岡凌陽 選手(A.Z.R)
全日本U-12の県大会で初めてチームが優勝することできてとても嬉しいです。準決勝、決勝前のチームの雰囲気は、チームのみんなが勝とうと必死に盛り上がっていました。準決勝の対戦相手のアミティエには、5年生の時の県大会準決勝で負けていたので、今日は勝ちたかったです。今日はうまく勝てて本当に嬉しかったです。最後に今後の目標は、全国大会の全試合、みんなでいいプレーをして優勝したいです。
優勝 | A.Z.R |
---|---|
準優勝 | 水戸ジュニアフットボールクラブ |
3位 / 4位 | アミティエ・スポーツクラブ草津A / オールサウス石山SCJr |
努力賞 | 水戸ジュニアフットボールクラブ |
準優勝:水戸ジュニアフットボールクラブ
3位:アミティエ・スポーツクラブ草津A
4位:オールサウス石山SCJr